キリギリスとアリ

アリエッティ

 真逆?

 アリが働くその横でキリギリスがサボっていると、白い目で見られ忌み嫌われる。昔はそうだった、しかし今は


『はいどうもキリギリスです!

今日はですねこの巨大角砂糖を、一人で食べてみたいと思います!』

でかい角砂糖食べてみた 200万再生


「いいね好調よ〜?

いいヤツ仕入れた甲斐あるってもんだねぇ、次何しようかな。」

冷暖房完備、好きな服に好きな飯、汗水垂らす事無く片手間で完結。

「よし、次は子供用プールで遊んでみるか。早速仕入れと行くぜ!」

家の扉を開けると黒い群生が巣穴にモノを運んでいる。

「おっとアリさん達ご苦労さんじゃないの、気をつけて帰んな?」

「うるせぇキリギリス!

楽してるお前と一緒にするな」

「ラクってあんた..言ってくれるぜ」

白い目を向ける列の途中で声を掛けるアリが一匹。

「私、ファンです。

いつもちゃんねる拝見してます」

「え、あホント?

ありがとう、今からオレ、子供用..」


「おい!」「あ..ごめんなさい。」

例え好きでも褒める事は許されない、

労働が正義だと思っているから。

「昔のキリギリスは今よりキツかったらしいからなぁ、気の毒だよ」

合わなかったやめればいい。

キリギリスには、労働が向かなかっただけの話だ。ただそれだけだ。

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キリギリスとアリ アリエッティ @56513

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