四年に一度、君を視る

作者 にのまえ あきら

85

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★★★ Excellent!!!

まず世界観が美しい。
短く研ぎ澄まされた文が美しい。
台詞を発するキャラが見える。

これだけでも読む価値があるというのに、つい二回目を読み返したくなるようなトリックが隠されている。
何処かで見逃していたラストへの伏線があったのでは、と探してしまう。

感服です。三回は読み返しました。

★★★ Excellent!!!

他のレビューがしんみりとした泣けるレビューだったので、個性を出すためにジョジョ風にしてみました。
多分ですが、このノリに乗ると「『四年に一度、僕は君を視る』見るな」とか言われちゃったら「断る」とか平気で言ってしまいそうだから、本当にノリというモノは怖い。
また、この文章や物語も怖く、美しい。
言葉の節々やありふれた日常会話を読めば読むほど、ああ綺麗だと思ってしまうのですよ。この作品は面白いけど、面白い以上に美しい。
まるで、笑わせてくれる描写を時折見せながら何かを考えさせて泣かされる美しい絵画のようです!!
二千文字と読むのに一、二分で済む。そして面白く美しい。
超絶コスパの良い小説です。
是非、読んでみてください!!!!

★★★ Excellent!!!

三度目の『四年に一度』。

それが、僕と彼女の今の関係が経過した時間。つまり、十二年だ。

子供ならば、生まれてから小学校を卒業するまでの時間。
長いようで実感としては短くも感じる時間。

そのような時を経て、物語の中の僕と彼女の気持ちがどのように変化したのか、短く交わす言葉や描写から、よく伝わってくる。特に最後の『私の独り言』がいい。二人の関係の深さが伺える。

物語のちょっとしたギミックもスパイスとして良い感じ。実に、にのまえさんらしい味付け。

短編の恋愛ものとしてメインディッシュとなれる物語に仕上がっています。是非ご堪能あれ。