80 夢の3ケタを目指して、イチャラブる

 俺と桜子は一枚の紙を見ていた。


「志望校A判定、おめでとう」


「ありがとう」


 桜子は微笑んで言う。


「あなたが居てくれたおかげよ、光一」


「いやいや、桜子の努力のおかげだろ?」


「でも、あなたが息抜きをしてくれたから、あまり根を詰めないで良い結果が出たの」


「そうか。まあ、まだ夏だからな。油断するなよ」


「ええ」


「でだ、桜子さん。もう一つ、達成すべき目標があることを、君は知っているかい?」


「え?」


「あと2cm……だったよな」


「何の話よ?」


「お前のおっぱいの話だよ」


「は?」


「あと2cmで3ケタの超大台だろ? 目指そうぜ、そこまで」


「で、でも……」


「安心しろ。俺が全面的に協力してやるから。お前も、夢の3ケタに乗りたいだろ?」


「いや、私は別に……」


「もし、お前が3ケタになったら、俺は喜ぶぞ」


「こ、光一が喜ぶ……」


 桜子は赤面しながら思い悩んでいる。


「……で、でも。この前に水着を買ったばかりじゃない。また大きくなったらサイズが合わないんじゃないの?」


「2cmくらい大丈夫だろ? それに、もしキツくなっても、それはそれで興奮するし」


「この変態」


「とにかく、俺はお前のおっぱいを3ケタの超大台に乗せる。良いな?」


「もう好きにすれば?」


「来週の海水浴までに、3ケタに乗せるぞ」


「そんな簡単に大きくなるのかしら?」


「なるさ、俺の愛のパワーで」


「ズキュン……って、なるか」


「ノリツッコミ、良いねぇ」


「全く、この男は……」


「まあまあ、そう言わずに」


 俺は呆れる桜子の脇に手を差し込み、乳を揉む。


「んッ!」


 ピクッ、と桜子が揺れる。


「もう巨乳、と言うか爆乳の領域だな」


「ば、爆乳とか、恥ずかしい……」


「今にも、爆発しそうなんだよ」


「わ、私の胸が?」


「ううん、桜子の胸を見た、俺のアレが」


「バカ……あッ、あんッ」


 俺は桜子の大きな胸をじっくりと揉みしだく。


「こうやって密着しながらドキドキして、女性ホルモンが活性化すれば、桜子の胸が育つよ」


「じゃ、じゃあ……もっと、ドキドキさせて?」


「可愛いよ、桜子。愛してる」


「ズキュキュ~ン!」


「おっ、それちょっと新しいな」


「い、いちいち言わないで、恥ずかしいから」


「確かに、耳が赤くなってる。食べても良い?」


「……好きにすれば?」


「じゃあ、遠慮なく」


 かぷっ、と。


「んああぁん!」


「桜子、少し声が大きいぞ。ウチの親が留守にしているとはいえ」


「だ、だって、そんな風に耳を甘噛みされたら……」


「こうか?」


「ふあああああああぁん!」


 桜子はビクビクと震える。


 背中に触れると、その熱量が上がっていることが伝わって来た。


「興奮してる?」


「はぁ、はぁ……言わせないで」


「ギュピンして良い?」


「そ、それは、まだダメ……」


「じゃあ、後でね」


 俺は再び、桜子の胸を揉む。


 ずっしりと重量感があって、すごい。


「よく、ここまで育ったな」


「バ、バカ……」


「俺、ちょっと泣きそうかも」


「な、何でよ?」


「まあ、桜子は出会った頃からもうデカかったけどさ」


 モミモミ。


「あんっ、あっ」


「ありがとう、ここまで成長してくれて」


「あ、あなたのおかげよ。ここまで大きくなったのは」


「桜子も嬉しい?」


「嬉しい……でも、ちょっと重くて大変なのよ?」


「知ってる。だから、そのおっぱいを支える肩を揉んだり」


 グッ、グッ。


「あっ、それ良い」


「胸を支えるこの筋肉を揉んでやって……」


 ギュッ!


「んあああああああああああああぁん!」


 また桜子が大きな声を出して仰け反り、ビクビクとした。


「い、今の……すごい」


「胸がデカい女はここの筋肉が凝っているから、感じやすいんだよ」


「そ、そうなんだ……はぁ、はぁ」


「大丈夫か?」


「ちょっと、待って……まだ、体がビクビクして……止まらないの」


「分かった。じゃあ、ちょっと待つよ」


 俺はわずかに痙攣する桜子を抱きかかえて、しばらく待っていた。


「桜子って華奢だけど、それでいて肉付きは良いから不思議だよな。特におっぱいが」


「い、言わないで」


「何か、ムラムラして来ちゃった」


「さっきからでしょ」


「また、揉んでも良い?」


「……どうぞ」


 俺は桜子の耳を甘噛みしながら、再び胸を揉む。


「んっ、あっ……」


「こうやって、ちょっと伸ばしてみるか」


 ぐぐっ、と巨乳を前に引っ張る。


「んっ、あああぁ……」


「痛いか?」


「ちょっとだけ……でも、気持ち良い」


「エロい女だな。誰のせいでこうなった?」


「あなたのせいよ、バカ」


「じゃあ、別れた方が良いのかもな」


「絶対に、別れてやるもんですか」


 今度は桜子の方から攻めて来た。


 俺の方にムッとした顔を向けて、キスをする。


「んっ、はっ……あっ」


 桜子の口の端から嫌らしい吐息が漏れる。


「……キス、上手になったな」


「本当に?」


「まあ、俺が仕込んだからな」


「し、仕込んだとか……興奮しちゃう」


「やっぱり、桜子はドMだな」


「バッ……そ、その通りです」


「そして、俺に対して従順と来たもんだ」


「す、素直って言いなさいよ、バカ」


「バカって言う方がバカなんだよ」


「なっ……あなたね……んっ、あっ……」


 桜子さんがまた口うるさくなりそうだったので、キスで黙らせた。







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