彼岸橋

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彼岸橋

 道を独り歩く男の姿が暗い夜道の中にぼんやりと浮かんでいる。手には何も持っておらず、靴も履いていない。

 男の表情は立ち込める闇に隠され、望むことは叶わないが、鎌首のように曲がった背筋からは焦燥が窺えた。

 男は何故この道を歩くのだろうか。誰もいない、気味の悪いほど静かな道だ。

 道中に立ち並ぶ電灯が、窪みの目立つ石畳に光を零す。行方も無しに、途方に暮れた羽虫たちが群れて群れて、死場を自ら作ろうとしている。

 男の容貌が鈍い明りに照らされて露わになる。面の皮が頬骨に引っ張られている。男は夜を徘徊する骸である。この世のものとは思えない不気味なものだ。

 その面は、男が既に長くは無いということを明瞭にしている。

 男の足取りは重たいわけではない。自らが向かう場所を知っているように悠然と歩んでいる。幾つの電灯を横切っただろうか。一つ一つ過ぎていく毎に、暗夜に漲る光の湖に、身投げした羽虫の羽が、倍に倍にと増えていく。

 花の香りに寄せられた羽虫たちのように、点々と溜まっている光を辿りながら、男は蕭然とした闇の、奥に、奥に、と進んでいく。

 ある電灯を境に石畳は柔らかい土に、電灯の鈍い光は儚い蛍のものに変化する。

 男は時々ぬかるみに足を取られながら、たどたどしい足取りで進んで行く。土に染みていた水が蛍の光に照らされ、蒸気となって空気中に放散される。

 それが収縮し、濃霧となって男の前に立ちはだかる。湿り気は無い。男が踏み出した右足が、次に左足が、最後に鎌首とその身体が呑まれていく。

 濃霧の中より出でた男の姿は変容していた。世界が変化したのだ。

 先に身を包んでいた汗のべっとりついたスーツではなく、どこか清潔感を漂わせる白装束である。他にも随所に変化が及んでいるが、その中でも変化が顕著に見られるのがあの湾曲していた身体であろう。重力に従うままだった背骨が、それに逆らうように真っ直ぐ天に向かって伸びている。それは高潔な自負の表れのようだ。

 顔にも肉がつき、頬骨の跡が残る他は至って健康に見える。男は自分の変化に気が付いていない。

 道なき道の先に、紅く嫋やかな彼岸の花が咲き誇っている。

 男は湿った土から離れて、血の池の如き紅さの花園へと足を入れる。

 遂に、一種の義務感によって動かされていた男の足が止まった。糸の切れた傀儡のように力なくその場に崩れ落ちた。地面に近づいた顔面の、血色の好い唇が彼岸の花と接吻を交わした。

 男の瞳から四滴の涙が流れ落ちる。落ち行く雫は彼岸の花々の美しさだけを取り込んで、その花弁を伝い、そして地面に触れ、刹那に破裂する。まるで花が涙している様である。

「そこの御方」

 それは深い感動を享受している男に対しての言葉であった。

「もし、そこの御方」

 瞑目し、男はこの感動を抱えたまま静かに眠りにつこうとする。瞼の裏には男の理想とした闇が広がっている。もはや誰の干渉も受けたくない男が身体を丸める。

「聞こえておりますでしょう。貴方ですとも。そう貴方ですとも」

 何者かが花園の中を無造作に歩き進んでくる。

 そして、男の襟を持ち上げた。否応無しに男は起立せざるを得なかった。

「何者だ!俺の邪魔をするな!」

 瞼に隠されていた瞳の奥にはごうごうと燃え盛る焔が宿っている。しかし、男の眼前に立つ何者はお構いなしと続ける。背丈が高く、摩訶不思議な雰囲気を纏っている。

「私は裁定者です。貴方の裁定をしたいと思い、この花園に馳せ参じた所存です。どうか、その焔をお収めください」

「貴様の言うことなど聞くものか!裁定だと!俺にはこの彼岸の花園で眠る以外に望むことなど存在しない。即刻立ち去れ!」

 男は昂然とした態度と共に、襟を掴む真っ白な手を払いのける。

「そうはいきません。これは私の職務であり、義務なのです。それを放棄しようものなら、裁定者である私の最大の恥辱として、私は私自身を永劫に蝕み続けることでしょう。ですから、何卒…何卒恩赦を…」

 裁定者は男よりも高い位置にある腰を曲げ、男のみぞおち辺りまで頭を下げる。

深々と頭を垂れる裁定者に男はたじろぐ。かつての我が身の上を投影して、この裁定者が不憫に思えてきたのだ。

 男は裁定者に頭を上げるよう促す。案内を頼んだ。

 嬉々とした表情で前を歩む裁定者の脚に彼岸の花が触れる。直線状に拓かれた道をなぞるように男は裁定者の背中を追う。

 すると、風がどこからともなく吹いてきた。

 彼岸の花弁が宙を舞い、男の視界を真紅に染め上げる。花弁の嵐に巻き込まれ、自分が何処に居るのか判らなくなる。形の定まらない紅の残像に暫し呆然とする。

 視界が晴れると、男の耳に花園の縁から大気を裂くような空洞音が轟く。裁定者は縁の際に立ち停まる。男は裁定者の後ろから音の源を窺う。

 縁の先は闇に沈んでいた。大きく口を開いた渓谷がそこにはあった。

 断崖に挟まれて形成された谷は暗澹としていて、新月の海のようである。その二つの断崖を結ぶ一本の橋が男の眼に映る。

「これは彼岸橋と言います」

 裁定者は男に向き直って言う。裁定者の毛髪は深雪の白さで、容貌には老練な思慮深さを示すように皺が刻まれている。

「貴方の運命を、不肖ながら、裁定させていただきます」

 男は言い知れぬ不安に襲われる。

「裁定とは如何なものか」

 不安から、言葉が零れる。。

「難しいことではありません。貴方の人生を振り返ることで、貴方が辿り着く先を決定することです」

 宣告を下される罪人のような緊張と居心地の悪さを覚える。冷汗が男の背中から滲みだす。

「それではどうか静粛にお願いします」

 この場から逃げ出したいという欲求を懸命に堪えて、男は裁定者の深い黒色の瞳をじっと見つめる。裁定者も同様に男の光を失った瞳を見つめている。

「貴方は汚染された現代日本に生を受け、青年期は勉学に精進し、孝行の為にひたすら時間を費やしました。成人期には、大手と謳われる交易会社に就職。その身を削りながら夜もすがら仕事に打ち込みました。私生活も安定し、妻を娶り、子供も生まれ順風満帆な日々だったようですね。過ぎていく時間も穏やかで、鮮やかな春の香りが漂っているようです」

 裁定者が語りだした言葉に感化され、懐かしい記憶の奔流が男の中を駆け巡る。

 男は歯を強く食いしばった。苦い虫でも這っているのか、今すぐに嘔吐してしまいそうに顔を歪めていた。

「しかし、そんな幸せも長くは続かなかったようですね」

 裁定者は哀れみを含んだため息をつく。

「会社の不正に関する機密情報が漏洩。その後、世間からの信頼の低下による株価の急落、及び、損害賠償の支払いによって会社は虫の息寸前にまで追い込まれました。これに焦った貴方の上司達は、責任の矛先が自らに向かないよう生贄を作ろうとしました。その生贄が貴方であったようですね」

 裁定者の口から淀みなく出てくる言葉に男は一切反論しようとしない。男はただ沈黙している。

「事の発端となったのは、当時経理を務めていた青年、つまりは、経理部の部長の任についていた貴方の部下でした。ひょんなことから会社の不義を知った青年は、新聞社にこの情報を開示しようとしました。純潔なる正義感に駆られて…」

 男の脳裏に、とある青年の横顔が浮かび上がる。宝石のように輝く瞳が印象的な青年である。

「無論、上司である貴方は止めるように仰いました。そんなことをしても、周囲に居る人間に多大な犠牲を出すだけで、揉み消されるのが筋だと判っていたからでした。ですが、若さ故でしょうね。貴方の忠告を聞かずに青年は正義を執行しました。普段から情報に困っている新聞社のことです。その情報の貴重さと特別さには目を輝かせたことでしょう。それが巷では有名な大手企業の不正とあれば尚更です」

 青年が情報を渡したと男が聞いた時、如何に眼前の硝子細工を哀れに思ったことであろう。そして、それによって巻き込まれ衰退していく己の姿にどれだけ絶望したことだろう。

「しかし、所詮は金子と権力の威光を知らない未熟な雛に過ぎぬ身。情報は一時的に広がるも、やはり、貴方の懸念の通りに事は進みました。直ぐに情報の流出は、妨げられ、踏み潰され、純然たる意志を持った青年は汚い欲の泥流に巻き込まれ、失踪してしまった」

 男は事務机に置かれていた一枚の辞表を思い出していた。中に入っていた一枚の手紙は微かに濡れており、ペンで書かれた文字は滲んでいた。

 『すみませんでした』たった一言綴られているだけの簡素な手紙。あの瞳から零れ落ちた涙の尊さを一体誰が判るのだろうか。暗く光を失った男の瞳が何よりもそれを理解していた。

「そして、穢れた矛先は次に貴方の首元を捉えた」

 裁定者の顔が僅かに歪む。笑っているわけではなく、不快さを露わにしているのだ。

「理不尽なことですね。何もしていない筈の貴方に、件の責任を全て押し付け、会社から追い出すことで己の臆面を保とうとするとは」

 男は辞表を受け取った翌日に退社を言い渡された。理由は、部下の管理の不届きによる責任をとれ、ということであった。それは社長直々の御言であり、たかが部長に過ぎない男など幾らでも代えが効く、そんな考えをを突き付けられているようだった。

 男は反論しなかった。元よりこの展開は予想していたことだったのだから。

 己の退社によって、あの青年の瞳の煌めきが損なわれずに済むようで、男は自己犠牲の満足感に震えた。でも、それは刹那のことであった。

「そして、貴方は文字通り路頭に迷いました。就職難で翻弄される若者が急増しているのと同様に、貴方は新たな職を見つけることが叶わなかった。既に齢五十に達している老害を雇う会社はありませんでした」

 実際、男は社会というものを楽観視していた。

 男は苦学に学生時代の全てを費やした自分を内心誇っていた。だから、彼の背骨は垂直に伸びていた。

 しかし、現実はそう甘くはなかった。どこに行っても、門前払いを喰らうばかり、運よく面接を受けれたとしても大企業から首を切られるのだから、よっぽどの事をしたのだろうと訝しがられた末に、結局は雇ってもらえる場所はなかった。

 他人が抱く価値観に男は失望した。努力を積み重ねた自分を認めない世間を醜いとすら思った。

 男はこのことを妻と子供には黙っていた。それは、表向きには余計な心配を掛けたくないと思っての配慮であったが、実際に男の念頭にあったのはそんな美しい考えではなかった。

「惨めな自分を晒したくはない」

 裁定者の言葉は男の真意を的確に射ていた。

「毎朝、スーツにアイロンをかけさせ、それを着て会社に出かけたふりをする。勿論、最初は職探しに奔走しました。しかし、回数を重ねる毎に貴方は廃れていきました。銀行に寄っては貯金を引き出して酒を買いました。普段は吸おうともしなかった煙草に手をつけました。貴方は、路地裏で、瞬間的にやってくる酩酊感と陶酔感を享受するようになりました」

 男は陽光も差し込まない暗がりの中で、煙を吹いている己の姿を思い浮かべる。なんと無様な姿だろう。皺の一つも付いていないスーツの整然さとの対比が無様さに拍車をかけていた。

 陽が昇り、落ちるのを何十回と見送った頃、空き缶に入れる吸い殻の数が異常なまでに増えていった頃に男は奴と再会した。

「するとある日、外には宵闇が立ち込め、ひと気のない道を歩いていた貴方は見つけてしまいました。あの青年を…」

 男は陰鬱な時間を酒と煙草で紛らわした後は、いつも夜風に当たりながら酔いを醒ますことにしていた。決まった道を二往復、おおよそ三十分かけて歩く。

 二往復目に差し掛かった時、道の中腹に横たわっている青年に気が付いた。男は立ち停まり、その横たわる青年を凝視していた。彼の直ぐ手元には酒の空き缶が大量に転がっていた。

 みんみんと喚き散らかす蝉の煩わしい声も、その時ばかりは耳に入ってこなかった。

「貴方は驚愕しました。気配に気付き、怯えた様子で貴方を見据えた青年の瞳に」

 青年は男の姿を視認した瞬間、堰を切ったように嗚咽した。同時に、何度も地面を頭に擦り付けた。その刹那に見た青年の双眸からは、彼が守った筈の光は失せていた。

 男はまたも絶望した。薄っすらと広がる夜の闇、それが徐々に夏の暑さを奪っていった。蝉の声もいつしか遠くに消え、残ったのは閑散とした涼しさと、男の空虚になった感情だけだった。

 すると、空っぽになった男の器に沸々と煮え立った黒いものが溢れてきた。

「絶望した貴方は、己が陥った理不尽な境遇に無性に腹が立ちました。その発端となった青年が眼前で嗚咽していました。貴方の忠告も聞かず、若さに感化されて行動した挙句に、貴方を道連れにした青年が嗚咽していました」

 男は足を上げていた。そして地面に擦り付けていた青年の頭蓋を力いっぱい踏んだ。

 何度も、何ども、なんども。

 青年は抵抗しなかった。贖罪のために。ただ為されるがままに。

 靴底と青年の頭蓋の接触するたびに鳴り響く鈍い音が人通りの無い夜道に鳴り響いた。

 ようやく男の心が落ち着いた頃には、既に青年は骸と化していた。地面には彼岸の花々によく似た真紅が残酷に広がっていた。

「貴方は翌日、テレビのニュースで青年が死んだことを確認しました。それで己が為したことの愚かさをようやく理解した。激情に駆られて行動する事の無謀さを、知っていたはずの貴方も、同じ道を辿りました」

 その日を境に男は変容してしまった。

 過度なストレスと、不摂生によって血色の良かった頬は青ざめ、肉は萎れ皮は骨の形を露わにしていった。

 家に戻ることも無くなり、風呂には入らず、真夏の光を吸収する黒のスーツは煩わしくなって道端に捨てた。通帳を家から持ち出すことをしなかった男は他所の家に忍び込んでは金を盗み、それでも金が無い場合は身に着けている物を売って酒と煙草がもたらす暫しの悦楽に浸る日々を過ごしていた。

「ある日貴方は重度の肺炎を罹患しました」

 裁定者は淡々と言葉を紡いだ。

「己の死を実感した貴方は、すると、鎌首のような背中を前方に突き出しながらどこかへ向かいました。死に場所を見つける為でした」

 男は暗い夜道を、誰もいない夜道を歩く己の姿を傍目から眺めていた。

 やはり、何と無様で愚かな人間の姿だろう。

「最後に、貴方はここに辿り着いてしまった」

 裁定者の白い髪を木枯らしのような冷たさを纏った風が靡く。皚々たる銀世界のように侘しい表情をしている。

「これにて裁定は終了です。御清聴に感謝を」

 男はその言葉で我に戻った。

 辺りを見渡すと、長閑過ぎる彼岸花の園が広がっている。紅蓮の景色を映した男は表情に安堵の色を浮かべる。

 そして、眼前で慇懃な礼をする裁定者を見据える。

 先まで語られていた言葉に嘘偽りは何一つ存在しない。何よりも男が一番理解していることだ。

 しかし、それが何だと言うのだ。全ては過去の自分が為したことであり、今の安寧を得た自分には無関係なことであるのだ。なぜなら、此岸と彼岸は絶対的に異なっているものだからだ。

「而して」

 礼の状態から裁定者は語る。

「貴方の裁決を言い渡させてもらいます」

 男は不意に身の毛がよだつ思いに駆られる。

「裁決とは如何なことか」

「貴方の行く末です」

「そのようなものは必要ない。俺には、この安寧以外に望むことなど有りはしない」

 裁定者は下げていた頭蓋を上げる。その老翁の面に男の身体は震え始める。

 冷たい匕首のように鋭い目つきは先の慇懃な言葉の数々が仮初のものであることを示唆している。

「罪を犯した人間に安寧など縁遠いものであると何故に理解出来ませんか。貴方が仮令運命の悪戯によって狂わされたのだとしても、それは等しく罪であるのですから」

 裁定者は振り返り、橋の方へと歩を進める。

「貴方にとって死が何よりの安寧であるのならば」

 二つある袖柱の一つに手を置き、男に背を向けながら続ける。

「此岸へ還すこと。それが最大の裁きな筈です」

 男は耳を疑った。

 彼岸の花々が橋の向こうから迷い込んだ風に吹かれて靡いている。

「貴様は世迷言をほざいているに過ぎまい。世の理に反したことを出来る筈が無いのだから」

「信じられないと仰るのなら、己の眼で確かめるのがいいかと思います。さあ、特等席でどうぞ」

 裁定者がもう一方の袖柱を指さす。

 男は数瞬足を進ませるのを躊躇う。だが、仕方なしと橋へ歩んでいく。

 漆黒の底から昇ってくる音がおどろおどろしい。袖柱に手を掛けて渓谷を覗いてみると、常闇で染められた無が広がっているばかりで他には視認できない。

「橋の向こうをご覧ください」

 谷底から眼を離し、裁定者の言った通りに橋の向こうを眺める。

 そこには既視感のある道が続いている。男が青年を殺したあの道である。

「この世界には彼岸と此岸を繋げる通路のようなものが幾つかあります。彼岸橋はその一つ。此岸へと戻す一方通行の橋のことです」

 いよいよ、震えが絶頂までに達し、男の身体は蜃気楼のよう歪む。

 裁定者は男の様子を意にも介さない。

「早々に渡ってください。貴方の裁定は既に終わり、裁決も下ったのですから」

「嫌だ」

「貴方には生による四苦八苦が最も相応しい」

 男は血走りした瞳で谷底を占める海を眺めた。そこには黒滔々とした闇があった。

「嫌だ…戻りたくない…嫌だ、いやだ、いやだあああ!」

 駆け出した男は海に身を投げ、叫び声と共に奈落の底へと落ちていく。

「生に絶望した者は死にこそ安寧を見出すものなのだな。それが、永劫不滅の闇のみが占める奈落だとしても、彼奴にとっては此岸以上の地獄は無いと言う事か」

 その様を眺めていた裁定者は呆れたように呟き、次に来るであろう咎人を待ち続ける。

 園に一つ彼岸の花が蕾を開いた。


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彼岸橋 wagasi @wagasi11

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