第3章 謀略
2章までのまとめ【登場人物及び習得魔法】
☆☆☆登場人物☆☆☆
○リッツ・アンダーソン
主人公。生前の名前は下村律。死んだところ、魂を釣り上げられて異世界で第二の生を生きることに。
マナの色は青緑。
冒険者として仕事をこなし、Eランクに昇格。魔導師ランクも、最初の試験を合格してEに。
○白いローブの女性
詳細不明。上の人を釣り上げ、異世界に放り込んだ張本人。
超常の術を操る一方、説明不足なところもあり、どこか頼りない印象も。
今後のやり取りにと、呼び鈴を主人公に渡した。
★仕事仲間
○ハリー
マナの色は山吹色。青系が多いフラウゼ王国にあっては希少で、将来有望。
性格は慎重で、かなり寡黙。とはいえ、必要なことはきちんと話す。
剣技を始めとして、接近戦においては光るものがある。
ネリーとは、仕事を一緒にこなすうちに仲良くなり、付き合うことに。
○コーネリア
愛称はネリー。マナの色は青藍色。
かなり快活な性格で、場のムードメーカーになりやすい。その一方でさりげなく気が回るところも。
彼氏探しのためギルド受付を目指し、その前段にと冒険者となった。ただ、ハリーと付き合うことになったので、当初の目的は霧散したようだ。
○サニー
王都近くの農場の息子。
性格はおとなしめで、謙虚。
家業の影響か、馬の扱いには手慣れたものがあり、駄馬も軍馬もきちんと乗りこなす。ただ、そういう機会は冒険者にはあまりないようだ。
○セレナ
弓使い。
サニーに輪をかけておとなしい女の子。田舎育ちだった反動か、王都の華やかさに憧れていたようで、身だしなみにはかなり気を使っている。
弓術においては卓抜したものがあり、仕事仲間たちもその片鱗を垣間見つつある。
★フォークリッジ伯爵家の人々
マナの色は、マリー以外紫。マリーは藍色に近い青。
○アイリス
伯爵家令嬢。趣味はガーデニングと読書とトレーニング。
笑顔は穏やか。しかし、考え事をしたり戦闘中だったりするとキツい表情になる。これは完全に無自覚だった模様。
目の森解放後、冒険者になった。実力を考慮して最初からCランクでスタート。しかし、同僚との距離感がうまく合わず、対人関係には苦慮している。
また、王都の孤児院では、身分を隠して先生をやっている。
○マリーベル
愛称マリー。伯爵家に行儀見習いとして仕えている。
仕事全般を如才なくこなす。その一方、イタズラ好きな一面も。
趣味はガーデニング・他人をからかうこと。
先の黒い月の夜における戦いについて、リッツに感謝を示し、彼にとってこの世界最初の友人となった。
○カーティス
伯爵家当主。黒い月の夜には、国の最前線へ赴任するほどの人物。
たまの機会に家へ戻るも、結局は書類仕事に追われる毎日らしく、さらには目の森の戦いの後始末もあって、かなり大変なようだ。
○メディエル
伯爵夫人。付近一帯のだいたい人間は、単に”奥様”と呼ぶ。
黙っていると20代ぐらいにしか見えないほどの、若く見えすぎる美人。
また、存在しないはずの治療魔法らしきものを操っているようだが……謎が多い人物。
趣味は家事・他人をからかうこと。
★王都の人々
☆冒険者ギルド
○ラナレーナ
王都冒険者ギルドの受付嬢にして第2副長。愛称はラナ、ラニー、レナ、ラナレナ等々。
マナの色は橙。肌は褐色でスラリとした長身。顔は少しタレ目。
アイリスのことを、普通に年頃の女の子として扱う、伯爵家の外では希少な人物。
つかみどころのないフワフワした話し方をするものの、なかなかの人情家。
○ウェイン
冒険者の先輩。実は王都冒険者ギルドの第1副長。マナの色は黄色。
若手幹部ナンバーワンだが、誰もそうは思わないぐらいにフランクな人物。後輩への面倒見がよく、信頼は厚い。
○メルクリーフ
王都冒険者ギルドの半公認広報にして他の支部等との連絡員。愛称はメル。
羊みたいなすさまじいくせ毛で、一度会えば名前を覚えてもらえると本人は喜んでいる。
魔導師ランクはCで、一流の使い手。魔法に関して好奇心も旺盛で、リッツのネタには注目している。
また、バランス感覚に優れたものがあって、
○ギルドマスター
威厳に満ちた初老の男性。しかし、首から上だけが年を刻んでいるようで、身体能力は壮健そのもの。
王都冒険者ギルドのトップではあるが、若い幹部の二人からは割とぞんざいに扱われている。
☆宿:西風亭
○ルディウス
宿のオーナー兼料理人。相当に謙虚で控えめな人物。
○リリノーラ
ルディウスの妹。主に、兄が担当しない所持雑務を手掛ける。元気いっぱい。
☆孤児院
○テレサ
院長先生。かなり柔和な印象を抱かせる女性。その一方で、教育者としての信念を、時折のぞかせることも。
全体として動じない性格をしており、アイリスについても、彼女の境遇を理解した上で先生として受け入れている。かなり懐の深い人物。
☆魔導工廠
○シエラ
空飛ぶホウキの研究者として知られる人物。小柄な女の子。
つっけんどんで無愛想なところがあるが、それは魔法庁から色々とマークされたり規制を受けたりしている影響かもしれない。興味本位でない相手には、そこそこ口をきく。
☆魔法庁
○長官
あまり王都にいないとはメルの談。おそらく無派閥であるとも。
○ベルナール
フラウゼ王国王都魔法庁長官補佐室室長。
「年頃の女が10人すれ違えば、15回振り向かれる」とまで称されるほどの、絶世の美男子。
多方面において締め付けを強化しようという、魔法庁の規制派の、実質的な筆頭と目されている。しかし、自身からは直接動かず、配下が勝手に動くのだとか。庁内における、暗然たるカリスマの持ち主。
そして、【大師】なる人物と連絡を取り合っているようだが、果たして……?
○エルメルフィ
長官補佐室室長次席。愛称はエリー、エル、エルミーなど。
室長目当てで集まった女性から「カッコよくて素敵」と言われる程度には凛々しく、王都の民に周知されてもいる。
直接の上司に対しては、あまり好印象を抱いていない。
☆取引先
○エストリーチェ
愛称はエスト、エスター等。王都東区にあるナディラ服飾店の店長代理。両親が他の街に支店を作ろうというので、その代わりに本店を切り盛りしている。
黙っていればキレイ系の美人だが、たまに見せる仕草にはかわいらしいものがある。だが、仕事においてはなかなかのやり手でもある。
護送任務の折、とんでもない事態に巻き込まれてショックを受けたものの、それで完全に折れてしまわない程度に強い芯の持ち主。
★他
○アルトリード
フラウゼ王国王太子にして王国最西端の最前線総司令官。
少しばかり人間離れした雰囲気の、神秘的な美男子。
性格は穏やかで、思慮深い。
★魔人側の最高権力者【六星】
○【皇子】
見た目は青年。少し奔放な言動が目立つ。
○【軍師】
見た目は妙齢の女性。軍服らしきものに身を包む。生真面目。
○【聖女】
見た目は妙齢の女性? フードを目深にかぶっていることが多い、陰鬱な雰囲気の人物。やたら分厚い書物を常に手にしている。
○【大師】
痩せ型の壮年男性といった見た目。フラウゼ王国に対し、何らかの謀略を巡らせているようだが……?
部下との連絡において、やや挑発的な発言があった。
○恰幅の良い男性
下々の訃報に対し、唯一弔意を示した人物(?)
○長髪の青年
皇子とは友人のようだ。六星の会議には参加していない。
☆☆☆覚えた魔法☆☆☆
★★仕組み★★
魔法はマナの使い方や魔法としての形式を大雑把に定める「型」と、より詳細にどのような魔法として機能するかを定める「文」を組み合わせ、一つの魔法陣とすることで初めて力を発揮する。
★魔法
○
基本中の基本の魔法。術者と同じ色のマナの矢を飛ばす。
複製術によるスタッキングで威力を増大できる。もちろん、非合法
○
普通、魔力の矢の次に覚える魔法。魔法陣が術者と同じ色の光る玉に変じる。
魔法の検証において、安全かつ変化がわかりやすい魔法ということで、主人公は愛用している。
○
物体を遠隔操作するための魔法。
実際には、この魔法を構成する「可動型」が動かす力を担っており、視導術自体は物体と魔法陣を紐付ける効果があるようだ。
Eランク魔法としては難易度が高いが、その分応用が効く有用な魔法。
○
魔法陣から衝撃波と音を放つ魔法。
格下相手、特にマナの扱いに慣れていないならず者や、野生動物の鎮圧などに用いられる。ある程度修練を積むとほとんど効かなくなる、こけおどし用の魔法。
○
閃光を放ち、視界を一瞬で染め上げる魔法。
しかし、鼓空破同様にマナの扱いに慣れた相手にはほとんど効かなくなる。野生動物相手の用法では、対象に応じて使い分けるようだ。
○
魔法陣から色がついた霧を放ち続ける魔法。
視界が効かなくなるほどの濃度で霧が出るということはない。撹乱、カムフラージュに使われる魔法。攻撃に先駆けて、動きの起こりを見づらくするなど。
○
魔法陣の上を通った足を着色し、足跡も染めてしまう魔法。
もっぱら狩猟用に使われる。標的の通り道に仕掛けることで、巣穴までの道のりを確認する、あるいは狩人が自分の足跡を残すことで、獲物の反応を引き出すなど。
★魔法?
○複製術
第3種禁呪。使用にあたっては資格申請が必要で、しかも申請外の用途での行使は認められない。
器に合わせて使うことで効果を発揮。円の外側に隣接するように、同型の器が6つコピーされる。
主人公にとっては、いつまで経っても調査対象。調べるほどに妙な性質が明るみになっていく。
★型
○単発型
一回使い切りの魔法に用いられる。術者との接続を断ち切り、魔法陣そのもののマナで独立して魔法を起動させるための、一種の合図になっているようだ。
○継続型
持続して使用するための魔法に用いられる。また、魔法を維持するためだけでなく、術者の意図を魔法陣に伝える効果もあるようだ。
○可動型
継続型と併用して使う魔法。術者がイメージしたように魔法陣が移動する。
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