第144話 魔法使いの修行
どれくらい遊んでいたでしょうか。
気が付けば日が昇っていました。
座って遊んでいる私たちの頭上に影が差します。
「――何をやっているのですか、あなたたちは」
「あ、アイさん。
「私も今日は昼までの勤務ですので。ナターシャさん、お手隙のようですので、折角ですから組手をしましょうか」
「うえっ」
「肯定と判断します。もう少し返事の仕方を勉強しましょうね、ナターシャさん」
そして冒険者対戦用の闘技場で、私もリュカちゃんもずたぼろに負かされまくったわけですけど、
「アイさん、今日は投げ技ばかりでしたね」
「省エネ運転です――」
と、答えるアイさんはなんだか少しフラついていました。
「――少々、調子が悪いようですね。私はこれで失礼します。お邪魔しました」
体調、悪そう?
アイさんが?
「ちょっ!? 大丈夫です?」
「問題ありません。よい休日を、ナターシャさん」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます