第25話 「君が大人になるまでは」

「まさか、お知り合いとは思いませんでした」


 俺は孤児院の応接室に通され、今は3人でテーブルを囲んでいる。お嬢様は落ち着かない様子だ。

 院長先生は、彼女のことをどこまで把握しているのだろうか。全く知らないわけはないと思うけど、聞き出すのも気まずい。お嬢様が話し出そうという感じもなく、結局は院長先生任せになってしまっている。

 幸いなことに、院長先生は色々事情がわかっていて、察してくれているようだ。俺たち二人を落ち着けるように、彼女は優しい口調で話した。


「アイリス先生のことは、よく知っていますよ。こどもたちには内緒にしていますけど。リッツさんも、先生とはお知り合いということですが、そのあたりはご配慮くださいませんか?」

「そうですね。うまくはぐらかします」


 お嬢様は、まだ緊張した感じはあるものの、ひとまず安心はしたようだ。顔から安堵が見て取れる。

 そんな彼女を優しく見つめてから、院長先生が話しかけてきた。


「アイリス先生の都合もありますが、相手を呼ぶときはファーストネームでお願いします。あとは……クッキーを楽しみに来られたということですよね?」

「ええ、まぁ」


 お嬢様――いや、アイリス先生――が、両手に抱えた皿に視線を落とす。


「クッキーはまずこどもたちで全部分けます。そのあと教壇、というと大げさですけど、こどもたちの前で質問や疑問に答えていただいて、こどもたちが『いい話を聞けたな』なんて思ったら、話してくれた先生の皿にクッキーを入れる、そういう仕組みになっています。なので、大人は原則クッキーなしからスタートですね。優しい子は普通に分けてくれますけど」

「なるほど……質問ってどんなのですか?」

「そこまでシビアなのは来ませんが……王様はどうして偉いの? とか、院長先生よりアイリス先生の方がクッキー美味しいのなんで? とか、そういう感じです」


……十分シビアでは?

 しかし、ここまで来て引き下がるのも、目の前の先生二人に悪い気がする。

 それに、こどもが質問を投げかけてくるという状況に、少なからず挑戦心が刺激されるのは感じた。


「では、試しに教壇に立ってみます。危なくなったらフォローください」

「ありがとうございます。ではこどもたちも待っていますし案内しますね」



 教室にはこどもたちが14人いた。手前から5人、5人、4人と並んで席につき、さらにその後ろに先生二人が座る形だ。教壇というか、話し手の席にも椅子と机があって、単に向かい合って座る感じになっている。

 アイリス先生が大皿のクッキーを端の席の年長者の子に渡すと、取り分をパパっと計算して次の子に回していく。見た目やんちゃそうな子もいるけど、行儀よくクッキーを取り分けていた。ちゃんとやらないと没収されるんだろうか。

 院長先生から手渡された座席表を眺めながら、チラッとこどもたちの様子をうかがうと、クッキーを取り終わった子たちから順に、視線を向けてくるのがわかった。大なり小なりこちらに興味を持っているようで、かなり緊張する。

 そうしてこどもたち全員にクッキーが行き渡ると、院長先生が立ち上がって俺の紹介に入った。


「みんな、今日は新しくやってきてくださったリッツ先生がお話してくれます。まずはご挨拶しましょうね」


 院長先生が音頭を取ると、微妙に不揃いではあるものの元気よく「よろしくおねがいします」と言われ、思わずこちらも頭を下げた。

「では、質問しましょうか」と院長先生が言うと、こどもたちは互いに顔を見合わせてヒソヒソ話し合った。最初は様子見ってところだろうか。

 などと思っていたところに、前の方の女の子が元気よく手を上げた。座席表を見つつ、「じゃあミランダ」と名前を呼ぶと、彼女は席を立って話し始める。


「先生! 食べ物屋さんの横に食べ物屋さんがあるのって、どうしてですか?」

「ん?」

「だって、お客さんの取り合いになって、独り占めできないじゃないですか。わたしだったらまわりに食べ物屋さんがないところで食べ物屋さんやります!」


 ものすごくハキハキ話す子だ。勢いにちょっと押されそうになる。周りの子は「おお~」なんて言ってる。

 そんな彼女への返答をちょっと考えてから、手で席に座るように促した。


「んー……お腹が空いて、外食したいけど、特になにか食べたいものがなかったら、ミランダはどうする?」

「そういうときは、いろいろお店を見て食べたくなるものを探すと思います」

「それで、食べ物屋さんを探すなら、食べ物屋さんが固まってるところを、ブラブラ歩きながら選ぶ方が便利だと思わない?」

「はい! そう思います」

「だから、わざわざ食べ物屋さんが1つしか無いところには、あまりお客さんが行かないんじゃないかな」


 こういうと彼女は考え込んだ。周りの子も考え込んでいる。うなずきながらクッキーを食ってる子もいた。


「じゃあ、お客さん少なそうなところにも、食べ物屋さんがあるのはどうしてですか?」


 しっかりした子だなぁ。ただ、幸いにも読めていた質問ではある。彼女が考えているうちに、こちらも返答を一応は考えていた。


「食べ物屋さんが多いところに、お客さんがたくさん行くっていう話なら、食べ物屋さんが少ないところはお客さんも少なくなるってのは、納得できる?」

「んーと、それはなんとかわかります。外もそんな感じだと思います。この辺りも食べ物屋さんが少ないから、そういうお客さんは少ないです」

「それで、お客さんが少なくてもやっていける食べ物屋さんってのも、あるんじゃないかな。たとえば、料理がおいしくて、雰囲気も静かで落ち着いていて、ちょっとくらい高いお金払ってもいいかなって思える店とか」

「静かにお料理を食べるのって、いいことなんですか?」


 真顔で聞かれた。まぁ、普通は賑やかしい方が良いんだろうなぁ。自分自身、静かな飲食店というとせいぜい茶店か、今日の昼食ぐらいしか経験がない。だから、あまり知ったふうな口は聞けない。


「……あー、なんだその、そのうち静かに誰かとご飯食べたくなる日も来るよ。そういう日はたぶん、ちょっと奮発するんじゃないかな」

「ふうん」


 ミランダはわかったようなわかってないような、曖昧な感じで返事した。

 一方、後ろの席の、年長者っぽい女の子たちは、なんか肘を突き合ってヒソヒソやっている。たぶん、わかる話だったんだろう。俺の皿にクッキーを入れてくれた。

 それから、ミランダはちょっと考え込んで言った。


「じゃあ、まわりに食べ物屋さんがあるのとないので、どっちがいいんですか?」

「結局はお店やる人次第じゃないかな……賑やかな店を目指してるなら、他の食べ物屋さんの近くだろうし、静かにやりたいなら、他の食べ物屋さんがいないほうがいいと思うし。それと、周りに食べ物屋さんがないなら、店主さんはその辺りのことが気に入ってるってのはあると思う。結局は店主さんに聞くのが早いかな……」

「はい、わかりました。ありがとうございます!」


 結局はそういう結論に行き着いてしまったけど、ミランダは朗らかに礼をしつつ、クッキーを入れてくれた。

 すると、様子をうかがっていた子たちが、次々と手を上げ始める。ちょっと手加減してほしい。



「お野菜って勝手に安くなったり高くなったりするけど、なんで?」

「天気によって、採れる量が変わるからね。特に葉っぱのお野菜とか。それで、売れ残って腐っても困るから、たくさん取れたら安くしてたくさん売ろうとするんだよ。逆にあまり採れなかったら、ちょっと高くしてるんだ。ちょっと高くても、買ってくれるお野菜好きはいるからね」

「僕は、お野菜嫌いだけど……」

「残さずちゃんと食べな」


「ものが下に落ちるのってなんで?」

「あ~……みんなが上に行ったら、この星が一人ぼっちになって寂しいからじゃない?」


「どうして春にならないと花が咲かないの?」

「冬はみんな外出しないせいで、せっかくキレイになっても、誰も構ってくれないからね。鳥さんとか虫さんとかもさ。だから、みんなに会える春まで待つんだよ」


「どうして鳥さんみたいに空を飛べないの?」

「人間は別に空を飛ばなくてもやっていけるからね。鳥さんたちは、地面が怖くて必死になって、ああなったんだよ」


 こどもたちの質問は、本当にあっち行ったりこっち行ったりした。質問への返答によっては、なんか色々とマズいことになりそうなので、こどもたちにもわかる話にしようとフィーリングでごまかす感じになったりもした。

 しかし、そういう逃げの一手を打つと、こちらを見つめるランランとした眼差しが少し辛い。別に嘘付いてるわけじゃないと思うけども。

 クッキーは、割と恵んでもらえた。相場というか、先生としての及第点がどの程度かはわからない。

 ただ、後ろの先生方の反応を見るに、わりと上手くできてるんじゃないかとは思った。院長先生は始終にこやかだったし、アイリス先生はこどもたちが質問すると少し考え込み、俺が返答すると小さく頷きながら聞いていた。一緒に考えてくれているみたいに。


 なんやかんやで時間が経つのは早いもので、教室を夕日がオレンジに染めていた。院長先生が立ち上がって、「そろそろ最後の質問にしましょうね」と言うと、後ろの方の席の、ちょっと年長っぽい女の子が手を上げた。


「じゃあ、ケイト」

「先生って、好きな人いる?」


 やっぱり来やがった。教室がざわめく。主に女の子がヒソヒソしだした。


「……まぁ、院長先生が好きかな」

「ふーん……じゃあ、私たちと同じだね!」


 ケイトには本気じゃないと一瞬で悟られたようだ。しかし、それ以上に追及することはなく、なんか手心を加えられたような感じだ。仕掛けてきた質問はさておいて、ちょっと大人びた対応に感じる。

 代わりに強い反応を示したのが、前の方の年少の子だった。泣きそうな顔で「せんせい、持ってっちゃうの……?」と言い出した。


「持ってかないからさ、大丈夫。その代わり、院長先生のこと独り占めしようとしちゃダメだぞ、みんなが好きなんだからね?」


 ちょっと焦り気味に言うと、どうやら信じてもらえたみたいで、袖で顔を拭いながら頷いてくれた。かなりデリケートな部分に、足を突っ込んでしまったのかも知れない。どうにか説得してから、チラリと先生方の方に視線を向けてみた。

 院長先生は、ニコニコしている。さすがに本気にしたってことはないだろうけど、夕日のせいか、顔に赤みがかかって見えるのが本当に心臓に悪い。

 アイリス先生は、こどもの反応を見て、少しドキドキしていたようだ。泣くことなく落ち着いたことに、ホッと胸を撫で下ろしている。



 授業のようなものが終わって、こどもたちに別れを告げてから、アイリス先生と一緒に屋敷へ帰ることになった。彼女はこどもたちにとても懐かれているようで、みんなに名残惜しそうにされていた。

 それから、孤児院の入り口に先生3人で集まると、院長先生が微笑みながら口を開いた。


「今日はありがとうございました。初回の授業としては大成果だと思います。普段の私よりクッキーが多いくらいですもの」


 “院長先生が好き”発言は、こちらから言及しないことにした。相手も大人だろうから、逃げ口実ってのは言わなくてもわかってもらえるだろうし、いちいちこちらから念押しするみたいに言うのは、逆に大変失礼にも思う。

 そんな俺の考えを知ってか知らずか、院長先生はニコニコしながら、俺をまっすぐ見つめてきた。


「みんなも、リッツ先生のことが気に入ったみたいです。また、気が向いたら遊びに来ていただけますか?」

「それはいいんですけど……ちょっと答えきれない質問とかあって、はぐらかしたり、ごまかす感じになったのもあって……ああいうのって、アレで良かったんですか?」

「こどもにとっては、一緒に考えて答えてくれる大人がいるというのが、一番大事だと思います。ですから、あれで大丈夫です。あの子たちの中に答えへの疑問がまだあって、それをさらに掘り下げるようになったら、その時はまたお願いします。そうやって、少しずつ本当のことに近づいていければ何よりです」


 院長先生は、笑顔を全く絶やさずに答えた。

 何か期待されているってのは、よくわかる。たま~に、抽象的で深淵な質問が来るのは、少ししんどかったけど、こういうのもたまにはいいかなとは思う。

 それに、俺が話す番になると、みんな真剣に耳を傾けてくれて、それは嬉しかった。いい子ばっかりだった。


「また来ます」

「ありがとうございます。アイリス先生も、今日はありがとうございました」

「いえ、こちらこそ。いつもありがとうございます」


 そうやって挨拶を済ませてから、2人で孤児院を後にした。



 西地区から南門へ向かって歩き始めると、お嬢様が話し掛けてきた。


「リッツさんは……マリーに孤児院のことを?」

「そうですね」

「まったく、マリーったら」


 そうは言うものの、口調に憤慨はない。驚かしてきた友人を、呆れつつも許すような感じがにじみ出ていた。

 アポなしで俺は突っ込んでいったわけだけど、マリーさんはこの事態を想定していたのだろうか。まぁ、そうだろう。俺たち2人を驚かす意図は? まぁ、それもあっただろう。

 ただ、それだけじゃないんだろうなというのは、なんとなく感じた。


 西区は本当に閑静な住宅街といった雰囲気で、時間帯のせいもあるだろうとは思うけど、住民がほとんど出歩いてない。

 初めてすれ違ったのは、小さな買い物袋を手に提げた老婦人だった。そのご婦人はお嬢様の方を見た。お嬢様は普通の町娘にしか見えない、王都でもありふれた感じの服装をしていたけど、それでもご婦人には誰かがわかったんだろう。袋を地面において深々と礼をした。お嬢様も手を前に合わせて頭を下げる。俺もつい、それにならった。

 その後、ご婦人が地面においた袋を、お嬢様が両手で掴んで持ち上げ手渡そうとすると、ご婦人は大変恐縮した様子で、荷を受け取りつつまた頭を下げた。

 そんなやり取りの後、ご婦人が角を曲がって去っていくのを見届けると、お嬢様は羽織ったコートの襟で口元を隠して、フードを目深に被った。お忍びってことなんだろうか。目の周りだけが露出していて、見た目はボンボンバンバン爆発させるゲームを思いださせた。なんだか可愛らしい感じだけど、目は少し寂しそうだった。


 喋りづらいのか、あるいはそういう気分になれないのか、そのまま無言で門まで歩く。中央広場から南へ向かう大通りでは、さすがに人が夕刻でも多くなってくるけど、先ほどみたいにすれ違う方が足を止めるようなことはなかった。


 しかし、門衛の方には一発で露見した。昼とは別の方だけど、俺たち二人が近づくと、もともと良かった門衛さんの姿勢が微動だにしなくなった。

 お嬢様がコートの口元とフードを取って素顔をあらわにし、「お勤め、お疲れさまです」と言ってお辞儀をすると、彼らは一糸乱れぬ動きでピシッと立礼した。

 内側の門衛の2人と同様、外側の受付みたいな方も、お嬢様の姿を認めると立ち上がって一礼。その後、彼は頭を上げ、恐縮しつつ俺たちに通行許可を確認した。

 ここに来た時もらった通行証を渡すと、「確かに」と言って回収された。一方のお嬢様は胸元から、家紋のような何かが刻まれた白いペンダントを取り出し、チェーンの付け根をつまんで持ち上げた。ペンダント全体が淡い紫の光に包まれる。

 すると、係の方は「どうぞお通りください」と言って深く頭を下げた。

 その後は内側の門衛の方のときと同じように、お嬢様が彼に労いの言葉をかけ、二人で王都を後にした。


 お屋敷まで歩き始めてからも、少しの間なんとなく気まずいというか、話しかけにくい雰囲気になった。お嬢様は、ほんのちょっぴりアンニュイな感じに見える。

 そんな彼女の顔を見て、クッキーのことを思い出した。そこそこもらったクッキーは、質問の嵐の中で少しずついただいたものの、それでもちょっと残ったので紙袋に包んでもらってある。

 取り出して「食べますか?」と問うと、彼女は表情を柔らかくして「いただきます」と言葉を返した。


「でも、そもそも私が焼いたクッキーですけどね」

「いえ、あの子たちが俺にくれたんだから、これは俺の戦利品ですよ」

「ふふ、そうですね。お疲れさまでした」


 残ったクッキーは4つだった。二人で折半するとすぐに無くなり、やがてささやかな咀嚼音もなくなって、砂を踏む音がただ物寂しい。

 話しかける話題には悩んだ。あのお屋敷と孤児院という取り合わせは、どうしても悲しい過去を連想させる。「いつからああしてる」みたいな地雷っぽいことを聞けるわけがない。とは言っても、全く触れないのも、なんかそれは違うような気がした。

 そこで「いい子たちですね」と言うと、彼女は穏やかな笑顔を俺に向けてきた。


「ええ、本当に。ちょっとおませさんな子もいますけど」

「ああいうのは、ちょっと……苦手な質問なので、遠慮してほしいかなって」

「遠慮しないのも、こどもの魅力ですよ?」

「……まぁ、そうかもですね」


 俺が同意すると、ちょっと寂しげに彼女は空を眺めた。

 王都でも、お嬢様はやっぱりお嬢様だった。誰もが少し距離をおいて、上に立てようとする。

 でも、こどもたちは違っていた。院長先生も。あの遠慮のなさが、何よりも嬉しいんだろうなと思う。

 俺も空を眺めて物思いに耽っていると、お嬢様が静かに話し始めた。


「あの子たち、今は私のことを先生って呼んでくれます……身分を明かしてませんし、あの子たちはまだ、世の中のこととか、貴族のこととかわかっていないから。そんなあの子たちも、大きくなったら私のことを”お嬢様”って呼ぶのかなって、そう考えてしまうんです」


 そこまで言ってから、彼女はこちらを向いて「これではダメな先生ですよね」と笑いながら言った。その笑顔はどこか切ない。そんな彼女に俺は言葉をかけた。


「……あの子たち、騒がしいのもマセてるのも色々いますけど、みんな先生のことは好きだと思いますよ。大きくなっても、きっと今のことは忘れないはずです。だから、”お嬢様”って呼ぶようになっても、他の人が言う”お嬢様”とは違うんじゃないかって」

「……そうですか」

「きっとそうですよ。だから、逆にあの子たちからの気持ちを、疑っちゃダメだと思います。先生なんだから」


「そうですね、先生」

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