カクヨムユーザーの基本・再
第3.1話 カクヨムに未来はある? 『読み専』って本当に増えてるの?
(注意)本作で出てくるデータは、全て2020年2月21日までに取得されたものです。
――――――――――――――――
「ねぇ、タケル君。前回って第22話だったよね。第3.1話っておかしくない?」
俺――
「うん。おかしいけど、それが何か?」
あっさり認める俺。
「素直に第23話にしなさいよ」
「これには事情があるんだ。今回の内容は第2話と第3話に深く関係しててね。大規模データ
『第2話 111,402人って、カクヨムの全ユーザー数なの?』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894358323/episodes/1177354054894359390
『第3話 111,402人のうち、『読み専』ってどれくらいいるの?』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894358323/episodes/1177354054894376005
「ふーん、そうなんだ――っていうかタケル君、今さらっとすごいこと言わなかった? データの
「うん。この小説(?)を公開してから早3週間。データは鮮度が命。最新のものを使わないと説得力に欠ける。それに、2020年2月21日以降に登録したユーザーもちょこちょこ見てくれているようだし」
「なるほど。新規読者の開拓に余念が無いわね」
「後、データの採り方に若干の変更を加えようと思ってるんだ。様々なことをより詳細に分析できるようにな」
「とことん完璧主義者ね……。まぁ、好きにしたらいいわ」
「と言うことで、いつのタイミングで行うかは分かりませんが、大規模改稿を計画しています。そのときは本エピソードを含め、全てのエピソードを改稿(と言う名のデータ
「111,402人から増えるわけね」
「で、今日の話題はなんなの?」
「うん。実は、第3話でこのようなコメントを頂いたんだ。以下、一部抜粋して紹介するぞ」
『――カクヨムは書き手ばっかりと言われていたのでそう信じていましたけど、だんだん増えてきたんでしょうかね~。』――西フロイデ様より
「カクヨムは『書き手』ばかり……。確かに、以前から言われてきたことだわ」
「そのようだな。俺はカクヨム新参者だからよく知らなかったが」
「つまり、今回の話は『読み専』は本当に増えているのか? という話なのね」
「その通り。今回はこの疑問に完全決着をつける」
「えぇ!? そんなことできるの?」
「嗚呼、自信を持って答えられる」
「ものすごい興味出てきた。具体的にはどうやって調べたの?」
「第2話で、111,402人から得られた登録年月日の生データから、新規登録者数の一日平均増加数を求めたのは覚えてる?」
「覚えてません!」
「だよなー。と言うことで、まずはそのデータから復習しようか」
「はーい!」
――――――――――――――――
統計情報(111,402人)
――――――――――――――――
一日平均増加数:73.29人
一日最大増加数:1858人(2016年2月29日)
――――――――――――――――
――――――――――――――――
統計情報(379,069人(推定値))
――――――――――――――――
一日平均増加数:246.43人
――――――――――――――――
「上はアクティブに活動している人たちだけを対象にした統計、下はXデーを算出するために求めた近似曲線から求めた数字ね」
「その通りだ。2020年2月21日現在で『379,069人』が登録していると仮定して計算しているぞ。
このデータから分かることは、一日平均246.43人がカクヨムに新規登録しているかもしれないってことだ。その内、73.29人はアクティブユーザーになる訳だ」
「それで、これを『書き手』と『読み専』に分けるのね」
「うん。データを2つのグループに分けるだけだから、とても簡単に求められた。注目の結果はこうなった」
――――――――――――――――
統計情報(『書き手』:51,966人)
――――――――――――――――
一日平均増加数:34.19人
一日最大増加数:738人(2015年12月25日)
――――――――――――――――
――――――――――――――――
統計情報(『読み専』:59,436人)
――――――――――――――――
一日平均増加数:39.10人
一日最大増加数:1,406人(2016年2月29日)
――――――――――――――――
「おぉ! 『読み専』の増え方の方が『書き手』のそれより上回ってるわ!」
「うん。アクティブユーザーだけに限っても『読み専』の増加率の方が上回っている。つまりこれは、『完全潜航ユーザー』とかの存在を考慮しなくとも、確実に『読み専』が増えていることを示しているんだ!」
「これは驚き……」
「『読み専』のアクティブユーザーコミュニティーは、一日約4.91人ずつ『書き手』のコミュニティーに差をつけていることになる。1年に換算すると、実に1,792.15人だ」
「途中で小説を書き始める『読み専』がいるだとか、一旦は小説を書いたけど諸事情によりエタってるとか、そういう事情を全部ひっくるめても『読み専』が増えてるってのは、とても良い傾向だわ」
「その逆もあり得るけどな」
「まぁ、細かいことは気にしちゃダメよ! どんな事情があろうと、これは1つの結果なんだから」
「そうだな。これは、カクヨムの明るい未来を示していると言っていいだろう!」
地球滅亡――ユーザー数40万人突破のXデーまで、あと64 日!
「明るい未来とか言いながら、物騒なカウントダウンをしている件について」
「言うな」
――――――――――――――――
今日の研究ノートまとめ
――――――――――――――――
・登録年月日のデータから『書き手』と『読み専』それぞれの成長曲線を検討
・『書き手』の増加率(一日平均34.19人)より『読み専』の増加率(一日平均39.10人)の方が若干高いことが判明
・カクヨムの未来は明るいぞ!
――――――――――――――――
西フロイデ様(https://kakuyomu.jp/users/freud_nishi)、大変有益なコメントをありがとうございました。この場を借りて深くお礼申し上げます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます