〈用語解説〉第一章+α


 ◾️イラスト置場(デジ絵、ラフ絵、アナログ絵写真、混在)

 https://kakuyomu.jp/users/Hatori/news/1177354054908791812



【世界・国家】


 ◾️竜世界ドラゴンワールド

 セスたちが住む世界(小説の舞台世界)の外的名称。異界の竜族であるクォーム以外には認識が薄い。

 広大な海と、三つの大陸、大小様々な島々、によって成り立つ惑星世界。


 ◾️フレイラ大陸

 三大陸のうち二番目の面積を持つ、本作の舞台となる大陸。(地図がイラスト置場にあります。)

 北部に帝国、中央にハスティー王国、南部は魔王軍領(旧エルデ・ラオ)。セスたちの移動軌跡は、「妖魔の森」→「ハスティー王国」→「魔王軍領」である。


 ◾️帝国

 大陸北部を占める最大の帝政国家であり、セスの所属国。貴族の権威は弱められており、五聖騎士ファイブパラディンと魔導士協会が大きな影響力を持っている。


 ◾️ハスティー王国

 輝帝国の保護下にある王制国家。セスたちが進んだ「宿場町ラオ」→「商業都市キッダー」→「街道沿いの小さな町」はすべてハスティー国内である。


 ◾️エルデ・ラオ

 大陸南部にあった軍事色の強い王制国家だったが、魔王軍に制圧された。現時点で、元々の王族は生死不明だが、国内の治安は保たれている。


 ◾️ルマーレ共和国

 大陸南端にあった共和制国家。現在は魔王軍領になっており、国内の様子は不明。


 ◾️妖魔の森

 大陸中央東部に広がる原生の森で、死者の森とも呼ばれている。野生動物や野鳥、下級妖魔や魔獣も多く住んでおり、一般人が通り抜けるには危険な地域だが、狩人や傭兵にとっては良い狩場でもある。


 ◾️天空の地

 天空神の加護を受けた空の浮島で、レーチェルの故郷。非常に高い位置にあるため物理的な手段で行くことはできない。地上ではもはや存在自体が伝説になっているが、五百年前には天空人てんくうびととの交流もあったらしい。


 ◾️とき狭間はざま

 時間の流れが停止している、物理世界の隙間に生じた亜空間。魔法的な事故で迷い込んでしまった魂は、永劫えいごうにさまようしかないのだという。

 プロローグでフィオがいた空間であり、れい話にてセスがウィルダウと対話した空間。構成物質にフィーサスっぽさがあるが、関連は不明。



【魔法】


 かつて世界を造ったと言われる上位竜族・原初の炎竜クリエイタードラゴンが残した権能ちから残滓ざんしとも言われる、超常現象をもたらす能力。現在はいくつかの系統に分化している。


 ◾️竜魔法

 下位竜族(人に変身できるが寿命は短い竜族)や竜人(魔法の能力に恵まれた人間)が扱える、原初の魔法。威力が大きく効果も多岐たきに及ぶが、竜人が扱う場合は身体への負担が非常に大きい。


 ◾️天空魔法

 天空人てんくうびとのみが扱える、天空神が与えたとされる魔法の系統。自然現象に干渉したり、守護に関わるものが多い。


 ◾️精霊魔法

 大地や大気中にいる精霊に呼びかけ力を借りて、魔法に似た効果を得る。精霊は基本的に善の性質だが気まぐれなため、使いこなすには相性が重要である。


 ◾️歌魔法

 呪歌と呼ばれる特殊な歌により、身体強化や精神強化を行なう系統。現存している呪歌の成り立ちは不明で、新たに創作することも不可能なので、神殿関係者など限られた者にしか習得できない。


 ◾️奇跡

 神聖魔法、法術、などとも呼ばれる、神の加護を具現化したもの。信仰する神によって扱える種類が決まる。


 ◾️魔導まどう

 魔導士協会により体系化され発展した、死霊魔術、呪術、詠唱魔術、付与魔術(魔薬・魔法道具作成)などを総括して魔導と呼ぶ。魔導は人間が基礎を据え発展させたという点で、他の魔法系統とは一線を画しており、習得のしやすさもあって扱える者が多い。

 魔導士協会の創設者はウィルダウ。協会の本部は輝帝国にある。



【竜・神々】


 ◾️上位竜族

 世界を造ったとされる神話的存在。だが、実在していたことが証明された。

 銀竜クォーム、魔王ルウォーツは、上位竜族。それぞれの潜在的なスペックは強大だが、それぞれの事情により現状で扱える権能は限られている。


 ◾️天空神てんくうしん

 天龍てんりゅう。レーチェルたち天空人が仕える天の神であり、守護や導きの神でもある。


 ◾️豊穣神ほうじょうしん

 翠龍すいりゅう。エルフや獣人たちが仕える森の神で、繁栄と再生の神である。


 ◾️冥海神めいかいしん

 玄龍げんりゅう。ドワーフや海洋種族が仕える海の神で、死と生、混沌と叡智えいちの神である。


 ◾️戦火神せんかしん

 朱龍しゅりゅう。種族問わず傭兵や戦士に信者が多い。 戦いと娯楽、発展の神である。


 ◾️月虹神げっこうしん

 白龍はくりゅう。医療従事者や旅人に信者が多い。医術と文化の神である。



【五つの鍵】


 いがみあう神々をまとめ直すために必要だという、五つの存在。特定の個人を指すと思われる。


 ◾️銀の夢

 予言の導き手である約束の竜ヴォイスドラゴン、クォーム。


 ◾️時の夢

 世界の軸となる永久時計、ルウォーツ。


 ◾️人の夢

 運命ほしを読み解く竜と人との架け橋、グラディス。


 ◾️夢の子

 災厄の魔女を救う希望のきざはし、イルマ。


 ◾️黒の夢

 人に知識を与え道をしめす者。正体は不明。




 ※用語解説、要望があれば追記いたします。お気軽にコメントでお寄せください。

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