第2話 自殺という魔法
半年が経った。
男は万を試したが、燕は涙を流さない。
塔の頂上で夜空を眺めていると、男は思い付いた。
自分が死んだらどうだ?
燕の頭を撫で、男は飛び降りた。
ドンと鈍い音がした。
燕は男に抱き着いて、涙を流した。
ファンタジー短編録 ~前後偏200文字小説集~ ノンレム睡眠 @NonRemSleep
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