第6話 ラッシュワールドのうらばなし 4話め 雑談と解説2

-まえがき-

うらばなしの2話めから4話めは、校正作業が足らずに、

見ていただくにはあまりに不備な改行ミスや誤記をたくさん見つけてしまいましたので、訂正をさせていただきましたm(_ _)m


読んでいただいた方々にご迷惑をおかけしました。

申し訳ありませんm(;∇;)m



---


『吊革世界(ラッシュワールド)の裏話』


第4話 急の二 雑談と解説? 続きと展開





―人物紹介―


司会進行:にゃん丸「に」

時おり解説:みなはら「み」


―タイトル(お題)―


吊革世界(ラッシュワールド)の四方山ばなし 転じて 関連含む四方山ばなし


―キャスト(朗読者または演技者)―


『吊革世界』

僕(主人公):にゃん丸「に」

彼女(OLさん):稲荷狐「狐」

おじいさん(長老):かずま「か」


『テレビ脇の恐怖』

あたし(主人公):猫又「猫」

ゴミ箱の草?:みなはら「み」


『あなたに逢えた、ぼくは待ってる』

ぼく(わんこ):にゃん丸「に」



◇◇◇


み「失礼ちょっとだけ。

今思ったけど、

現実側に別の主役を置いて、現実世界とつなげたお話も書けたんだね(苦笑)」

狐「あー」

猫「うん、そう(笑)」


み「初めのとき、電話機能を止めないで、吊革世界の中にいる生前の知り合いから電話がかかってくるシチュエーションも、ちょっとだけ考えたんだけど、

お話が大きくなりすぎるから止めたんだよ」

か「そうだと?」

み「アイデア足しながら連載もできたかな(笑)

うそ(笑)、今でも手一杯だからやらない。ちょっとめんどう(苦笑)」


猫「みなはら、てきとー(笑)」

み「はいはい(笑)

それで、吊革世界の管理者を示唆させる、00chサイトの立ち上げを考えて、世界の情報公開をさせたんだ」


猫「あたしが言ってた、人喰いの管理者のアイデアは?」

み「ありだよ(笑)

でもポピュラーだし、今回は使わないつもりだった」


み「変則で、結界管理者の夢魔とかの知恵くらべの方が面白いかもね(笑)

短く味付け程度なら、幽霊じゃなく生身にして、バンパイアの吸血牧場を暴く、猫又の活躍シーンとかにもできたけど…」

猫「話がボケるし、長くなる?(笑)」

み「(苦笑)、そうっ」


か「みなはらさん、結局あのサイトの管理者って何なの?

目的はあるんでしょ?」

み「実はあまり細かくは決めてないんだよ(苦笑)

霊体の待合室とかって言ったけど、なんていうか、閻魔えんまの分室みたいなイメージで、しがらみを浄化する場所みたいな感じ。

業の深い魂を振り分けて、浄化させて転生させたり、魂の根源たる場に還らせたり」

か「ふうん」


み「ぶっちゃけて言うと、より良い魂を得る場所(笑)」

猫、か「「イ○オンかい」かよ!!」

狐「(笑)」


に「あやはさん、イデ○ンって、なんですか?」

狐「んー、昔のアニメ。帰ったら、きょんちゃんとライブラリで調べてみてね(わたしわネットうまく使えないから)」


猫「ケータイもどきは?

呪いのアイテム(笑)か、寄生してる生き物とか、あやかしかな?(笑)」

か「寄生!?」

狐「意外とある話よ。

取り憑いているっていった方が近いけどね」

猫「さすが狐巫女、餅屋だね(笑)」

狐「ん。猫又ちゃんのあやかし狩りみたいに、わたしにとってわ日常の仕事だから(笑)

だいたい毎日かな?お祓いわ」


に「結局のところ、何なんですか、みなはらさん?」

み「うーん、雰囲気を出す道具?(笑)」

か「まさかの設定なし!?」

猫、狐「「(笑)」」


み「でした(笑)」

に「そうなんですかっ!?」

み「サイトを作った時、みんなで見てたら、きっと誰か落とすよなと思ってたけど、

つり革掴んでないとアウトだから、拾えないじゃん(苦笑)」

み「だから、もともと変な場所で、変なサイトを見る道具だから、

変でもいいよねって(笑)」

か「はぁ〜っ」


み「まあ多分、生き物だろうね。流れで考えると(笑)

心眼で見ると、ケータイじゃなくて変な生き物が、ケータイ持ってる手に噛みついているとか(苦笑)」

猫「グリ○ンドリーかい!!(笑)」


に「グリラン○リーって、何ですか?」

狐「わたしわ知らないよ、にゃん丸くん」


に「タマさん?」

猫「ニーヴン氏のファンタジー作品、『ウォーロック・シリーズ』に出てきた、超超強力魔法剣で寄生型(笑)

たったひとりで、一年程度の間に大陸中を征服できるくらい強力だけど、

その一年で、若者が老衰死するくらい、強力吸い取り(笑)」


猫「あの剣、悪魔なんだって(笑)

魔法で悪魔を剣にして固めているだけで、形以外は悪魔そのまんま(苦笑)

主人公の大魔法使いウォーロックでさえ、切り札の円盤を使ってようやく倒せた」

に「?」


猫「(笑)」

猫「詳しくはラリー・ニーヴン氏の『終末も遠くない』、『魔法の国が消えてゆく』を呼んでね♪

提供はハヤ○ワ文庫と東○創元社でした(笑)」

狐「つまり、何なの!?」

み「魔法剣グリ○ンドリーが本来の姿に戻ったとき、剣の使い手の手に噛みついた姿だったことと、赤い悪魔にその腕を食いちぎられたことを言っているんだよ(苦笑)」


か、に「「ケータイ、悪魔なのか!?」なんですかっ?」

み「違うよ(笑)」

猫「似たようなもん(笑)」


み「!?」

猫「どうせ記憶や業(ごう)を吸ったりするものでしょ?

捨てられないのは噛みついているのとかわらないよ(笑)」


み「まあ、確かにね。

みんな使っているスマホが元凶なのは、そして手放せないことは皮肉が利いていて、いいとも思った。」


猫「それとあたしが聞きたいのは00chのこと。

あれは現実のネットとか、投稿サイトのことの風評やトラブルを皮肉って書いてるの?」

み「いや違う。

完全な創作物だね(笑)、霊界だから00chだし」

猫「完全な?(笑)」


み「あー、

無意識に出ていることはあるだろうね。

自分には(そっちへの)アンテナも少しはあるし、そのことで引っかかった事柄に対して、色々と思うこともある。

まあ、それは確か。

でも意識して書いたことは、今はないよ。

猫又、そんなところで勘弁してもらえるかな(笑)」

猫「おっけぇ♪」



◇◇◇


に「みなはらさん、僕からもいいですか?」

み「うん?」


に「みなはらさん。

きょんちゃんを、僕たちみたいに別のお話のキャラ(中の人)のように使うことはないの?」


猫「また共演したいの?好きだねぇ(笑)」

に「べつに、そんなことないけど、タマさん」


猫「ツンデレかわいい♪」

か「いいなぁ、甘酸っぱい恋愛話(笑)」

狐「こらこら。からかわないのっ」


み「(笑)…。

うん…、えーとね、(別のお話に)使うのは無くはないけどね(苦笑)

スピンオフならともかく、まるで違うお話をやらせるのは難しいみたいなんだ(笑)」

み「ちょっと考えてはみたけど、主人公クラスに設定したキャラって、実は使いづらい(苦笑)」


猫「あ〜、なるほど!!

そうだね、そうかも(笑)」


狐「そうなの?」

猫「主役って、背景世界と対になってたりするから(笑)

ばらしづらいんだよ。片方だけだと物足りない感じ」


猫「稲荷ちゃん、TRPGのマスターするから判ると思うけど、

物語の主人公って、TRPGセッションのラスボス的な作り込みなんだよ」

狐「あ、あぁなるほどっ!!」

か「そう言われると解る。確かに他には使いづらいか(笑)」


み「そうだね、ある意味でその物語世界の体現者だから(笑)

全ての人のお話がそうじゃないんだろけど、

自分の場合はそうみたい(苦笑)」


み「だからね、主人公のきょんちゃんとか、

本編の主人公○○、ヒロインみゆき、座敷わらしとかは、

うーん、たぶん難しいのかな〜。スピンオフではいろいろ書いたり出してるけど」


猫「あたしらは端役だから(笑)

お話、設定の作り込みよりは、

なんだろうね、印象(イメージ)が優先、先行して作られているんじゃないかな?」


み「(鋭い!?)いや、それだけじゃなく、キャラの性格もあるよ。

不器用なキャラは使えない(笑)」

み「みゆきはともかく、きょんや○○は、なんでもそつなくこなす万能型の主人公じゃないから、応用が利かないタイプだなぁ。

猫又とか、かずまみたいなタイプなら、仮に主役でも好きに演じてくれそうな気もするけどね(笑)」



◇◇◇


に「あとは、

ラブシーンの演出についてです」


猫「きたきた♪にゃん丸ちゃんと稲荷ちゃんのラブシーン(笑)」


か「にゃん丸ちゃんズルい!きょんちゃんっていう相手がいるのに!!」

か「俺がやりたかった(泣)」


狐「こらこら(笑)、かずまくんだって相手がいるでしょっ。

ねー、猫又ちゃん♪」

猫「…あげるよ(冷笑)」

か「あ〜っ、猫又ぁ(泣)」


猫「まあ、それはともかく(笑)」

か「ともかく!?」

猫「かずま、うるさい(怒笑)

ともかく、みなはらはよくあそこの、ラッシュの中でラブシーンにしたね(笑)、というかお話の作りをラブシーンに決定したもんだ(苦笑)」


か「まあ、確かに。

現実に当てはめても、キスも愛してるも、おおっぴらにはできないなぁ。

バカップルならともかく(笑)」

猫「混雑にかこつけて、抱きしめるくらいしかできないと思ってる?(笑)」


か「…思ってる(猫又鋭すぎ…)」

狐「男の子って…(ため息)」


に「でも、かずまさんの気持ち、ぼくもわかりますよ」

狐、猫「「!?」」

か「わかるか!!にゃん丸!」

に「う、うん。わかります。

ぼくだって…」


狐「にゃん丸くん、男の子だったんだねー(微笑)」

猫「甘〜い、酸っぱい♪」

に「もうっ!タマさんからかわないでください!!」


猫「余興はこのくらいにして(笑)」

猫「みなはらが、この世界、ラッシュの混雑の中でラブストーリーにしようって考えたとき、

おそらくできることって限られていたんだと思うんだよね(笑)」

猫「内に秘めるか、外に出すか。

出すなら、かずまの言ったみたいに、抱きしめて耳元で愛をささやくか。そっとキスするか(苦笑)」

に「……(にゃん丸、真っ赤)」


猫「あとは手の演技でやるか(笑)

みなはらはそう(手の演技に)したんだね♪」



猫「どう?みなはら(笑)

解説はこんなところで♪」

み「(苦笑)、いうことが無くなったよ(笑)

猫又の解説の通り、当初から、最後は手の演技に終始するラブシーンに決めてた(笑)」


み「別に手の演技をするためにラッシュな混雑の世界を作ったわけじゃないけど、

自分が電車の混雑の中で気持ちを込めるなら、手をつなぐ、指を絡めるとかで伝えるしかないかなと(苦笑)」

み「混雑の中で、二人だけの世界、周りにできるだけ知られないでって考えると、それしか思いつかなかった(笑)」


狐「そうね…。人がいるとわたしわ嫌よね(笑)

そんな気持ちになれないのよ」

に「そうですね。ぼくもいやです。

ふたりだけが好いです」

か「俺は大丈夫だけど?」

み「かずまは平気だよな(笑)」

か「うんっ。みなはらさん、平気(笑)」

狐「(笑)」

猫「(爆笑)」

猫「だからっ(笑)

かずま、外されたんだよ(爆笑)」


か「(はっ、)しまったーっ!!」


み「やっぱり、カッコつけのおじいさんで正解かな(笑)」

か「くぅっ!!」


み「でもさ、お話には書いてないけど、

ヒロインのOLさんが吊革世界に初めて来た時助けたのは長老なんだよね(微笑)」

み「それがあるから、ヒロインの彼女は主人公を助けたし、

あの物語になった」

猫「影の立役者だってさ、かずま。

良かったじゃん(笑)」

か「…いいか。カッコいいジジイでも(笑)」





-つづく-

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