第19話 日常回〜ただただ義妹が可愛いだけの話し〜
「お兄ちゃん…おはよ。」
「んっ…やば…部室で寝てたな。今何時だ?」
「18時だよ。さっきまで莉菜ちゃんと遊んでたんだけど、お兄ちゃんが部室で寝てるかもって愛華さんから連絡貰って…風邪ひくから帰ろ?」
「そうか…悪いな。最近忙しくて家事もまともに出来てないし家に帰るのも遅いしな。」
「お兄ちゃんは人気者だから仕方ないよ。新歓は1年生はやる事ないし気にしないで?でも…少し寂しいかも…」
「…抱きしめていいか!?充電しまーす!!」
「くす…いいよ?私も充電出来るし一石二鳥だね?」
「ぐは!可愛いすぎる!100%振り切るだろそんなん!!」
……………………………………………………………
「…よし!はぁ〜癒された!ありがとうな姫沙!帰ろうか?今日は俺がご飯作るよ!」
「ほんと?疲れてるなら無理しなくてもいいよ?でも…嬉しい…」
2人は部室を後にし、帰路に着くのであった。
「そういや、なんで愛華は俺が部室で寝てるって分かったんだろうな?」
「去年もそんな事が結構あったって言ってたよ?愛華さんと紫季さんが同じクラスだったからよく起こしに行ってたって。」
「そういやそうだったな…愛華はなんだかんだ付き合い長いからな。まぁ、俺は義妹さえいればいんだがな…チラッ」
「くす…チラッってしてて可愛いなーお兄ちゃんは。そういえばお願いなんだけど…新歓で莉菜ちゃんが少しクラス委員の仕事あるみたいで、すぐ終わるとは言ってたけどその間一緒にいてもらってもいい…?」
「…!どんな手を使っても一緒にいるから心配しなくていいぞ!ナンパもあるかも知れんし誰の女(義妹)か分からせんとな!!そういや姫沙はなんか部活入んの?結構いろんな部活あるけど…新聞部だけはやめてくれよ…?」
「くす…嬉しい。ありがとうお兄ちゃん。慎二さんも紫季さんも良い人だけど私にはあの2人にはつけていけないかなー。またお料理クラブに入って愛華さん達にお世話になるつもりだよ。お兄ちゃんにいっぱい美味しいご飯食べて欲しいから…」
「…是非毒見役には俺を!!どんな予定を無視しても姫沙の料理食べに行くからな!!」
「くす…嬉しい。」
「今日は何が食べたい?この間は寿司握ったから今回は肉?麺?ピザ?」
「うーん…悩むなぁ。今日はパスタかな?茹でるだけだしお兄ちゃんの負担も少ないしパスタ好きだし。」
「なんて出来た義妹なんだ!しくしく…よし!究極のパスタ作ろう!味は何が良い?」
「なんでも美味しいけど、ミートソースが今日は良いかな。だって…口についたソースとって?って甘えられるから…お兄ちゃんのソースもとってあげるね?」
「……ぁああ!!姫沙が俺を殺しにかかってきて辛い!なんて可愛い事言うんだ…ぴえん。もうめっちゃソースつくように食べよっと!!」
「くす…そうと決まれば早く行こ?お兄ちゃん。」
姫沙はいつものように京介の手をしっかりと握りとどめを刺すのであった。
人生山あり谷ありって言うけど、何もないのが1番だよなー UK @u-suke
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