第13話 T.K トーコ またまたOSパクリ
南郷竜也(なんごう りゅうや)は、倉田藤子(くらた とーこ)と、以前の東京行き出張の時と同じく、呉広町の駅の改札で朝9時半に待ち合わせをした。
やはり、今回も通勤通学時間帯は避けた。
巨大な装甲車のような黒塗りの乗用車、SUV数台で藤子は、駅前に現れた。車寄せから、駅の改札まで、黒ずくめのボディーガードたちが一列に並び、そこを藤子がユックリ歩いて通る。
デジャブ?以前と同じ光景。
(やはり、通勤通学時間帯でなくて良かった)
竜也は、思う。
改札付近のところで竜也は、藤子のお付きの方々に、
「お疲れ様です、行ってまいります!」
と、伝える。藤子のお付きの方々が、全員、頭を下げる。
「行ってらっしゃいませ!お気をつけて!」
その中の一人から、竜也は、ガンホルダーに包まれた1丁の銃を渡された。
竜也は、軽く頷いて素早く自分のカバンに入れる。
今回は、ボディーガードなしで竜也が藤子を導いて、呉広町駅の広島行の電車ホームに並び東京まで行くからである。
今回は、グリーン車のチケットを先に藤子の秘書的?な人が取っておいてくれていた。
広島駅に着き、二人は、新幹線乗り場に移動した。竜也と藤子は、会社の一般社員の出張では、使用することが認められていないグリーン車列に並んだ。
藤子には、ここは、嫌な思い出がある。
幼い頃、家族とココに並んでいたところ、在来線からの新幹線ホーム連絡階段から、銃を持ったヒットマンが数名現れ、危うく、殺されかけたことがある。今回、そんなことがあるのか、予知してみたい気がした。だけど、藤子には、まだ、予知能力の正確な使い方が分かっていないのだ。突然、夢か幻か頭をよぎる。現在、解析中なのである。自分で、自分の取説作成中なのである。
藤子は、今回、ネットワークの件で電力会社に相談に行った後、エフコム本社に行くことにしている。藤子は、竜也には内緒で、本社の同僚?に、まだ発売されていない最新のデーターベースプログラムと、事象データから事象解析分析のプログラムを受け取ることになっている。それで、自分の予知能力の使い方の分析が、飛躍的に早くなると思われた。周辺機器のハードウェア、メモリーについても、開発が終わったサンプル製品があるらしく、それも、数個頂いておくことにしてあるのだ。
関東帝国電力の本社は、東京駅前にあった。新幹線で東京に着くなり、直ぐに向うことが出来た。古めかしくも巨大なビルディング。二人は、そのビルディングに入り、受付に向かった。すぐさま、最上階の会長室に通された。広い会長室の応接ブースで、身体が沈み込むような革張りの大きな年期の入ったイスに身を沈めて会長を待った。先ずは、秘書と
竜也と藤子の二人は、すぐさま席を立ち、一礼をして、名刺を持って挨拶に向かう。名刺交換を終えた後、その老人、会長に席を勧められ、再び、二人はアンティークなイスに身を沈めた。
会長は、二人にお茶を勧めて、藤子に話しかける。
「あなたの父上にはエラク世話になった、と言うよりは、戦後から、よく守って助けて頂いた。今でも感謝しております。宜しくお伝えください。それで、その当時、御父上の弟分の香川さんにもエラク良くして頂いてました。今?香川さんは、どうされてます?」
「香川さんは、亡くなりました。父の後を継いで、父の代わりに亡くなりました」
「そうでしたか・・・」
竜也が、
「香川さん、って、あのヨットで有名な香川崇さん?」
と、目を丸くして、藤子に聞いて来た。
「違うでしょう?年齢的に!崇のお父さん!・・・って、なんで崇、知ってるの?」
「まぁ、昔、ちょっと知り合い(あこがれ)で・・・」
と、言葉を濁す竜也だった。
会長は、
「あ、事業の件でしたな?今、事業開発の責任者を呼びますから」
と、秘書に担当責任者を呼ぶように指示をした。しばらくして、扉をノックして重役らしい人物と部長クラスと思える人物が入室して来て席に着いた。
藤子が、早速、全員に資料を配る。竜也が、資料を交え計画を説明し、協力を仰ぎ、事業参画を願う。
事業開発担当の重役らしき人物が、
「キミ、自分の会社の社長とかに聞いてないのかね?」
と、竜也に問うた。
竜也は、
「イヤ、社長とか、縁が無いので・・・」
と、戸惑いながら、それに答える。
重役らしきは、
「政府は、社会ネットワーク作りは電話会社で先ずは電話回線と、衛星利用を基本展開する、と莫大な税金の支援予算を組んでいるようだヨ?君らそれに対抗するというのかい?」
と、情報を聞かせてくれた。
竜也は、
「有難うございます。知らないとは言え、申し訳ないです。ただ、通信速度、容量を増やすケーブルの引き直しとか、衛星打ち上げとか時間も費用も膨大に掛かってしまいます」
竜也は、お礼に続いて自分の思い、意見、を述べた。
「これから弊社は、携帯電話で世界最高のものを造ります。全国に、新しく作り上げたいネットワークは、携帯電話を広める為だけではなく、後にゲーム機を普及させて、ネットワークの利用を更に広めようとしております。そのネットワークの拡大を、貴社の電力線網でやって頂きたいのです。現状の電力線で充分可能かと思います。いかがでしょうか?」
部長らしき人物が、
「携帯電話とともに、ゲーム機を中心とした、全国的ネットワーク!魅力的だと思います。是非、やらせて欲しいです。それに、その後に新しい携帯電話や、あらゆる形の電子機器のネットワークを造っていければ、と思いますが・・・」
と、発言した。
一通り竜也の提案を聞いた会長は、
「よし!決まりだ。当面、エフィコムさんの新携帯電話の開発をみながら、携帯やゲーム機の接続に、私らの電力線を使って国内ネットワークを造ろう。政府主導、電話の既得権集団の通信ネットワークのお手並み拝見といこうじゃないか?」
と、重役や部長らしきに言った。
さすが会長である。既得権とか、そんな問題はない。人が、国民が、幸せになる未来を考えている。
竜也と藤子が席をたって、退室しようとした時、部長らしき人が、竜也に忠告のように言った。
「東京駅には、このビルの地下通路を通って行かれてはいかがでしょう?お土産など、新幹線内でも購入できますので、駅デパートとか、お店には寄らずに!」
そして、その訳を説明してくれた。
「先程、このビルの入り口あたりに、株主総会でよく見かける、総会屋の兵隊の様な者達が車を止めて、こちらを窺っていました。今日の会談とハナシの内容が、どうも、通信族の大物議員にリークされたようです。その族議員は、このハナシを潰しに掛っているようなのです」
藤子は、竜也と沈黙のなか、目を合わせ、頷いたのだった。
藤子には、竜也の意識が読める。
竜也は、
「本日は、有難うございました。また、進捗のご報告に伺わせて頂きます。取り敢えず、本日は、地下から駅に向かいます」
と、藤子と共に深々と頭を下げ、逃げるようにエレベータホールに向った。すると、後ろで鈍い銃声がした。二人にはそんな予感がしていた。サンフランシスコの時と、同じ空気がココには渦巻いていたのだ。
竜也と藤子が振り返った、そこには、重役らしきに撃たれた、先ほど竜也たちに忠告した部長が蹲っていた。
重役らしきは、次に、竜也の方に銃を向けている。
(まずい!アナタは政府側の我々の敵だったのか・・・)
会長は、藤子達を見守りながら青ざめている。
次の瞬間、重役らしきが銃の引き金を引く前に、藤子はキャリーバックからベレッタM93Rを取り出していた。3連射で、重役らしきの手の中の銃は吹っ飛ばされ、腕にも1発は当たったようだ。それを見ても会長は、驚いていない。 藤子に深々と頭を下げているのだった。
藤子は、それに少しだけ頷いて、踵を返してエレベータに向かう。それを追う竜也。
藤子は、地下エレベータエントランスで公衆電話を使ってエフコム本社に連絡をとった。エフコム本社の友人に、本日は本社に行けないので、広島支店の自分宛てに物を送って欲しい、そして、それは社内便を使わずに私的郵便にして欲しいと。
竜也も、またエフコム本社に連絡した。本日は、急用の為、本社に寄らず広島に帰ると。報告は後ほど、という事で。
エフコム社は、全社をあげて携帯電話の開発、ネットサービスの構築拡充に取り組んだ。しかし、竜也は、一方で、世界で小型コンピュータが普及したのと同じように、能力は少し劣っていても多くの人と人が繋がり、多彩なゲームが出来る機器と、ゲームソフトの開発普及に尽力していた。小型コンピュータでは、ハリウッド映画ばりのアメリカ製ゲームが高額ではあっても日本で、そして世界でも幅を利かせていた。
学生、子供にとってはイマイチ高かい小型コンピュータ(パソコン)用ゲームソフトであったが、そのレンタル店も出来た。
日本の小型コンピュータ、携帯電話は、その機能が高度化するも、低価格競争の泥沼にはまっていた。
高度化する携帯電話について、竜也は、電話会社の縛りなく、最低限の機能を搭載しただけの電話機の開発を自社に提案した。そして、ネットワーク作りには電話線や衛生通信ではなく、電力線を使用することを提言していた。しかし、エフコム社は、コンピュータ会社として成長する前は、電話などの通信機製造会社であった。電話会社からの天下りも多数いる。竜也の提言は、一地方新人の戯言(ざれごと)として、一蹴されてしまったのである。
エフコム社の製造販売する携帯電話は、その機能、製法がACM社に情報収集、入手されていた。ACM社は、エフコム社と同じ仕様の携帯電話を、低コストで生産してくれる、エフコム社製携帯を物真似した粗悪品を製造販売する会社を支援応援していた。ACM社としては、そんなに新機能を一つの物にまとめる必要などナイ。別々のモノとして存在すれば良い、と考えていた。そして、日本の情報通信機器各社が低価格競争の泥沼にはまっていくよう手を打っていくのである。
竜也は、最低限の機能を搭載しただけの携帯電話の開発、社会のネットサービスのインフラ拡充を自分がリーダーではなくても、他の人が、とにかく進めるよう、会社に食い下がった。竜也が、自分の意見を通すよう人に食い下がったのは人生初であろう。
一方、藤子はというと、いつにも増して、竜也のいきなりのヤル気ある行動に対して、応援はしないまでも見守り続けていた。
ソッと・・・・・・しておく。
関わらない。面倒なことに首は突っ込まない。
ところが、藤子は、これら竜也のこと等を、ACMのレイノルドに、テレパス能力で情報収集されていたのだ。
先ずは、小型カセットテープレコーダの世界的ヒットに、新たな物を開発しても、市場に投入、提案し難くなった日本企業を尻目に、ACMはエフコム社の携帯電話技術をパクって小型ミュージックプレイヤーを造っていた。エフコム社の携帯電話技術で、第三国に生産させた超小型ハードディスクメモリを使って、新小型音楽録音機を造り、あるベンチャー企業にその新音楽録音機を提供し、世界的にヒットさせたのだ。その新音楽録音機の、ハード製品、技術の提供会社は、殆ど、日本の大企業にこき使われていた日本の中小企業達であった。
そのうちACMは、自社の全ての製品について日本との競争でコストダウンしなければならない機器の製造からは、撤退した。低価格競争は、他の国の企業同士にやらせておけば良い!と言う事だ。
日本も、コスト重視の観点から、製造を新興国にまかせた。独自開発も止めた。既存の製品の、小型、特殊高機能化、にシフトし始めていた。
その時、アメリカは、日本企業の協力や指導の下で、低価格で生産している国々に、産業・企業を育成し、アメリカとその国自身の自国産業発展の輪に巻き込み始めていたのだ。
日本は、もともと、新興国生産を低人件費、低コストの手段としか考えていなかった。なので、新興国での日本製品低コスト化に関わった企業は、殆どが、アメリカ企業の傘下に入ったと思えた。
日本人は、パクリばかりをする国民ではなく、与えられた事を、トコトン責任をもってやる、そんな国民である。それは、先進諸外国から、非常に便利がられていた。
日本が、第三国で、製品、市場発展の基礎を創り上げる。コストも下げる。そして、全ての物を先進各国に奪われ、都合の良い国としての立場を築くこととなった。
日本には、技術を売りさばいて、金、資産を蓄えた者が多くいる。その反面、人の生活の為になる、と研究開発を続け、成果や利益を、国や企業に吸い上げられる人々もいる。竜也は、自分はそんな日本の企業社会に抗う、そう、思っていた。エフコムで誰でも簡単に安い費用で繋がることが出来る、社会ネットワークを構築したい、と思っていた。(今は)
エフコムでは、竜也の提案など一蹴して、携帯電話の高度化と国営電話会社でのネットワークで新サービス作りに勤しんだ。竜也については、一地方社員として、その拡販と販路開拓に努めることが優先された。
竜也は、普段は、才能ナイ、ヤル気ない、のナイナイ男だ。しかし、新人研修時代に、研修として特許出願の題材をだされた時には、今思えば、世界的特許になっていたと思われるものを多数、提出していたのだった。しかし、その殆どが、誰か分からぬ社員に葬り去られ、どうでもいいような物だけが研修課題として合格とされた。会社からの報奨金、3千円で闇に葬られた。
竜也に、いきなり、やる気が出てきた訳ではないが、ネムリから覚ましてくれたのは、藤子のオカゲだ。竜也は、会社での立場的は、藤子の常に上でありたい!(マウントを獲りたい)。そして、藤子に、自分は尊敬されたい。そのうえ、自分は、藤子を守りたい、幸せにしたい。そんな思いでいた・・・・・・勝手に。
竜也は、
(誰でも簡単に安い費用で繋がることが出来る、社会ネットワークを構築したい)
という、自分の考えを引っ込めたわけではない。当初の目的であるゲーム用の格安小型コンピュータの開発、製造にはカナリ苦戦していた。そこで、ゲーム作り販売の専門会社に、部品のハード機器を安く提供し、購入して頂き、そちらでゲーム用の格安小型コンピュータを製造販売すると言う方法に切り替えたのだ。竜也としては、販売成績も上がる。
また、それとは別に、簡単操作、低機能の携帯電話機の開発と、その携帯電話機で出来るゲームソフトの開発、ネットワークの開発も独自に行った。しかしまた、ここで、ゲームの出来る低価格電話機のオペレーション・システムを造らなければならなくなったのだ。
オペレーション・システム、やはりハードウェアを開発する時に、アプリケーションソフトを造る前にも要るものである。
どうする?
もしかして、この会社は、他国、他企業で開発中の物を掴んでいるかもしれない。それをパクれば良い・・・・・・
それで竜也は、社内の開発に携わる人々に聞いて回ったが、そのような事実は無い!
造るしかない⁉藤子(トーコ)様に頼もう!
竜也は、事務所で上司然として、藤子に近づいた。そして、普通に仕事を頼むように声を掛けた。
「倉田さん、今度開発している世界全体をネットワークで結ぶ企画について、僕は、地球上の電話を繋ぐためのサーバという、機器を企画しています。それを、思い通りに動かし、ゲームソフトを創り上げる為のOS、オペレーション・システムが出来そうにないんです。どこか、情報、とって来てもらえませんか?」
藤子(トーコ)は、眠そうな目を見開いて竜也を見つめる。
「もしかして、盗んで来い!って言ってる?」
竜也は、慌てて手を横に振った。
「いや、方法は何でも構わないです。ご自分で作っても・・・・・・」
「出来る訳ないでしょう?私、普通の事務員だよ⁉」
「ふつう?」
「なに⁉」
竜也は、懇願するように藤子に
「翻訳システム作り上げたじゃないですか?オペレーション・システムも」
と、呟いた。
「翻訳システム?あれは、誰かが作ったのを入力して、うまく動かないところを直しただけ。オペレーション・システムは、パクっただけじゃない」
と言い、竜也が自分に何を期待しているのか、分かったような分からないような藤子は、
「あっ!ACMは作ってないの?」
と、竜也に聞いてみた。
「そう言えば作ってましたネ。それで、低価格競争を仕掛けておいて、小型コンピュータからも小型電話からもトットと撤退したみたいですヨ。ACMは・・・・・・」
そこで、藤子は、
「レイノルドくんとか、あや子さんに会いに行こうかな?」
と、呟く。竜也は、以前、聞いた話を藤子に伝えた。
「あぁ・・・・・・あや子さん、って、今、エフコムには勤めてない様です。ACMの役員になったようですよ」
それを聞いた藤子は、
「あ~、やっぱりネ、ただ者ではなかった」
と、合点がいったようだ。竜也もそれに応えた。
「そうですよね、藤子さんを罠にかけようなんて、普通の人間のできることじゃないですよ、魔人ですヨ」
「は?私の事、何か言った?」
「いえ・・・」
「取り敢えず、レイノルドくんに、聞いてみるか」
と、藤子は、静かに何かを探るように天井を見つめ始めたのだった。
サンフランシスコとの時差は、16時間。日本の方が進んでいる。今は、深夜ではないであろうが、遅い時間であることは確か。
「レイノルドくん、今、大丈夫か?」
「トーコさん⁉大丈夫ですよ」
「以前、ACMの資料、用意してくれたよね。今度はACMの小型の電話のオペレーションシステムの資料を用意できないかな?」
「ACMのですか? ACMは小型電話から撤退してますよ?」
「いいんだって。それで」
「はい、直ぐに手に入ると思います。大学の資料室にも置いてあると思います」
と、言って深く目を閉じた。藤子に自分のいるACMの研究室の風景を悟られない様に。
数日後、レイノルドから、入手できたと連絡が入った。
「国際郵便で送りましょうか?」
と、言ってくれたので、藤子は、すぐさま、
「南郷竜也あて、着払いで広島の、この事務所に送ってくれる?」
「南郷竜也あて、着払いですね、分かりました」
と、テレパスでの会話は途切れた。が、藤子にはレイノルドが最後にクスっと笑ったような気がした。
しかし、藤子は、少し考えてから、
「やっぱり、取りに行くわ。サンフランシスコだよネ?」
とレイノルドに伝え直す。ウキウキしている。
レイノルドは、
「はい、カリフォルニア大学、サンフランシスコ校にいますから。サンノゼという所です」
と答えた。そして藤子には、彼が、ほくそ笑んだ気がした。
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