side06.雨



彼女の朝は香ばしいパンの香りで目覚めることから始まる。

眠い眼をこすりながら、窓からくる冷えた空気に耐え、ベッドからでて手早く着替える。髪をき、二つの三つ編みを作り、あらかじめ窓際に用意しておいた洗面器に水を入れて顔を洗う。

冷えた水で眼を覚ましたところで、下の階にある厨房へ降りてゆく。


「おはよう、お母さん、お父さん。手伝うことある?」


「マリヤ、おはよう」


「先にごはん食べてきなさい」


マリヤがひょっこりと顔を出すと、優しい笑顔で父親が挨拶を返し、母親が朝食を用意しているから、と伝えた。

はーい、と返事をして、マリヤは食卓へ移動し、焼き立てのパンとベーコンやスクランブルエッグをよく噛んで食べる。一時、パン屋にのみ許された贅沢ぜいたくな瞬間にひたる。最後に半分残った牛乳を一気に飲んで、流しで食器を洗う。まだ台を使わないと蛇口に手が届かないが、汚れは早めに落としておいた方がいいと母親が言っていたので自分の分は洗うようにしている。


「食べたよ」


「じゃあ、できたパンを棚に並べてくれるかい?」


「まかせてっ」


やっと太陽が昇りかけ始めた頃にもかかわらず、マリヤは元気よく返事をした。それに笑いながら、父親はマリヤの身長で届くところに並べる予定のパンを盆ごと預ける。

載っているのがパンで軽いとはいえ、盆はマリヤにはまだ大きい。平衡を保つように細心の注意を払いながら、マリヤは棚までゆき胡桃くるみパンの盆を置いて、別のパンの盆を取りに行くため、往復する。

運んでいて、朝食を取っていてよかったと内心ごちる。空腹状態でこの悪魔的な香りに打ち勝てるほど、マリヤはまだ理性が鍛えられていない。汗を流し懸命にパンを焼く忙しい両親に、つまみ食いをねだってしまうところだった。

家族で、棚に一通りのパンを並び終えたのを確認して、マリヤは両親に声をかけた。


「開けてくるね」


両親によろしく、と頼まれてマリヤは店のドアを開けて外に出る。外に出て息を吐くと、空気が一瞬白く染まる。手早く済ませようと、マリヤはドアにかかった閉店と書かれている看板を裏返し、開店に変えた。


「マリヤはいつも早いなぁ」


そこに感心したような声がし、その聞き覚えのある声にマリヤは勢いよく振り返った。


「ザク!」


「はよ」


「おはよう。おじさんも、おはようございます」


貴族の家の専属庭師をしているデニスと、彼の息子で見習いのイザークに、マリヤは挨拶する。寡黙なデニスは静かに頷くだけの挨拶を返した。

マリヤは声をかけたイザークの方へ近付く。


「ザクは珍しく早いね」


「ああ。昼には雨か雪が降るみたいだから、それまでにやることやっておかないと」


魔力適性が水属性のイザークは、雨や雪の気配を読めるらしい。的中率が高いので、近所の主婦の間では洗濯物は彼のおかげで守れていると、頼りにされている。とはいっても、本人はそれを知らないが。


「それで早いんだ」


庭仕事が理由と言われ、マリヤは納得する。

しかし、朝早くからイザークに会えたのはマリヤには幸運だった。彼が庭師見習いとして働くようになってからは、休日ぐらいにしか会えず、休日でも用事で出かけて会えないこともある。

今日はいい日だ、とマリヤははにかんだ。


「マリヤはこれが毎日だからすげぇな」


欠伸を噛み殺す様子を、マリヤは微笑ましく感じる。


「もう慣れたもん。ザクとは年季が違うわ」


「偉い、偉い」


マリヤが腰に手を当てて胸を張って見せると、イザークは微笑んで彼女の頭を撫でて褒める。子供扱いと解っていながらも、褒められたことが嬉しくてマリヤの表情が緩んだ。


「でも、早く店の中に戻れよ。女の子が身体冷やすな」


看板を裏返すだけだったので、マリヤは上着を着ずに外に出ていた。それを心配して、イザークは注意をする。


「うんっ」


女の子扱いされた事実に表情を輝かせ、マリヤは素直に頷いた。

だが、そのあと父親とともに手を振って去るイザークを、マリヤは姿が見えなくなるまで見送ったのだった。



昼下がりになると、店番をしていたマリヤを訪ねる者があった。


「マリヤ、遊ぶぞ!」


「マリヤちゃん、遊ぼー」


「ちょっとヨハン、お客さんじゃないのに店から来ないでよ」


「こっちからの方が早いだろ」


「ご、ごめんなさい」


「あっ、パウルには言ってないのよ!?」


不遜な態度をとるヨハンを叱ると、一緒にきたパウルの方が悄気しょげてしまい、マリヤは慌てて誤解を解いた。

母親に店番を代わってもらい、マリヤはヨハンたちと店を出た。いつも行く井戸の近くの小さな広場に向かう。その道すがら、パウルが不思議そうにマリヤを見上げた。


「マリヤちゃん、機嫌いいね」


「朝ね、ザクに会えたの」


パウルの問いに、マリヤは嬉しそうに答え、それを聞いたヨハンは面白くなさそうに口をへの字に曲げた。


「ザクのヤツ、最近付き合い悪いぞ」


「働いてるんだから仕方ないじゃない」


下町の子供は、業種によって早くから見習いで働きだす。マリヤだって、簡単なものだけだが家のパン屋の手伝いをしている。

ヨハンは一つ歳上なのに、何故自分より聞き分けがないのだろう、とマリヤは不思議に思う。


「だって、休みの日だってレオとかいうヤツつれてくることあるじゃねぇかっ」


「一緒に遊んでおいて、何言ってんの」


庭師見習いとして貴族の家に通って知り合ったのか、イザークは時々、レオという美少年をつれてくることがある。服装は自分たちとなんら変わりないが、所作やまとう雰囲気が違った。

近所で見たことがないことからしても、確実に下町の人間でないとマリヤは思っている。ヨハンはよく解らないが、素直なパウルはそのことに気付いていないようだ。

レオは下町で見たことのない綺麗な顔をしており、マリヤは会うたびにどぎまぎしてしまう。いつもイザークに誤解されないよう、平静を保つのが大変なのだ。

何でもそつなくこなすレオに、ヨハンは躍起になって勝負を挑む。けれど、初めてする遊びでもコツを掴むのが早いので、勝敗が着くものには大概レオが勝ってしまう。それでも挑むのを諦めない辺り、ヨハンは諦めが悪いのか負けず嫌いなのか。

結局は一緒に遊んでしまっている事実をマリヤに指摘され、ヨハンは一度ぐっと言葉を詰まらせた。


「そ、それに、そうじゃない休みもどっか行ってるじゃねぇか!」


「それは……」


確かに休みの日だと確認してイザークを家に訪ねても、時折出かけてしまっていることがある。彼の母親のナターリエも用事があるとしか教えてくれず、どこに行っているのかマリヤも知らない。

返す言葉が浮かばずマリヤが沈黙していると、パウルがぽつりと呟いた。


「ザクとあんまり遊べないの、さみしい」


その一言に、二人は図星を突かれ、押し黙る。ヨハンが文句を言う理由も突き詰めればそうであるし、どんなに聞き分けよくしようとしてもマリヤも淋しかった。

沈黙に耐えられなくなったヨハンが、大きく手を叩いた。乾いた空気の中でその音は大きく響いた。


「いないヤツのことなんか気にしてやるもんかっ、遊ぶぞ!」


「あ。でも、もうすぐ雨か雪が降るかも」


「どっちだよ」


「おれ、雪がいいなー」


マリヤが思い出して言うと、曖昧な情報にヨハンは怪訝になり、パウルは自身の希望を述べた。


「わかんないけど、ザクがお昼ぐらいには降るって……」


「またザクかよ。もう気にしないっていったろっ」


「それはヨハンが勝手に言っただけでしょっ」


言うことを聞くいわれはない、とマリヤが反発すると、ヨハンは明らかにムッとなった。


「何だよ、いつもザク、ザクって……っ」


「何よ、私の勝手でしょ」


「どうせ、無理なくせにっ」


「……何がよ」


「だって、同じじゃねぇか!」


何が同じなのか、マリヤは理解して眼を見張った。そして、怒りに頬を染め、ヨハンを睨み付ける。

その眼差しを受け、ヨハンは感情的になり勢いで言い過ぎたことに気付き、ばつの悪さを覚える。


「……っいいんだもん。頑張るもん。放っておいてよ!」


「なっ、オレが折角……っ」


まだ口論を続けそうな二人を、おろおろとパウルは交互に見る。どうしたらいいか、と弱っていると、ポツっ、と鼻に冷たいものが当たった。

パウルが空を見上げると、パラパラと小雨が降り始めた。


「……これじゃ、外で遊べないわね。私、帰る」


「勝手にしろっ」


マリヤがきびすを返すと、ヨハンはぷいっと顔を背けた。

眉を下げて二人それぞれを見て、パウルはマリヤを追いかけず、ヨハンとその場に残った。物言いたげな眼をして、パウルがヨハンの袖を引いたが、ヨハンはそれを無視した。

その日は晩まで、冷たい雨が降った。



翌日、マリヤは不機嫌を顔に出して店番をしていた。


「もー、マリヤ。そんな顔で店に出ないの。お客さん、怯えちゃうでしょ」


「元からこんな顔ですぅ」


母親にたしなめられるも、マリヤは不貞腐れたまま頑として店番をしていた。接客は笑顔、と日頃より教えられて頭では解っているが、マリヤにはどうにもできなかった。

来る客に母親が代わって謝るが、近所の主婦ばかりなので苦笑するか、またヨハンと喧嘩でもしたのか、と笑って原因を言い当てるかのどちらかだった。

そこに、また新たな客が訪れた。


「すみません。食パン一斤もらえますか」


「あら、ザクちゃんいらっしゃい」


「ザク!?」


レジ机と同化していたマリヤは予想していなかった来客に、思わず立ち上がった。


「よ、マリヤ」


「今日、休みだったの?」


「ああ。だから、母さんにお使い頼まれた」


連日イザークに会えるのが久しぶりすぎて、マリヤは喜ぶ。お使いを頼んだ彼の母親に、胸中で感謝した。


「マリヤ、ちょっと出ないか?」


「え」


「いいわよ。持ってって、ザクちゃん。今日、この子使い物にならないから」


「お母さんっ」


誘ってもらえたことに驚いていると、母親が代わりに了承してしまい、その上、余計なことまでバラされてマリヤは声を荒げた。

イザークがパンの会計を済ませるのを待って、マリヤは一緒に店を出る。お使いは切らした食パンだけだったようで、彼の家のある方向に歩が進んでいた。


「パウルが来てさ、ヨハンと喧嘩したんだって?」


ついて歩いていたマリヤは、一瞬足を止めた。そして、またイザークに続くと彼の背中を追うことになった。きっと拗ねた表情をしているだろうから、ちょうどいい。

お使いなのも嘘じゃないだろうが、恐らく自分を心配して訪ねてきたのだろう。心配してくれていることは嬉しいが、ヨハンと喧嘩したことは知られたくなかった。


「ヨハンが悪いんだもん」


解りきった事実を突きつけるなんて、意地悪だ。

イザークは誰にでも優しく、ヨハンと違ってちゃんと女の子扱いをしてくれる。だが、誰にでも優しいというのは、皆同じということだ。自分が特別じゃないなんて、解っている。


「だろうな」


イザークは苦笑を浮かべて振り返り、ぽんぽんとマリヤの頭を撫でた。


「ヨハンと違って、ザクは凄い」


「俺が?」


イザークが眼を丸くするから、大違いだ、とマリヤは力強く頷いた。


「前に私がヨハンに髪をひっぱられたとき、ザクすぐ叱ってくれたでしょ。あれからヨハンしなくなったもん」


まだ今より小さかった頃、初めて自分だけでおさげを編めた。それを自慢したくて、イザークたちに見せにいったら、ヨハンに思いっきり髪を引かれた。

痛かったのもあったが、編んだおさげが崩れてしまったことが悲しくて、涙ぐんだ。ヨハンを怒ろうしたら、先にイザークが真剣な表情でヨハンを叱ったのだ。

ヨハンを謝らせたあと、下手かもしれないが、とおさげを編み直してくれた。それがどれだけ嬉しかったか、イザークは知らないだろう。


「ザクが私のために怒ってくれて嬉しかった」


「マリヤのためだけじゃないぞ」


嬉しさを伝えるためにマリヤが言った言葉に、イザークは半分否定をした。


「ヨハンのためにも叱ったんだ」


「え」


あのときは自分のためだけにイザークが行動してくれた、と思っていたマリヤは少なからずショックを受ける。同時に、ヨハンのため、という意味が解らず疑問がもたげる。

イザークはおもむろにマリヤに聞いた。


「マリヤはさ、髪ひっぱったり、悪口ばかり言ってくる奴どう思う?」


「最低」


「だよなー」


考えなくても解る答えをマリヤは口にした。

すると、イザークは苦さを滲ませ笑った。マリヤは、何故彼がそんな苦い表情を見せるのか解らなかった。


「ヨハンは似てるんだよ」


「誰に?」


「俺のすげぇよく知ってる奴」


イザークは誰のことを指しているのか。物心ついた頃から一緒にいたのに、ヨハンに似た彼の知り合いをマリヤは知らない。思い当たる人物がいないことが不思議だった。


「そいつは、取り返しのつかないコトを間違ったんだ」


「何を、間違えたの?」


「コッチ向いてほしいとか、声を聞きたいとか、それだけなのに一番大事なコに、一番最低手段をとったんだ」


そう言うイザークが、マリヤにはとても辛そうに見えた。


「それって……、さっき言ったみたいな?」


「そう。マリヤだって、ちょっと痛いコトをいつもされたら嫌だろ?」


想像してみて、そんな相手がいたらとても嫌だと、マリヤは首肯する。


「どんな理由があっても、きっと大嫌いになるだろ?」


「うん」


なるだろうと、マリヤは確信を持つ。そんな意地悪をされたら、その日は楽しくなくなる。それが続くことになったら、原因の相手を嫌いになる。相手が忘れても、きっとされたことを覚えているだろう。


「そいつは、大事な……たぶん、好きになってもらいたかったコに嫌われたんだ」


「ザク、なんでそんなコと仲良くしているの?」


彼のような優しい人が、そんな心ないことをする相手と親しいだなんて、マリヤには信じられない。だが、イザークの相手の心情に寄り添う様子は、確かに仲良い証明だった。

マリヤの問いに、イザークは苦笑するだけだった。


「だから、ヨハンにはやり方を間違ってほしくないんだよ」


痛みに耐えるような表情をイザークは見せる。

思い返してみると、ヨハンに髪をひっぱられたのは一度きりだし、ブスと言われたこともあったがそれもすぐ撤回された。ヨハンと口喧嘩こそするが、あくまで意見の対立であり、罵り合いに発展したことはない。

マリヤは、ヨハンがイザークの注意点なら聞く理由が、なんとなく解った気がした。


「まぁ、今回やり方を間違えたのはヨハンだから、マリヤは謝るチャンスだけあげてくれ」


許すかどうかはマリヤが決めていい、とイザークは言う。


「チャンスぐらいなら、あげてもいいけど……」


マリヤが頷くと、イザークは安堵の笑みを見せた。


「さすが、マリヤ。将来、いい女になるな」


「ほんと!? ザク、惚れ直す!?」


誉め言葉に予想以上に食いつかれて、イザークは驚く。単に、男の馬鹿に付き合う度量の大きさを褒めただけだったのだが。


「えーっと、とりあえずびっくりすると思う」


「じゃあ、びっくりさせる!」


頑張る、と何かにやる気になったマリヤの気迫に圧されて、イザークは頑張れ、と応援した。

そうして話しているうちに、イザークの家に着いた。

イザークは扉を開け、マリヤに中に入るよう促す。挨拶をして中に入ると、ヨハンとパウルが先に来ていた。

マリヤと眼が合ったヨハンは、気まずそうに視線をらした。

そんなヨハンの袖を、パウルは二度引いて、言外に訴える。それに促されたのか、視線を逸らしたままヨハンがマリヤの前に立った。


「言いたいことがあるなら、言えば?」


腕を組み、マリヤは挑むようにヨハンを見据える。

ヨハンは、言葉より先に一輪の花を差し出した。それは、むらさき色の風鈴草ふうりんそうだった。冬に咲かない花がここにある、ということはこの家の者の協力を得たのだろう。


「たぶん、言われたくないコト言ったから、……悪かった」


風鈴草を受け取り、マリヤは仕様がない奴だと笑う。


「ちゃんと眼を見て言いなさいよね。でも、ま、許してあげる」


眼を見ないし、たぶん、が付く辺りちゃんと解っていないのかもしれない。けれど、謝罪の言葉を口にできているだけ、ヨハンにしては上出来だろう。


「歳下のクセに偉そう、に……」


許されて安心したらしいヨハンが、いつもの調子で返そうとして笑うマリヤと眼が合い、言葉を途切れさせた。その中途半端さに、マリヤは首を傾げる。


「何よ」


「別に……っ」


また顔を背けたヨハンに、変なの、とマリヤはぼやいた。


「さて、今日は何する?」


イザークが三人に意見を訊くと、揃って勢いよく振り向いた。


「ザク、今日は遊べるのか!?」


「おれ、鬼ごっこしたいっ」


「私は、なわとびの方がいいな」


「やっぱり騎士ごっこだろ! てゆうか、全部しようぜっ」


「無茶言うなぁ」


全部を今日やれるかは置いておいて、やる順番をじゃんけんで決めることになった。遊ぶ順番が決まったところで、全員で外に繰り出す。


「そうだっ、ザク、今度は雨じゃなくて大雪降らせろよ」


「いや……、俺が降らせてるんじゃなくて、気配読んでるだけなんだって」


魔法の効果を誤解しているヨハンに、イザークは苦笑する。


「なんだよ。次、雪が降るかも分からねぇのかよー」


「悪いな。でも、雪降ったら何したいんだ?」


不満そうなヨハンの様子に、何か目的があると感じ、イザークは訊いた。


「決まってるだろ、雪合戦でレオのヤツを負かすんだ!」


「どうせ、また負けるわよ」


「ぜってー勝つし!」


元気に宣言したヨハンに、マリヤは冷めた眼を向ける。それでヨハンがムキになり、またマリヤと言い合いを始めた。

その二人の様子を見て、パウルが笑顔になる。


「ヨハンもマリヤちゃんもいつも通りになった」


「よかったな」


「うんっ」


嬉しそうなパウルの頭をイザークは撫でた。


マリヤの毎日は変わり映えのない、見慣れた人たちとともに過ぎてゆく。

それでも、確かに彼女の日々は変化してゆくのだった。


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