68 Jはジャンボって意味だよね?
俺の部屋にて。
俺はパソコンに向かってブログを書き、桜子は受験勉強する。
いつの間にか、それがデフォルトになりつつあった。
「なあ、桜子さん」
「何かしら?」
「最近、ちょっと太った?」
ピタリ、と彼女のペンの動きが止まる。
「……あなた、それは思っても口にするべきではないでしょう?」
「けど、マジで太っているぞ」
「そんなに私を怒らせたいの?」
桜子は立ち上がり、ゆらりと俺のデスクに歩み寄る。
「ただでさえ、受験勉強でストレスが溜まっているのに……許さないわ」
「うん、間近で見ると、やっぱり太っている」
「ふざけないで……」
「おっぱいが」
俺が言うと、桜子は目をパチクリとさせる。
「へっ?」
彼女が呆けている隙に、俺は両手で彼女の乳を下から揉み上げる。
「あッ、あんッ!」
「お前、確かIカップのブラがキツいとか言っていたよな?」
「え、ええ」
「これもう、Jカップだろ」
「そ、そうなのかしら?」
「正にジャンボなカップだな。エロいよ、桜子」
「やだ、もう……」
桜子はすっかり赤面してしまう。
「ていうか、ブラきついだろ?」
「え、ええ」
「きっと、ストレスが溜まっているのも、そのせいだよ」
「そ、そうなのかも」
「だからさ、もう取っちゃえよ」
「えっ? でも、まだ新しいブラを買っていないし……」
「良いじゃん、ノーブラで」
「ノ、ノーブラ!?」
桜子は目を見開く。
「い、嫌よ、そんなの恥ずかしいし……」
「桜子、聞け」
「な、何よ?」
「俺はな……ノーブラで恥じらうお前の姿が見たい」
「死になさい」
「頼むよ、桜子」
「で、でも……」
桜子はモジモジとしながら、俺の方をチラと見る。
「……そ、そんなに見たいの?」
「見たいです」
「即答……わ、分かったわよ」
桜子は頷く。
「じゃあ、あっちを向いていて」
「断る」
「えっ」
「俺はお前がブラを脱ぐ瞬間を、まばたきもせずに見ている」
「な、何て鬼畜な男なの……」
「そもそも、桜子。俺は今までに何度もお前とエッチをして来て、散々お前の裸なんて見ているんだから、恥ずかしがることないだろうが」
「そ、それとこれとは別なの。恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
「全く、面倒な女だよ」
「ぶっころ」
そう言いつつも、桜子は服を脱ぐ。
そして、確かにブラの中にぎゅっと詰め込まれて今にもこぼれ落ちそうな巨乳が露わになる。
「おい、早くその苦しそうなおっぱいを解放してやれ」
「う、うるさいわね」
桜子がブラを取ることで、おっぱいは解放された。
心なしか、ホッとしたように、たぷん♪と揺れた。
「ふっ、おっぱいも嬉しそうだぞ」
「わ、私は死ぬほど恥ずかしいわよ」
桜子は両腕で胸を覆い隠して言う。
「よし、じゃあそのまま服を着ろ」
「い、言われなくても」
桜子は服を着た。
けれども……
ピン、と立つものがある。
「あっ」
「ふっ」
動揺する桜子に対して、俺はほくそ笑む。
「浮いたな」
「う、浮いちゃった……は、恥ずかしい」
「桜子、やっぱりお前は、エロい女だな」
「あ、あなたのせいよ!」
「ほら、もうおっぱいは解放されてスッキリしたんだから、早く勉強に戻れよ」
「くぅ~、腹の立つ男ね」
文句を言いつつ、桜子はテーブルの前に正座をして勉強を再開する。
俺もまた、ブログを書き始めた。
しかし、やがて……
「……んっ、あっ」
桜子の口からエロい声が漏れ出す。
「どうした、桜子?」
「はっ……な、何でもないわ」
「もしかして、擦れているのか?」
俺が言うと、桜子は少し涙目になって、ビクリとする。
「図星か、エロい女め」
「だ、だって……もう、これじゃ余計に集中できないわよ!」
「けど、正直に言って、ちょっと快感だろ?」
「な、何を言って……」
「正直に言えよ」
俺は椅子をくるんと回し、桜子を見下ろして言う。
彼女は涙目のまま、小刻みに震えて、
「……き、気持ち良いです」
「よし、素直に言ったな。良い子だぞ」
俺は椅子から降りて、桜子のそばに寄った。
「じゃあ、ご褒美に」
ぎゅっ。
「んあッ!?」
ぎゅぎゅぎゅ……
「あッ……はぁ! や、やめて……」
「え、何が? 俺はお前の気を引き締めるために、ちょっとつねっているだけだぞ?」
「そ、その場所が問題なのよ……」
ぎゅううううぅ。
「んああああああぁ……!」
とうとう、桜子はうなだれてしまう。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」
「大丈夫か?」
「だから、誰のせいだと思っているのよ?」
桜子は涙目のまま、キッと俺を睨む。
「やっぱり、お前は可愛いな」
俺は彼女の頭を撫でて言う。
「ふ、ふん。そんなこと言ったって、ちっとも嬉しくないんだから」
「エッチするか」
「えっ、いきなり?」
「それでスッキリして、ブラを買いに行こう」
「けど、大きいほど高いし、お金が……」
「安心しろ。ちょうど、ブログの収入が入った所だから。好きなのを買ってやるよ」
「こ、光一さん……素敵♡」
「じゃあ、行こうか。桜子さん」
「はい、あなた♡」
すっかりご機嫌を取り戻した桜子は、俺の手を握って立ち上がった。
「あ、最後に、ピン」
「やんっ♡」
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