05.09 「ふぇん……、ふぇぇん、ふええええん」
何故って、今日の検診次第で
「ただいまー」
「お帰りなさい、
「OK出たわよっ」
「うううううう、やったー。お風呂の準備してくるねっ」
まだ昼過ぎなんだけど、待ちきれなかったんだね。
「お姉ちゃんとお風呂に入ろうね〜」
なんて、お湯張りボタンをおして、ご機嫌に
そういえば、私が「
「あーうー」
「うんうん。でも、ちょっと待っててね。先に体洗っちゃうからね〜。
「ちょっと、いきなり脱ぎ始めないでよ」
「見られて困るものは付いてないから平気だよ」
「そうかも知れないけど……」
女の子なんだし?
「直ぐに呼ぶからここで待っててね」
「……うん」
そう、女の子なんだけど、そんなの解ってるんだけど、心の準備が……、というか、そんな姿を見せられたらドキドキしちゃうよ……
「おいで〜、
「あうー」
でも、
安心してるのか、
私が……、今は考えるの止めよう。
「ひゃん」
突然可愛い悲鳴を上げる
「どうしたの?
「
「ふぇん……、ふぇぇん、ふええええん」
ふわあ、また……、また
「お腹減ったのかな? でも、そんなに頑張っても僕のは出ないんだよ~。
「えっ、う、うん。そうだね。そういうのはお母さんじゃないとね」
ちゅうちゅう吸ってる……
「
「んああ、何?」
「顔赤いんだけど、平気?」
「う、うん、平気よ」
ああ、もう。私、女の子に戻ったのに。まだ影響が残ってるのかなぁ。
「そう。じゃあ、
「
温まってほんのり桜色に染まった
ゆで卵みたいにつるつるなのに、
あー、もう、ドキドキが止まらないっ!
「そんなに見つめられるとドキドキしちゃうんだけど?」
「えっ、ああ、ごめん」
「
「ふえええええん、ふぇぇん、ふえ゛え゛え゛え゛え゛ん」
「は、ごめん、
「宜しくね、
だめだよ、私、ちゃんと戻れてない。私だって女の子なのに、女の子の
そしたら私も気にしなくてもいいもん……
「ふ゛え゛え゛え゛え゛え゛ーん、ふ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」
「うん、うん、わかった、わかった。今行くからねー」
ダメだよね、そんなの。
治療なんか受けなきゃよかったな……
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