この作品を読んだ時、200字とだけあってとても簡潔でまるでショートショートを読んでいるような気分だった。極端に例えると、星新一のような。
そして星新一のように優しくて平易な文章で男の死が語られた。
私は簡潔に物語を語るのが苦手で、くどくなってしまうので文字書きとして羨ましい能力だ。
「燕は涙を流さない」この文が心に残っている。簡潔な言葉なのに、むしろ印象に残ってしまうのだ。
私が書くのは基本長編か6000〜8000字程度の短編だが、たまにはショートショートにチャレンジしてみようか。
そんな気持ちになった風呂上がりであった。