本作は少しだけ異世界に転移してしまった主人公が、勇者として持て囃されるよりもずっと大切なものを選ぶ作品です。短編なのでサクサクと読み進められ、不思議さと爽やかさが入り混じった読後感を味わうことが出来ます。