70 ステイホームでひたすら彼女をいじめる
「んっ……」
パチ、と音がなる。
「……よし、着けたぞ」
俺は言う。
「どうだ、着け心地は?」
「ええ、とても良いわ。けど、高かったでしょ?」
「まあな」
俺は先日に約束した通り、Jカップに成長した桜子のために、新しいブラジャーを買ってあげた。
そして、特注したそれが今日届いたのだ。
「けど、安心したわ」
「何が?」
「これで、あなたに先端をつねられることもなくなるし」
「ああ、そんなことを心配していたのか」
「そんなことってねぇ……こっちはいつも、気が気じゃないんだからね」
「分かったよ、ごめん」
俺は素直に謝りつつ、
「けど、ちゃんと合うサイズに収まっているおっぱいって、きれいだな」
「そうなの?」
「桜子のおっぱいはきれいだよ」
「バ、バカ……」
「けど、きれいな物って汚したくなるよな」
「えっ?」
俺は一瞬の隙を突いて、桜子の白くむっちりした胸に噛み付いた。
「あッ!?」
それから、ちゅうううぅ、と強めに吸う。
「んはぁ! ちょ、ちょっと……」
「キスマークを付けるんだよ。これは俺のモノだってな」
「う、嬉しい……じゃなくて、この変態!」
「今さらだろ」
「ねえ、本当にやめて。あなたは何もかも上手すぎるからああああああああぁん!」
桜子はのけぞって、ビクン、ビクンと跳ねる。
「昇ったか。今日は早かったな」
「だ、だって、光一が……」
桜子は半ば虚ろな目になって、息を弾ませている。
「悪かったよ、やり過ぎた」
「あ、謝らなくても良いけど……」
俺はクタっとしていた桜子を背中から支えて抱き寄せる。
それから、キスをした。
俺が舌を絡めると、桜子は少し怯えつつも、応えてくれる。
「可愛いよ、桜子」
「やん……今日は紳士モードなの?」
「俺はいつだって紳士だよ」
「変態紳士でしょ?」
「言ったな?」
「……んあッ!?」
俺は桜子の胸に歯を立てた。
「キスマークと歯型のダブルコンボ。これでもう、お前は完全に俺様のモノだな」
「こ、光一さま……」
「あ、そうだ。せっかくだから……」
俺はマジックペンを手に取る。
「ちょっと、まさか……んはぁん!」
俺は桜子の胸に文字を書く。
「俺の嫁……っと。出来たぞ」
「何でいつもは決して浮かべないさわやかな笑顔で言うのよ」
「だって、楽しいから」
「ぶっころ。ていうか、消えなかったらどうするのよ」
「大丈夫、これ水性だから」
「じゃあ、良いけど……って、良くないし!」
「一人ノリツッコミとか、寒いな」
「もう、何なのよ、この男はぁ……」
桜子は両手で顔を覆って言う。
「ごめんな。桜子は豆腐メンタルだって知っているのに、いじめすぎた」
「誰が豆腐メンタルよ。せめて、木綿豆腐にしなさい」
「うわ、つまらんなぁ」
「もう、バカ」
桜子は頬を片頬を膨らませる。
「やば、可愛い」
「え、本当に?」
「キスして良い?」
「さっきからしているでしょ……」
そう言いつつ、桜子はスッと目を閉じてキス顔になる。
俺はしばらく、じっとその顔を見つめていた。
「……ちょっと」
「あ、ごめん。網膜に焼き付けていた」
「変態」
「だって、お前が可愛いから」
「ズキュン」
「あ、それ最近あまり言わないよな」
「だって、最近はガチでラブい雰囲気が多いから……」
「じゃあ、昔みたいにふざけてみるか?」
「……ガチが良い」
「じゃあ……ガチで昇らせるぞ」
「そ、そんなの、本当に天国に行っちゃう」
「行きたいだろ?」
「こ、光一も一緒に来てくれるなら……」
そう言い合って、俺と桜子は笑う。
「普通にしようか」
「うん……あっ、その触り方、優しくて嬉しい……」
「このJカップ、本当に尊いな」
「照れちゃう……吸っても良いよ?」
「じゃあ、舐めて水性のマジックを消すか」
「ちょっと、舐めるのは……らめええええええぇ!」
今日もまた、ステイホームで桜子とイチャついた。
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