でもまあ、作者が「めでたしめでたし」と言っているのだからめでたいんでしょう。じゃあハッピーエンドです。確定。良かったですね。
あんま仏教って詳しくないのですが、カンで言うと、「一つことに執心・執着するのって良くないよ」的なことを言ってるような気がします。で、仏の教えってあんま爆笑・超絶オモロってわけではないじゃあないですか(詳しくないので、実はそうだったら済みません)(公案って実は大喜利だったんですか!?)。
となると、逆にすればこれは爆笑・超絶オモロの芽が出てくる。で、この話は、「一つことに執心・執着するの極み」だと思います。俺は最近古畑任三郎を見ていると古畑任三郎を殺せと思うようになってしまったのですが、最近になって古畑任三郎を自分から見た挙句主人公に殺意を抱くという倒錯した感覚についてはあまり追及していただかないことにして、まあだからたとえば俺が明石家さんまだったらもっとうまくやるぞと。もう一切の名詞は言わない、そういう気持ちでいるわけですよ。
そういう、「一休宗純絶対殺すマン」と化した将軍様の話です。まあそりゃあ面白いですよね。読みましょう。