第7話 ラッシュワールドのうらばなし 5話め 番外

『吊革世界(ラッシュワールド)の裏話』


第5話 番外 その他の関連ばなし





―人物紹介―


司会進行:にゃん丸「に」

時おり解説:みなはら「み」

〆の挨拶:きょん「き」


―タイトル(お題)―


吊革世界(ラッシュワールド)の四方山ばなし 転じて 関連含む四方山ばなし


―キャスト(朗読者または演技者)―


『吊革世界』

僕(主人公):にゃん丸「に」

彼女(OLさん):稲荷狐「狐」

おじいさん(長老):かずま「か」


『テレビ脇の恐怖』

あたし(主人公):猫又「猫」

ゴミ箱の草?:みなはら「み」


『あなたに逢えた、ぼくは待ってる』

ぼく(わんこ):にゃん丸「に」



◇◇◇


に「それでは詩についてのお話です。

吊革世界を創作しながら書いた詩やお話は、

吊革自体のお話に関係があるということでしたので、あわせて話をしたいということでした」


猫「みなはら。あんた、詩みたいなものは手軽にまとめられるよね。お話書くの遅いわりに(笑)」

か「みなはらさん、草は?」


み「おれの詩は閃く言葉を綴るだけの感情表現だけだから、言葉を選ぶのと誤字校正だけでできるんだよ。形式にはこだわらないから(苦笑)

それと、ゴミ箱の草は短いし、初めと終わりが直ぐひらめいて、それをシンプルに繋げただけだから、詩とあまり変わらないかな(笑)

仕事しながら流れを頭の片隅で考えて、一息つくときにメモって、朝起きての時と会社の休み時間のときの、まとめと校正だけで書ける。詩が半日、草が2日半かな?だいたい。負荷を掛けない創作作業(笑)」

猫「サボり(笑)」

み「違うわっ!!」


み「でもそれだと遅いんだよ(苦笑)、対応力の無さはほんと嫌になる。

笑点の大喜利のようなアドリブ、お題への即対応ができないとTRPGセッションは面白く演出できないからね(笑)、あの頃ほんとお粗末だった。

今はやめたから、もっと落ちてる。ああいうものは練習と積み上げだけだから(苦笑)」


み「長い、時間をかける物語って揺らぐんだよね。外的な要因にかなり左右されてる気がする。リアルだったり、読んだ作品の言葉だったり、

書いている時は影響を受けてしまうような入力は、なるべく入れないようにしてる気がする。

行き詰まってくると打開策を求めて、いろいろと見たり読み始めるんだけど(苦笑)」


み「ほんと、食べることも寝ることもせずに、連続して最後までお話を書くことだけできたらどんなに良いかって思うことがたまにあるよ(笑)そんなことできないから仕方ないんだけど」

み「つり革のお話はシンプルに浮かんだお話だったんだけど、時間が掛かってしまったせいでかなり迷走してたように思うんだよ。イメージが先行していたせいかな?」

か「なるほどな~」

狐「勢いで書かないとそういうこともあるのね」

み「だから音楽とか文章のことばとか、揺らぐ気持ちをリセットして戻す手段を取るんだよね(笑)、感覚でいうと、物語のテーマソングとかBGMとかかな?何でもいいんだけど」


み「そういえば、

昔よく聴いたさだまさしさんの歌。あのひとは歌を作るとき、曲と歌詞が合わないときに歌詞が折れるとコンサートでしゃべっていたことがあったけど、

流れに合わない言葉って、どんなに好きでも折れるしかないんだよね。でも何とかならないか足掻くんだよ。結局なんとも成らないんだけど(苦笑)

文章を書くようになって、なぜ折れるって言葉を使ったか、身にしみることがあるよ(笑)」

狐「さだまさしさんかー。わたしもあのひとの歌わ好き♪

物語を聞いているみたいよね」

猫「ちょっと重いしクサいけどね(笑)

重いは想いに通づるってところかな?」



---


に「話を戻しますね。まずは『踏み石の如く』という詩についてです」

猫「司会してるね~♪」

に「はい(苦笑)、

書かれたあとがきで、みなはらさんは最近アニメ放送されていた『虚構推理』と、以前に放送していた『レクリエーターズ』という作品からインスピレーションを受けられたようですが?」


狐「じゃあ、みなはらさんに解説を、熱く(笑)」



み「(苦笑)

あとがきで『虚構推理』、『レクリエーターズ』を読んで思ったことで書いたとありますが、

実はそれだけじゃないのです(苦笑)」


み「吊革で悩んでた転生というイメージが正しいか(あの世界にとって)という自問自答と、

ある方が投稿されてた創作という文章への問いかけ。これへの返事などの言葉が入り混じったものでありまして(苦笑)

心の内で、しばらくドロドロと形にならない想いがあったのですね(笑)」


み「『虚構推理』から『レクリエーターズ』という流れが突破口となり、あの詩、踏み石の言葉になったのでした」


み「まぁ、内容的にはぶっちゃけ、以前に書いた創作バトンとエタるエッセイの焼き直しだよね(笑)

あれは本心だから、言葉にすると意見に出やすいよ(苦笑)

それに相手の影響を受け、何かを受け継ぐ。バトンを渡すという気持ち、想いを足すとあの詩になるんだろうね(笑)」


み「あれは俺自身の想いだよ(笑)」

み「想いを託す。

一方的な想いだし、押しつけだけど、

ホント、そんな気持ちが出てきたんだよね(苦笑)」


か「託したんだ」

み「うん、そうだね。

感覚だと、自分より若い人に託す。だよね(笑)」


み「若いってのは可能性の塊だから、どこへだって行ける。

その憧憬と何かを残すという気持ちが、

石という言葉になったのだと思うよ」




◇◇◇


に「では次は、『あなたに逢えた、ぼくは待ってる』という詩についてです。

狐「泣けるよねー」

猫「あざといけどね(笑)」

か「でも、良い話だろ?」

猫「それは認める(苦笑)」



み「これ、うちの犬のはなしなんだよ(泣笑)」


狐「みなはらさん、かわいがってたんだ(微笑)」

み「うん、まあね。

おれの弟分だから(笑)」


み「言うことというか、こちらの話の意味がわかる様子だから、

感覚的に、3、4歳児を相手にしていた印象だよね」

み「物分かりがいいから可愛いし、時には可哀想だよね。

ペットはどこでも行けるわけじゃないから。だから待ってるんだよ」


み「実は、これをにゃん丸くんにやってもらっていて気づいたんだけど、

にゃん丸くんのキャラのルーツって、うちの犬なんだね(苦笑)」



猫「(爆笑)」

猫「いぬ〜(笑)

にゃん丸なのに!!(爆笑)」


に「ぼく、犬なんですか!?」

み「うん、そうみたい。実際、あの詩を書くまで、自分もわかってなかった(苦笑)

そういうことってあるんだね」

み「気がついてから、にゃん丸くんが可愛くて可愛いくて、仕方がなくなったんだよ♪(笑)」



み「そうそう、わんこのセリフにはちょっと演出が入っているから、少しやりすぎかなと反省もある文章ですね。

実際は、玄関と家の間を行ったり来たりして飛び回ってたと聞いてるんです。

早く帰ってきて!!早く帰ってきて!!って、待ちながら力尽きてなくなったのかなと思うんだ」

み「そこはね、ほんと心残り(寂笑)」


狐、か「「…」」


猫「生きているものは、どうしたって先に旅立つんだよ。

早いか遅いか。少し違うだけなんだ」

猫「できることは一つだけ。

真剣に付き合ってあげる。それだけだよ」

猫「看取って、懐かしい思い出にしてあげたらいいんだよ。

だから気にすんな(笑)」

み「ああ、さんきゅ」



み「何かね、書きながら吊革にはいろいろが足らないと感じてたんだよ。このときは。

だからこの詩は、愛情表現のやり方、感情を込める試行錯誤だよね。

その派生物としてのお話」

み「このお話はそんな昔の懐かしい記憶を掘り返した、感情という想いの一部なのでした(微笑)」




◇◇◇


に「それでは次にいきます。

もうひとつのお話は、『テレビ脇の恐怖』ですね。

作者のみなはらさんが草をやったという(笑)」


猫「異世界のラスボス、草(笑)」

狐「あれわ、癒しグッズっぽいわよね。光が当たると動くおもちゃとか、近くを通ると動いたりする花や鳴く鳥とかと同じかな?」

み「ああ、そうだね。言われてみるとそうかも(苦笑)

今思うとああいった和みグッズの動きを思い出して書いたのかな?」


に「あやはさん、何ですか?」

狐「んー、生き物に似せた機械、だよね?、猫又ちゃん?」

猫「そうだね(笑)

おもちゃだよ、代用品。生き物はこちらも真剣に付き合わないといけないから」

猫「その手間も払えない、払いたくない。けど癒されたい。そんな気持ちから作られたものだよ。このあたしたちの世界のペットロボや電脳ペットのはしりや、その廉価版かな?(笑)」


猫「まあ、代用品だとしても、それらへと向けた想いの力って、意外と馬鹿にしたものでもないんだけどね。

あたしたちみたいなあやかしの仲間や、電脳生命が生まれるきっかけになったりもしてる。

自然や生き物。そういったものへの想いから生まれていたあやかしが、

機械やプログラムという人に作られたものへの想いで生まれてきたりもしてきてるんだよ(笑)」

狐「ん」

に、か「「…」」

猫「人の想いから生まれたあやかし。人のかたわらにいるあやかし。

あたしらあやかしは、想いの力と共に人の隣にいる。

一緒に歩いてるんだよ。目には見えないけど、つむがれるお話と共にね」


か「友だち。機械のペットも友達みたいなもんかな(笑)」

猫「うまいっ、共にいる友だちね(笑)

見ることの、感じることのできる人だけの相手。あたしらあやかしも神も、そういったものなのかもしれないね♪」



---


に「みなさん、話を戻しますよ(苦笑)」


か「みなはらさん、俺が草をったなら、どんな指示でためしにらせたの?」

み「こんな感じ(笑)」←金魚みたいに口をパクパクさせて、広げた手をクネクネと動かして見せる


全員「(爆笑)」

か「なんだそれ〜(笑)」

み「これね、かずまに脳内でやらせたんだよ(笑)

そしたら、なんか違う?って。

それで自分がやった(笑)」


猫「かっ、かずまっ(笑)

あんた、あれやったの?(爆笑)」


か「しらねーよ!(怒)

みなはらさん、さすがにヒドくないっ」

み「ああ、ごめん、かずま。

おまえさんには、合わないからやめたんだけど、怒るとは思ってなかった。申しわけない」

か「いいよ、もう。

悪いのは猫又だし」

猫「ひどい〜、かずまっ!!」

み「いや、酷くないぞ」

狐「うん、ひどくない」

に「タマさん、ひどいです」


に「あれぇ!?

うん、ごめんかずま。あたしが悪い」

か「もういいよ」

猫「かずま、面白かったからさ。

おわびに何かしたげるよ。なにがいい?」

か「…。やっぱりいい」


猫「わかった(笑)

あとでね♪」


狐「もーっ、

いちゃつかないのっ!!」

に「タマさんとかずまさんって、仲良かったんですね。

お二人の仲のこと、初めてわかりました(笑)」

狐「そうなのよー。当てられるの(苦笑)」


か、猫「「違う!」よ!!」

狐「ねっ(笑)」



---


み「えーと、いいかな(笑)、まとめても?」

か「みなはらさん、吊革世界とこれって、何の関係があるの?」


み「あまり関係ない」

か「おい!(関係ないことで茶化されたのかよ!?)」

み「いや、関係はあるよ(苦笑)

テーマの弱さと、演出方法が共通だとか(笑)」←自キャラを役者として使っていることとか(笑)


み「敢えていうなら、

重なり合った世界の境界って、意外と薄いのかなって思ったことが、どちらにもお話として反映されているってことですかね(笑)」


み「自分の印象では、現実で自分たち人間が認識して理解している事柄、状況って、ほんとに極わずかにわかるだけで、大半が認識もされずに情報の海に流され、消えているのかなって、そんな風に思えている。

それを見える部分だけでわかった気になって、自分のなかで片付けてしまっているんだよ。

人は見たいものだけを見る。誤解とそして思い込み、当て推量で世界を作り、自分の世界を回してゆく。

カードの書いた『アビス(ノベライズ)』の、お互いを照らしあう二本の蝋燭(ろうそく)って表現は言いえて妙だよね(笑)

…ごめん、ちょっとお話がそれた」(個人の持つ心はひとつの世界みたいなものだからな)


み「こうした違う世界同士って、繋がっているようで繋がっていない。

薄皮のような境界を通して、曇りガラスを透かして先を見るように、他の世界を眺めている印象です。

文章で書かれている物語世界にしてもそうだし、ひとのお互いの交流にしても、似た印象ってことかな。

言葉でイメージを伝えて、見えないものについて想像させるものですけど、

読み手に分かりやすく書くこと、書かれている文章を読み解くことはこの境界を薄くすることなのかなと思っています。

ごくごくたまに、境界を越えたり、世界が繋がっていると思えたり。そんな風に思えることに出会ったりするよね(笑)

あの感覚は面白いよ。だいたいが思い込みや勘違いなんだろうけどね(苦笑)」



み「あんな草みたいにナンセンスな形で見えることはもちろん無いけど(苦笑)

それでも理屈抜きでおかしなこと、理解されないことは在るよね(笑)」


か「ああ、あるある(笑)」

狐「信じるかは、あなた次第ってお話ね(苦笑)」

み「書き終えて公開してみてから、改めてそんなことを考えたんだよ(苦笑)」



猫「持論展開乙(笑)

まあでも、確かに人間同士は本質的な意味では理解しあえないし、ほんとに理解できないものは拒絶するか、流して忘れるかだよね(苦笑)」

狐「まーね…」

み「そうだな…」

猫「思うことと解ることは違うから、みなはらの言うように、情報も込められた想いも消えてしまったり間違って伝わったり(笑)

伝わらないこと、間違って伝わってしまうこと。あれはやりきれないね~。

うまく伝えられたときの喜びはそれに勝るから、ま、だからイーブンなんだろうけどさ(苦笑)

言葉を通じて交わったり離れたり、その間のわずかの時間に何かを受け渡す。そんなこともあるんだろうね。想いっていう個人的宝物としての何か」


猫「あたしが思うに、言葉は普通伝わらない。

曲がるし歪むし、無自覚に、時に悪意をもって、渡したつもりの宝物は泥にまみれ、地に落ちる。

相手に正しく伝えるには技術と力とがいる。

要するに、自分の軸を見失っちゃダメってことだよ(笑)」



に「…」

か「(小声で)猫又あいつ、いつになく饒舌じょうぜつだな…」

狐「しっ(小声)。あの子もね、いろいろあったみたいだから…」



猫「それともうひとつ。

大事なこと。

理解してもらうためには理解すること。理解するための努力をすること。

言葉ってのはそのためのツールだから、正しく使わないと(笑)


 自分の世界→(境界)→言葉という伝達手段→(境界)→相手の世界


境界を越える間に、言葉も想いも、こぼれ落ちているんだよ。

欠けた想いや情報は、補完しないといけない。伝わらない。聞こえない。

伝える側も受けとる側も、不完全で不便な言葉を使って、相手に何かを渡そうと、相手から受け取ろうと苦心している。生きて死ぬまでね。

あたしは、それが言葉の面白さだと思っているけどね(笑)」



み「そうだな、言葉は手間が掛かる。

でも相手を大事に思うなら、その手間を掛ける価値がある。

そういうことだよな(苦笑)」

み「何を選んで、何を残すか。流して忘れるか、敬意を持ちつつ外すか。

読む、書く、話す、聞く、やり方を考えて。でもやるもやらないも自由、自分が納得できればそれでいい。何にしても使える時間は短いんだからさ。それにやり直しは効かない(苦笑)」



に「難しいお話ですね…。

…僕はっ。ぼくはたぶん色々なことが知りたいんです。相手のことや相手のしたことが、もっと知りたい」

に「ぼくは、僕を生み出して捨てた相手を理解したくないし、たぶん恨んでる。

でも生まれてなかったら、ぱいろんにぃにも出会わなかったし、きょんちゃんと一緒にいることもなかったんですよね…」


猫「にゃん丸ちゃんはあの世界で、今はきょんちゃんと一緒にいる。

それだけが真実で、それ以外は必要ない。

流して忘れることの、正しい、いい使い方はそういうことだよ」

(ゴミみたいなやつらのことは、それこそ丸めて捨てればいいよ)



み「なんか難しいこと論じてるけど(苦笑)

草の話だからね(笑)」


か、狐「「始めたのみなはらさんだから!!」」


猫「草はそれぞれの心のなかにいる(笑)

そんなとこかな?」

猫「ちなみに、あたしが言ってることはてきとーだから、すぐ忘れていいよ(笑)」


か、に「(笑)」

狐「はいはい(微笑)」



◇◇◇


み「それでは、〆として、吊革世界の総括ですね」


み「結局、吊革世界には、当初から明確なテーマは存在しなかったんですね(笑)

お話の流れと、それを実行するためのやり方で悩んでいるから、

数ヶ月掛かって本編と、楽屋落ちのこの長い文章を書いているのかと思ったのですけど、

でも書きながら、足らないテーマを模索していたのかもしれないといった考えが生まれてきました」


み「悩んだ理由は、想いが弱かったからなのかもしれませんね(笑)

今になって思うと、吊革世界というのは、

現実世界に似た理不尽さを内包した世界であったように感じます。

だから、ネットやケータイ電話などもお話に出してみたり、

恋愛の要素や、疲れて世界から去るという、

ネットや現実世界で在る、起こりうる要素としての対比表現が出されていたのかななんて、今更考えはじめました(苦笑)」


み「このテーマが自覚できていれば、また違ったお話や演出が出来たかもしれませんね(笑)

なんにせよ、吊革世界に関するお話はこれで終わりです。

テーマやネタを使うにしても、拙作メインでのスピンオフであったり新作であったりになるはずです」



み「まぁ、こんなとこかな(笑)

みなさま、お付き合いありがとうございました」 m(__)m



狐「いえいえ、どういたしまして(微笑)」

か「面白かったよ(笑)いろいろあったけど」

に「ぼくも楽しかったです(笑)

他のひとたちと話せたし。次はきょんちゃんもよろしくお願いします!!」

み「ああ…(きょんか…。大丈夫かな?しゃべり方もどかしいし…。いま出してみるか?)」


猫「あたしもまた出してよね!!

よろしくっ(笑)」




 -おまけ きょん(〆のあいさつ)-


き「さて、みなさまがた。お別れのじかんとあいなりました。

わたくし、きょんめが、

終わりのごあいさつさせていただくことに、急遽あいなりましてございまする。」


き「今回の茶番劇、読んでいただきまして、まことにありがとうございまする。

またの機会に、どこかでお会いすることのご縁を、こころより、お待ちいたしておりまする。

そのときまで、どうかおすこやかに、おすごしくださりませ」


m(__)m





狐、か、に「「「きょんちゃん!?」」」

き「みなさま~。お久しぶりなのですよっ。」


猫「じゃあ!!、みんなで打ち上げにゃぁ〜♪」





―おわじ―






-あとがきとご挨拶-


タイムスタンプで確認すると、吊革世界(ラッシュワールド)を思いついたのは1月13日の通勤途中でした。初稿の会話をケータイにメモったのがその時ということですね(苦笑)

本編投稿が2月29日とありますから、短編のためにずいぶん手間がかかってしまったものです。


うまく書けねー(>_<)と、交流していただいていた方などにグチったりながら、なんとか仕上げられたのは、楽しみにしてると言っていただいた方のおかげです。


めざしさん、どうもありがとうございましたm(;∇;)m



さて、

この短編のための背景は小さな世界だけれど、ほんと難物でした。←たぶん小さくまとめるために締め付けすぎて、お話の発展性を削り過ぎたことも影響していたように感じます


四苦八苦して書き上げて、苦労したことを裏話として記録しようと思ったのは、

あんな小さなものに掛けた労力は意外に大きかったのだと、自分への覚えに残そうと考えたからですね。←書き上げると、こういった苦労は記憶の改変と共にどんどん整理されて忘れていくのです。事実、吊革を思いついたのは2月初めか1月末のような気がしてました(苦笑)



きょんの裏話もそうですが、実際は出来上がった作品が全てで、

ああいう、それ以外の試行錯誤は、よほど思い入れが強くないと忘れてしまうのですね。

自らの記憶の海に還り、不意に顔を出してネタとして結実することもありますが、大抵はもう二度と出てこない。


吊革世界は当初から絞り込めず、試行錯誤が思ったよりも他方向に広がっていたので、

きょんでの裏話での、スピンオフ失敗記録のように、製作の思考過程を残してみようと考えたわけです。←そのために1ヶ月以上掛けているのは、どうかとは思いますけど(苦笑)


このお話、座談会はそんな感じの事を書こうと思い立って、キャラに付き合ってもらいながら書き上げたのですね。

そういった事情ですから、この文章は本来は要らないものです。

読まれることを一応考え、キャラの演出練習としての掛け合いを交えながらの裏話という形態を取っていますが、これは作品の根っこの部分ですから。


作品は本来、地面の上の葉や花を見てもらうものですよね(笑)


書く時間が掛かりましたので、やはり裏話自体も変わってゆきました( ̄▽ ̄;)

当初に考えていたものより、創作論的な部分が多くなり、読みづらくなっていった印象です。申し訳ありません(^_^;)



読んで頂いた方、

途切れ途切れのよくわからない文章に最後までおつきあいいただきまして、

どうもありがとうございました m(_ _)m


それではまた、("⌒∇⌒")




-追記 なろう版-


少し前にめざしさんは退会されました。

また、お礼の言葉が間に合わなかったのでした。じぶんの遅筆がいらだたしいのです(苦笑)


こちらにはいつか戻られるとおっしゃられておりましたし、他では創作の活動をされているようですから、おとなしく自分のお話を書きながら、ここで待てば良いのでしょうね。(別の場所へは、たまに覗きにいっております)



祭りとは違うのでしょうけど、ひとつの区切りがまたつきました。

こうやって、いろいろと積み上げて、自分もまた次のステップへと進むのでしょう。


以前にもどこかで書いた言葉が浮かびました。

さて、次は何をしようかな(*´∀`)♪


メイン小説ときょんと、紀行文ネタなどなど、やることはきりがないほどありますから、

頑張らないとです("⌒∇⌒")

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ナンセンスなおはなしです みなはら @minahara

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