第348話

~ハルが異世界召喚されてから6日目~


 国境を越えた辺りでルカはハルを見失っていた。


「むむぅ……」


 ルカは思い悩む。


 ──ここで諦めて帰っても叱られる……


 黙って国から出ただけでなく、勝手な行動で特待生達を混乱させた。叱られたくなければ、ハルの正体というとっておきの情報を掴むべきだとルカは考えた。


 ハルの匂いを何故か思い出す。


「……」


 ルカが国境を越えるのは過去に一度だけ、フルートベールと戦って以来だ。


 ルカは辺りを見回しながらフルートベール領を探索する。


 ──とりあえず街を探そう。


 目標を立てたルカは走り回ったが、ハルはおろか街すら見つけることができなかった。


 森を抜け、海の潮風に当たる。


 途中ハウンド・ベアという魔物に襲われたが、一撃で首を落とした。白い砂浜、それに打ち寄せる波に見とれながら海岸沿いを歩いていると深い夜が訪れる。


 途方にくれながら1人歩いていた。すると遠くに煌めく街の灯りが見えてきた。


「わあぁ……」


 街の灯りが神々しく見えた。ルカは迷子からくる恐怖に救われ、喜んでいた。


「もう、帰れないかと思ったぁ」


 ルカは小走りになり、途中でスキップをいれながら街に入る。慣れない土地の風景に酔いしれた。


 機嫌も戻り始め、鼻唄まじりに夜の街を散策する。帝都のように光属性魔法が付与された魔道具が燦々と輝くわけではなく、申し訳なさそうに光るランタンの火はこの街を幻想的に見せた。きっと帝国から外へ出た解放感と迷子ではなくなった安心感がもたらした効果も多分にあるだろう。ルカは口をぽっかりと開けながら見入っていると、見失っていたハルを見つける。


 咄嗟に建物の影に隠れるルカは、ハルにバレないようそっと覗き見る。


 ハルはエルフのような少女に呼び掛けていた。


「さぁ、行こう」


 エルフのような少女は力なく了承の返事をすると、2人は街を出ていく。


 ──運は妾に味方した!!だがここで、出て行ってもアヤツの正体を掴んだとは言えぬな……


 ルカは2人の後を細心の注意を払って追った。今度は見失わないように……


 森の中を2人はどんどんと進んでいく。


 ルカは疑問に思った。


 ──一体どこに行くつもりだ……


 すると人工的に切り出された立方体の石が森と一体化するように放置してあるのがそこかしこに見える。見るからに長い年月が経っているその石には幾何学模様が彫られていた。ルカはそれらに見とれながら歩いていると、いつの間にか森を抜けていた。


『ようこそクロス遺跡へ』と書かれた看板を発見する。


 ──ここは観光地か……まさか!!アヤツここでデートをしようと!?


 ルカは何故だかイラついた。そんなイラつきが表に出ないよう努める。ハル達はまだルカのことに気づいていない。


 気を取り直してハル達の行方を追うと、森を抜けてから最初に目に入る巨大な塔へと2人は入っていく。


 2人の後を追い、遅れてルカも塔に入った。


 外から眺めていてもわかったが、ここはダンジョンのように魔物がさまよっているようだ。


 ──なんだ?レベル上げか?それとも罠か?


 ルカは塔の外周を念のため観察した。


 ──監視はいないか……


 ルカは塔へと入ったが、1階に2人の気配がないことを悟り、上の階を目指す。


 ギザギザの翼を広げて、キィキィと甲高い声で鳴くブラッディバードがルカに襲い掛かってきたが、直ぐにその鳴き声は断末魔へと変わった。あっという間に細切れとなったブラッディバードの破片が舞う。ルカは攻撃し終えた鎌を肩に担いでフゥと息を吹き掛け、破片を散らした。


 階段を上り、また塔の中を探索するが、ハル達の気配がしない。あまり大胆に走り回ると気付かれる恐れがあったため、ルカは慎重に探索した。


 壁に描かれている妖精族と思しき絵を一瞥し、一歩ずつ足音を立てずに歩いていると、突然視界が奪われた。


「なにっ!?」


 ルカはハルに攻撃をされたのかと思った。鎌を構え、夜目を効かす。そして冷静に分析した。


 ──殺気は感じない……


 自分の掌を魔法で光らせ、見つめる。


 ──魔法をかけられたわけでもない……


 闇属性のデバフ系魔法をかけられたわけではなく、なんらかの魔法によって転移させられたことを悟った。ルカは次第に視界が晴れていくのを感じる。


 ドーム型にして円形の空間。視界が晴れたからと言っても決して明るくないこの場所、出入り口などは見当たらない。


 ──やはり転移系の魔法……


 床には所々に焦げた跡と乾いたばかりの血の跡があった。しゃがみこみ、その部分に触れるルカ。


 ──まだ、新しい……


 立ち上がり、もう一度辺りを見回した。この場の暗さにも慣れたのか、先程よりもよく見える。


 すると、視界の端が蠢いた。ルカはその蠢く影に視線を送る。暗がりに同化するように佇んでいたのは少女だ。ルカはようやくその少女を認識する。


「ッ!!ハル・ミナミノの仲間か!?」


 慌てて鎌を取り出し構えるルカの前にその少女は笑顔で答えた。


「お姉ちゃん?」


 ルカは首を傾げる。


「誰だ貴様は!?」


 ルカの返答に今度は少女が首を傾げ、手を打って、とあることを思い出した。


「そうだ!お姉ちゃん記憶消してるんだった!それで私も消してたのにスッカリ忘れてた!」


「?」


 ルカの頭上にはクエスチョンマークが浮かぶ。


「お姉ちゃんも一度死ねば記憶戻ると思うよ?」

 

 死、その言葉が少女の口から発せられた時、ルカの全身に緊張が走った。


「ッ!?」


 ここしばらく強者という強者と相対したことなどない。ルカは鎌を構えて、少女を迎え撃つ準備を整えた。


 少女は笑顔でルカに近づくと、突然膝を沈み込ませた。


 ──来る!!


 低い姿勢で前進する少女をルカは後退しながら鎌を振り上げる。見事その攻撃で少女を斬り裂いたかのように見えたが、陽炎のように少女は霧散した。


 ──なにっ!?


 背後に気配を感じとるルカ。咄嗟に振り向いたが、その間に脇腹を殴打される。緩やかに湾曲した壁まで飛ばされ、激突した。ルカは直ぐに体勢を整えようとするが、迫る少女に首を鷲掴みにされ、絞められた。


「カハッ」


 首を支点に、片手で持ち上げられるルカ。足場を失くし、少女の細い腕にすがりつく。その腕を握り締め、折ろうとするが頑丈な少女の腕はびくともしなかった。


 ──い、息ができない……


 外界より、無理矢理せばめられた気道から空気を吸い込もうとするが、それは断たれる。苦しみもがくルカの意識が次第に遠退いていく。いつ流したかも覚えていない涙がルカの瞳を潤し始めた。


 やがて抵抗することもできなくなり、ガクリと頭を垂れた。その時、目に浮かべた涙が溢れ出る。


 少女は手を離して、ボトリと地に伏したルカに告げた。


「どう?死んだ感想は?」


 ルカは起き上がり、首をゴキゴキと鳴らしながら答える。


「最悪じゃな……」


「思い出した?」


「あぁ、それよりも何故今の今まで妾を助けなかった?」


「助ける?あれってお姉ちゃんが好きでやってたんじゃないの?」


 ルカは溜め息をつく。


「アレクサンドラよ……」


 ルカは呆れるように妹の名前を呟く。それに対してアレックスは言った。


「だってぇ、あんなにも女の子にベッタリなお姉ちゃん見たことなくってさぁ。てっきり好きで記憶を消してるのかと思ったよ」


 アレックスは出ていった姉を連れ戻しに行こうとした際、姉がミラにベタベタ抱き付いていたり、甘えるような声を出していたことを思い出す。


「そ、それは……」


 頬を赤らめ恥ずかしそうにするルカにアレックスは付け加えた。


「でもわかるなぁ。あの女の子不思議な雰囲気あったもんね?たぶん人族じゃないでしょ?ペシュメルガ様の雰囲気とも少し似てたけど、違うような……」


 ルカはペシュメルガという名前を聞いて、胸がざわついた。


「ペシュメルガ…様……」


 ルカは下を向いた。


◆ ◆ ◆ ◆


 暗いダンジョンを走り抜けるルカ。


「ハァハァハァ……」


 ストレートに伸びた真白い髪が、走るルカにあわせて上下する。後ろを振り返ると闇からペシュメルガが顔を覗かせた。


「ぅっ……」


 ルカは迫り来る恐怖のせいで、凹凸の激しいダンジョンに足をとられて転んでしまった。


 地面に伏したルカは距離をとって逃げ出すのはもう無理だと悟り、恐怖の対象を見据え、死ぬ覚悟を決めた。ペシュメルガはそんなルカに尋ねる。


「何故ここから出ようとする?」


 ペシュメルガの言葉。厳かにして、親しみやすい声がルカの細胞を揺るがした。


「こ、ここの生活がつまらないから……」


 ルカは死を覚悟しながら返答した。ペシュメルガは少しだけ驚いた表情をして、ルカを諭す。


「地上はディータや天界の者達が統べる世界だ。何が起きるのか私でもわからない。それでも良いのか?」


「……」


 ルカは黙っていると、ペシュメルガの背後からエレインがやって来た。


「ペシュメルガ様が質問しているのよ?答え なさい」


 冷たい表情が、ルカを芯から震わせる。


 それを察したのか、ペシュメルガは片手を挙げてエレインを諌めようとしたが、エレインは反論する。


「し、しかし!この娘が外へ出れば、我々の存在が天界に知れ渡ってしまいます!!もう、ファウストのような犠牲を私は見たくありません……」


 嘆くようなエレインの主張にペシュメルガは答えた。


「ディータは既に我々のことを知っている。だが天界に報告をしていない。おそらく奴は我々がこの世界を破壊できるだけの力を有していると理解しているのだ。この世界が壊れることは奴にとっても避けたい事案なのだろう……」


 いつでも首を斬れるよう、ペシュメルガとディータはお互いがお互いの首に刃をあてがっている状態を維持していた。そんな長い膠着状態が続いていたが、それが少し前に変化が起きる。


 ミラ・アルヴァレスの召喚だ。


 今までにない事柄にペシュメルガは何かアクションを起こしたいと常々考えていた。


 するとダンジョンの奥から足音が聞こえてきた。エレインは慌ててペシュメルガに言った。


「誰かがやって来ます!早く始末致しましょう」


 足音が次第に大きくなるなか、ペシュメルガは笑みを浮かべて、慌てずルカに告げる。


「…いいだろう……ここを出ると良い」


 ルカの表情が明るくなった。一方、エレインは驚愕した。


「ただ、条件がある」


 明るくなったルカの表情が陰る。


「じょ、条件……」


 ルカは固唾を飲む。


「そうだ。今からお前の記憶を消す。新しい人生を歩むのだ」


 ルカは怯えながら頷いた。


 ルカの頭にペシュメルガの手が優しく置かれた。物凄い魔力を感じとるとルカはその瞬間意識を失った。


 ペシュメルガとエレインはダンジョンの闇へと消える。


 代わるように奥からやって来る足音の主が姿を見せた。燃えるような赤い髪がほの暗いダンジョンの闇に映える。


 ミラは倒れている女の子ルカに気が付いた。


 直ぐにかけより、生存確認を急ぐ。


「呼吸はしている……しかし何故こんなところに……」


 ミラはルカを担いで、ダンジョンを出た。


◆ ◆ ◆ ◆


「……」


 ルカはペシュメルガとの最後の記憶をたどっていた、不安の眼差しを妹アレックスに送り、口を開く。


「アレクサンドラはどうして、ここへ?」


 アレックスはドーム状の天井を見上げながらどこから説明すればいいか考えた。


「それは……」


 アレックスは自分がルカを見つけた時、ルカの変貌ぶりと楽しそうな表情を見て、面白そうだから自分も記憶を消して、新しい人族としての人生を歩もうと考えた。今一緒にいる家族の記憶を改竄し、その環境に溶け込む。そして、魔法学校に入学し、レベルアップ演習でここへ来たは良いが、記憶は消えていても、魔族の血はそのままである為、この場所へ転移したと伝える。


「きっとここは、元々妖精族の棲みかだったみたいだね?そんで妖精族の涙と魔族の涙の効果が反転して私達が転移できるようになったって感じかな?」


「……いや、待つのじゃ!それよりも記憶を消された妾を見つけたと言っていたがどうやってペシュメルガ様の国から逃げ出すことができたのじゃ!?」


 アレックスはまたしても天井を仰ぎ見ながら述べる。


「なんかふつーに抜け出せたよ?勿論直ぐにバレて捕まっちゃったんだけどね?」


「それでお前も記憶を消されて……」


「ううん。違う、見逃してくれたの」


「は?ペシュメルガ様が?」


「フェレス様が見逃してくれたんだよ。私の死体を造ってくれてさ、でも時間が経てばそれが偽物だってわかっちゃうからなるべく早く姿を消せって」


「フェレス様が……」


 ルカはフェレスの悪戯な笑顔を思い浮かべて、身震いした。


「それよりもこれからどうする?またペシュメルガ様の国に戻る?」


 迷子になるは、突然死ぬは、記憶が戻るはで頭がパンクしそうなルカ。それでも自分の最もやりたいことを口にする


「妾は、帝国でミラ様の側にいたい……」


「なら早く帝国に戻りなよ?っていうかなんでこんなところに?ここはフルートベール領なんだけど?」


 あっ、とルカは声を漏らして自分が何故ここへ来たのかを思い出した。


「ハル・ミナミノを追って来たんだった!」


「ハル?誰それ?」


 ルカは塔の探索を諦め、まだハルが塔内部にいることを祈りながら、塔の外で彼等が出てくるのを待ち構えようとした──ドーム状のこの部屋は、出たいと強く望めば簡単に出ることができた──階段を下り、1階についた辺りで物音が聞こえる。1階の暗がりに潜むルカとアレックス。アレックスはわくわくしている様子だった。


 物音のする方を注視すると、床が外れ、中からハルとエルフのような女が現れた。


 ルカは先頭を歩くエルフのような女に向かって鎌を振り上げる。


「待って!!」


 ハルの声が塔の1階に響きたわたる。


 エルフのような女は間一髪のところで踏みと止まり一命を取り留めた。


 ルカは大きな鎌を担ぎながら言った。


「こんなところで何をしている?」


 ハルはユリを庇いながら答えあぐねていると、ルカの後ろに潜んでいたアレックスが姿を見せながら口を開く。


「この子がお姉ちゃんの気になる人?」


 ショートカットの髪型に宝石の埋め込まれた腕輪をしているアレックスを見てハルは呟く。


「ア、アレックス……?」


 見知らぬ少年の口から自分の名前が出てきた為、アレックスは驚いた。


「え?私のこと知ってるの?」 


 そのことにルカも驚いている。ルカはアレックスにハルのことを知っているか尋ねた。


「知らないな……でも君は私のことを知ってるんだよね?」


─────────────────────


 見覚えのあるショートカットのヘアスタイル。キラキラと光る宝石の埋め込まれた腕輪。快活な声は魔法学校の記憶を呼び起こす。しかし、アレックスの持つ赤黒い眼は、ハルの思考をごちゃ混ぜにさせた。


 自分のことを知っているかのというアレックスの質問に、ハルは頷くだけでその質問を肯定する。


 ルカが口を開いた。


「一回死んだことで人族として生きた記憶が欠落しているんじゃないか?」


 アレックスは考え込む。今度は天井ではなく床を見つめて。


「ん~人族として生きていた時の記憶はキチンと残ってるんだよな……マリアのこととかゼルダのこととか……」


 この会話が糸口となり、ハルは瞬時に状況を整理した。


 ──クロス遺跡に初めて来た時、アレックスと一緒にデュラハンのいる所へ転移したのは、魔族であるアレックスがいたからか……記憶が消えている状態でデュラハンには勝てず殺されてしまった。しかし妖精族とは反対の魔族の涙により回復して甦った……


 ハルはアレックスが魔族であることをまだ信じられないでいる。しかし無理矢理自分を納得させ、この場をいかに切り抜けるかを考えた。


 そう、彼女達姉妹はハルが敵対しようとしているレガリアやペシュメルガの一派アジールである可能性が十分にあるからだ。


 アレックスはハルの眼前まで近付く。


「ねぇ、君はどうして私のことを知ってるの?」


 ハルはユリを庇いながら述べようとした。


「そ、それは……」


 言葉が口から出る前に、アレックスとの思い出が甦る。そのせいで変なことを口走った。


「君と友達だから……」


 説得力などない。この世界線でアレックスとは全く関わってこなかった。


 アレックスは首を傾げるが、同時に胸が締め付けられるような痛みに襲われる。


「ぅ……」


 アレックスは胸を押さえながら膝をついた。それを後ろから見ていたルカは妹にハルが何か魔法やスキルを使用したのではないかと疑う。


「き、貴様!何をした!!」


 ルカはハルに近付こうとしたが、アレックスは待てと制止をかけた。


「一体どうしたのじゃ!?」

 

 アレックスは胸を押さえながら内股気味に立ち上がると、耳をちぎれる程赤くし、頬を紅潮させ、呼吸を浅くしながら答えた。


「お、お姉ちゃん……」


 アレックスの胸がかつてない痛みに襲われている。しかし不思議と嫌な気がしない。


「なんじゃ!?」


 ルカはアレックスの手を握った。するとアレックスはルカにだけ聞こえるように囁いた。


「…恋ってこんな感じなのかな?」


「はぁ?」


 ルカは予想もしないアレックスの言葉に驚く。


「お姉ちゃんがあの娘にベタベタくっついてた理由が、今ならよくわかる……人族として暮らしていた時、家族とか友達とかそれなりに経験したけど、こんな気持ちは初めて……」


 ルカは天井を仰ぎ見て、呆れた。そして、ミラに似た匂いをハルに感じ取った自分をアレックスのおかげで客観視することができた。そして、キッとハルを睨み付けるルカ。対照的にアレックスはとろけそうな眼差しをハルに向ける。物欲しそうな唇に自分の人差し指をトンと置いていた。


 ハルは変な状況に陥っていることに気が付く。対照的な2人の視線。そこには悪意はなかった。それよりもさっきからユリを庇っている腕をユリがきつく両腕で絡み付くように締め付けてくるのが痛い。


 ユリのことは置いておくとして、これは好機だ。


 ハルはルカとアレックス、とりわけアレックスに対して自分は無害であることを主張しようとしたその時、新たな火種がこの場に舞い込んできた。


 ユリの保護と強化訓練を頼んでいた剣聖オデッサが姿を現したのだ。


「ハル!!」


 オデッサは過去に大敗を喫したルカにハルが襲われていると思い、過去から来る恐怖をはね除けてハルを救うべく、ルカに斬りかかった。

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