登場人物
※全話を通して登場した人物のまとめです。このまとめにはネタバレも含まれます。
▫わたし
この物語の主人公。まれぼし菓子店をおとずれるようになる。
いわゆる平凡なOL。表情がわかりやすいことに定評がある。甘いものが大好き。
好きな菓子は、だいたい何でも。特にプリンを好む。桃といちごの使われたお菓子も好き。
▫
まれぼし菓子店の店長で、接客担当。バリスタ。ドリンクやフードも担当する。
妙齢の、黒髪ロングを束ねた女性。濃紺のエプロンが良く似合う。
明朗快活を絵に描いたような人柄で、初めてのお客さんにもフレンドリーに接してくれるが、時々しゃべりすぎることもある。
好きな菓子は、マカロン。
▫
まれぼし菓子店のパティシエ。製菓担当。
黒髪短髪、強面で長身の男性。たいていはコックコートを着てバックヤードにいるが、たまにホールに接客に出ることもある。
怖い顔をしていることが多いが、本人は至って真面目で気の優しい人物。照れ屋。姉が三人いて、末っ子。
好きな菓子は、どらやき(こしあん)とプリン。
▫
まれぼし菓子店の和菓子担当にして、オールラウンダー。
きれいなさらさらの短髪、薄い茶色の目、整った目鼻立ちをした中性的な美青年。
いつもニコニコして接客態度も丁寧な好人物だが、彼には不思議なできごとがつきもので、来歴にも謎が多い。
好きな菓子はこんぺいとう。
《わたしを取り巻く人々》
▫タルトフレーズの老夫婦
まれぼし菓子店開店当初から常連だった老夫婦。
その死後も二人でお店を訪れる姿が時々見られている。
第2話「夕焼けのタルトフレーズ」、第65話「センチメンタル、いちごミルク」に登場。
▫
まれぼし菓子店常連のおばさん。
ポケットにいつも飴ちゃんを持っていて、何かと若い子にくれる。
よく三毛猫のおはぎを連れてテラス席でくつろいでいる。
第3話「昼下がりのうぐいす餅」、第5話「迷子と草団子」、第24話「ひんやり水まんじゅう」、最終話に登場。
▫
わたしの会社での指導役の先輩。
冷静で表情が読みにくく、当初はわたしとの間に壁があったが、お菓子をきっかけに仲良くなった。
大の甘党。インテリアやコーヒーに凝るなどオシャレな面もあり、本当は可愛い人。
第7話「二つの顔のマドレーヌ」、第10話「まったり白玉抹茶パフェ」、第26話「ベイクドチーズケーキと休憩」、第31話「スフレチーズケーキと仕事」、第40話「おうちでマフィン」、第67話「おもたせのカヌレ」、第74話「お祝いのクロカンブッシュ」、第82話「マドレーヌをもういちど」、最終話に登場。
▫奥様
まれぼし菓子店常連のお客さん。
美しい貴婦人然とした、欧米人らしき妙齢の美女。たぶん母語は英語。趣味はガーデニング。顔が広い。ただものではなさそう。
わたしのことを気に入って、色々なお誘いをしてくれる。旦那様と呼ばれる夫がいる。
第28話「夏の夜のシュークリーム」、第42話「秘密のアフターヌーンティ」、第50話「バレンタインのトリュフ」、第53話「花も見頃の花見だんご」、第58話「春彩りのハーブティ」、最終話に登場。
▫
木森希の姉。
木森家の長女で末っ子の弟のことを可愛がり、心配もしている。
弟に似ず豪快でチャキチャキしたタイプの美人。
第30話「あまあまモンブラン」に登場。
▫子だぬきの少年
おそらくたぬきが化けたのではないかと思われる少年。7,8歳に見え、たまにしっぽが出る。
ピカピカのどんぐりでリーフパイを買おうとして失敗したところを、わたしに助けられた。
知能は割と高いらしく、字も書けることが後にわかる。
第33話「不思議なリーフパイ」、第39話「秋風、くるみのキャラメルタルト」、最終話に登場。
▫
和服姿で上品な感じの、初老の女性。やや狐目。
狐の嫁入りのお菓子を買いに来た。一族の若い者たちに声をかければ鶴の一声として響くような偉い人らしい。
奥様、
第35話「秋空の栗まんじゅう」、第42話「秘密のアフターヌーンティ」、最終話に登場。
▫にゃんにゃんさん
中華風の意匠のワンピースをまとった、大陸系の美人。
日本語は堪能だが促音だけ詰まる癖がある。
奥様、薄原さんとはお茶飲み友達。ただものではなさそう。
本当は
第42話「秘密のアフターヌーンティ」、第50話「バレンタインのトリュフ」に登場。
▫ジンさん
長身で整った顔立ちの美青年。笑みを浮かべていることが多く、一見親しみやすく取っ付きやすいが時折得体の知れなさを見せる。
どうやら人間ではない存在らしいが……。他人の願いを叶えられると豪語することもある。
わたしに興味を持ち、ポチ公と呼んでいる。
大のあんこ好きで、特に大福には目がない。
手嶌とは犬猿の仲、というか手嶌に一方的に毛嫌いされている。
第51話「臨時休業、いちご大福」、第56話「まほろば、幻、フルーツ大福」、第72話「逢魔が時と豆大福」、番外「真夜中のおはぎ」、第76話「名残のおしるこ」、第79話「春の夜のさくら餅」、第83話「願いを見つめるほうじ茶」、最終話に登場。
▫雪の日の少女
ファー付きの真っ白なコートをまとい、まれぼし菓子店の前に現れた絶世の美少女。真っ白な髪と青灰色の目をしている。
古風な口調で話し、あまり世間慣れしていない様子。外国人のようだ。
アイスクリームを堪能して帰って行った。
手嶌の口ぶりによると、彼女が大雪を連れてきたようだったが……。
わたしを気に入り、手袋をくれた。
第55話「雪の女王のアイスクリーム」、最終話に登場。
▫課長
わたしの会社の上司。実はまれぼし菓子店の常連。
小言が多いタイプで、わたしには少し敬遠されている。
ブラックのコーヒーをこよなく愛し、家族のことも大事にしている普通の男性。
第54話「コーヒーはブラックで」に登場。
▫
わたしの会社の後輩。わたしが指導役を任されている。
よく気がついて可愛らしい、いわゆる女子力の高いタイプであり、実は猫を被っていたのだが、わたしの前では素を出した。一本筋の通った恋する乙女の一面も見せる。手嶌のことが好き。
霊感があり、不思議なことやものが見えることは、わたしにしか打ち明けていない。
甘いものは基本的になんでも好きだが、特にいちごが大好き。
第64話「わがまま気まま、春のスイーツプレート」、第65話「センチメンタル、いちごミルク」、第70話「月と太陽とレモンケーキ」、第75話「ショコラアソートはどんな意味?」、第81話「恋のいちごの甘酸っぱさ」、最終話に登場。
▫旦那様
まれぼし菓子店の常連さん。
上等の仕立てのスーツを着こなした紳士で、ナイスミドル。欧米系の人らしい。
わたしにお茶をおごってくれ、アドバイスをしてくれる。
奥様と呼ばれる妻がいる。愛妻家。
第78話「おかえしのフィナンシェ」、最終話に登場。
▫
木森の修行時代の同期にして友人。
なかなかハンサムな好青年。
オシャレなカフェ付きの店舗をオープンさせて、木森を招いた。
木森の腕は認めつつも、人見知りの彼のことを心配する良き友人。
第84話「世界にひとつのアイシングクッキー(前編)」に登場。
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