〈人物紹介〉メイン&輝帝国


 ◾️イラスト置場(デジ絵、ラフ絵、アナログ絵写真、混在)

 https://kakuyomu.jp/users/Hatori/news/1177354054908791812



【メインキャラクター】


 ◾️セステュ・クリスタル


 本作の主人公で、十七歳。帝国王立騎士育成訓練所の訓練生だが、縁故(兄が師団長)により『金の目の鷹』師団に所属している。

 髪・白銀の癖のない長髪。

 目の色・翡翠ひすい。覚醒時に左目がすみれ色に変化する。

 身長は172cmほど。騎士団支給の上下制服に、白銀の部分鎧とバックラー、長剣を装備している。


 父は輝帝国の宰相、兄二人は五聖騎士ファイブパラディンの叙任を受けており、祖父は元宮廷魔導士。

 幼少時、祖父の魔導実験により『古代の大魔導士ウィルダウ』の魂を憑依ひょういさせられたが、その能力はまだ未知数。どうやら魔獣を召喚できるようだが……?



 ◾️アルテーシア・ウィルレーン


 本作のメインヒロインで、十七歳の吟遊詩人。精霊魔法と歌魔法も少しだけ扱える。

 髪・ゆるやかな癖がある淡い金色で、長く伸ばしている。

 目の色・ブルーグレイ。身長は155cmほど。

 簡素なワンピース、ロングブーツ、小型の竪琴ライアを装備していて、生後三ヶ月の仔狼シッポを連れている。


 養父は元伝承者バルド、母は元神殿巫女で、双子の兄がいる。失踪した兄を捜すため旅をしていたが、兄こそが「魔王」であり、世界を支える「時の竜」であることを知る。

 輝帝国の神殿関係者により「不要な半身」として扱われてきたため、帝国の上層部や神殿関係者に対する不信感が強い。しかし、セスに対しては、似た境遇と兄似の容姿からシンパシーを感じているらしい。



 ◾️デューク


 メインキャラ唯一の大人で、不死者ミイラであり実年齢は五百歳以上。原初の魔法(炎属性)を扱える魔法剣士。

 髪・ブロンドの長髪を首の後ろで一括りにしている。

 目の色・群青。身長は182cmほど。

 強化服と、金属のベルト、バングル、サークレットなど、軽装。片刃の大剣に魔法を付与して戦う。

 白くふわもこの毛玉生物フィーサスを連れている。「風の精霊モドキ」と呼ばれたこともあるが、正体はいまだ不明。


 五百年以上生きているらしく、元は人間だったという本人談。本人は不死の呪いだと言うが、詳細は不明。ウィルダウとは因縁があるらしく、セスの事情についてもギリディシア卿を通じて幾らか把握しているらしい。

 無口で堅物のように見えるが口下手なだけ。物知りだが説明も下手。しかし、性格は親切で面倒見が良い。というか苦労性。



 ◾️シャル・レヴィン


 セスが妖魔の森で出会った猟師で、十七歳。人間だが五感が鋭く、二匹の猟犬と一緒にセスのサポートをしている。

 髪・蜂蜜はちみつ色の癖毛。無造作に伸ばして、首の後ろで尻尾のように結んでいる。

 目の色・ハシバミ色。身長は168cmほど。

 鎧をつけない軽装で、弓もあるが滅多に使わない。二匹の犬は、黒いほうがファー、茶色いほうがフィル。

 魔王軍により制圧された「ルマーレ共和国」に住んでいた姉の安否を探っているらしいが、自分の事情に関する自己主張は極端に少ない。セスやアルテーシアの力になりたいと、本気で思っている。



 ◾️レーチェル・セイ・イーレオライト


 自称神官、正体は天空人てんくうびとである十七歳の少女。守護や自然への干渉といった系統の天空魔法を得意とする。地上の事情に関して世間知らずなため、喋り方など気位きぐらいの高い印象を与えるが、根は素直で信仰心があつい。

 髪・銀のストレートロングで、後ろできっちり一本に束ねている。

 目の色・紺碧こんぺき。身長は160cmほど。

 簡素だが質の良いチュニックとレギンスパンツ、ロングブーツ。武器所持なし。羽織っているシフォン生地のケープは魔法製らしい。


 歴史と伝承に関する知識は天空神殿で得たものなので、地上の伝承といろいろ食い違っており、戸惑いを見せつつも馴染もうと努力している。実は接近戦もできる器用な少女。背中に光翼を展開すれば、長距離を飛行することも可能である。



 ◾️クォーム


銀の風オルウィーズ』または『銀の夢クォーム』と名乗る、異界から来た上位竜族。全身銀色の直立竜の姿と、十七歳ほどの少年の姿を使いわけている。人型時はゆるい癖のある純銀の長髪とあざやかな青い目の、狩人風の姿をとる。

 世界を救う約束の竜ヴォイスドラゴンとも名乗っており、その目的を果たすために五つの鍵を探しているらしい。が、威厳や荘厳さとは無縁のお調子者な性格のため、レーチェル以外にはあまり敬われていない。

 空間や精神、記憶に関わる権能を持っているが、謎解きや推理はあまり得意ではない。



 ◾️フィオ


原初の炎竜クリエイタードラゴン』の魔法力から造られたという、精霊竜の子供。真紅しんくの髪と紅蓮ぐれんの目という、炎の魔将軍ラディオルとそっくりの容姿を持つ少女だが、その関係性はまだ明かされていない。小型の火炎竜に姿を変えられる。

 心優しく、争いごとを嫌い、自分の役割を一生懸命に果たそうとしている。主体となって意見を言うことは少ないが、クォームはフィオの意向を尊重しているようだ。





帝国】


 ◾️ディスク・ギリディシア


 輝帝国の五聖騎士ファイブパラディンが一人で、聖騎士に叙任されているものの職業は『死霊魔術師ネクロマンサー』。帝皇ていおうの昔からの友人らしく、最も信頼している人物らしい。

 髪・漆黒の長髪でオールバック。先のほうを銀刺繍ししゅうのリボンで結んでいる。

 目・右目はつぶれて傷痕になっている。左目は黒。

 身長・185cmほど。銀糸で縁取られた黒の貴族服と黒マントを着こなし、柄の先端に黒い宝石のついた装飾剣を携えている。


 本来は気さくで豪快な三十五歳、歳下の妻と娘がいる。現在は、即位間もない帝皇ていおうハスレイシスと、帝国の主要ポジションを牛耳るクリスタル家の間で立ち回る、帝皇ていおうの懐刀である。

 デュークと友人関係らしく、セスの憑依についてもある程度の情報を持っているらしい。



 ◾️帝皇ていおうハスレイシス


 六年前に即位したばかりの、輝帝国の主君。

 元々はハスティー王国の王族だったが、子に恵まれなかった前帝皇により養子として迎えられ、その際にディスク・ギリディシアを一緒に連れてきたのだという。

 知識が豊富で思慮深く、剣技にも長けた人物だが、政敵も多いと噂されている。



 ◾️クリスタル家


 セスの実家であり、前帝皇ていおうの時代に権力を強めた輝帝国の筆頭貴族家。

 父レーダルは宰相、兄ケスティスとオアスは五聖騎士ファイブパラディンを任じられており、祖父リートルは魔導士協会の元主宰で、今でも大きな権威を持っているらしい。

 政治、軍務、魔導の各分野での主軸を担っているクリスタル家だが、その経緯には祖父リートルの意向が強い。セスの身体をウィルダウの器として造り、その魂を憑依させたのも、祖父の一存によるものと思われる。



 ◾️五聖騎士ファイブパラディン


 別名『白銀の騎士』とも呼ばれる、輝帝国軍備の主力となる五つの騎士団の各師団長が『五聖騎士ファイブパラディン』である。


『金の目の鷹』ケスティス・クリスタルはセスの上の兄で、外征を受け持つ最も強力な師団である。飛竜騎士団ドラゴンナイツ天馬騎士団ペガサスナイツ魔導騎士団マージナイツ、などの少数精鋭部隊を擁している。


『黒き影の豹』ディスク・ギリディシアは帝皇ていおうの腹心で、平時は皇族の親衛隊また主城の警備隊として、有事には帝皇ていおうの私軍として働く。場合によっては諜報や暗殺も受け持つらしいが、その実情は帝皇ていおうしか知らない。


『赤き目の熊』オアス・クリスタルはセスの二番目の兄で、国内の治安に主力を傾ける師団である。内乱や反乱の際にもその対処に当たり、傭兵部隊との連携も受け持つ、最も人数の多い師団である。


『青き衣の狼』オルディア・アスティスは、代理という立場であり正式に叙任はされていない。現時点では『金鷹』ケスティスの補佐をしている。


『白き鱗の蛇』ファン・リュシータは、神官戦士と宮廷魔導士で構成される魔導部隊を受け持ち、平時は『黒豹』と連携して帝都と主城の警備にあたり、有事の際には主城を最優先で守る師団である。




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