登場人物は可愛らしい小学1年生の女の子と、絵描きを目指す二十代のとっても優しい女性・・・、そして女の子を取り巻くお友達と家族。
まだ幼い女の子が不思議に思ったことや、可愛らしい困りごとを優しく優しく解決していきます。
読ませて頂いて、何ともほのぼのとした気持ちになりますが、それだけじゃないです。
謎解きの方も一緒になって楽しめます。
お話は一話一話で完結しますので、気が向いたときにちょこっと読めてしまいます。
嫌な事が有った時などに読ませて頂くとほっとした気持ちになれる・・・、そんな作品です。
※:この作者様の書く文章はどれもとても綺麗で素敵で、優しい人となりが顕れているようです。
※:既に素敵なレビューが有るのですが、どうしてもお薦めしたいと思い拙いレビューを書かせて頂きました。
二十歳の絵描き志望のお姉さんと、小学一年生の女の子。
不思議な組み合わせの「お友達」同士である二人が、可愛らしい会話を読者にも聞かせてくれます。
小学生のいろちゃんが「おはなし」する内容、言葉、仕草、すべてがとても子供らしくて可愛いんです。
その「おはなし」を聞く緑ちゃんも、ユーモアを交えながらも真剣に聞いてくれる、素敵なお姉さん。
緑ちゃんはいつも、いろちゃんのおはなしの「正体」を考えます。
ちょっと言葉が足りない子供の話から、どういうことなんだろう、と推測する。
なぞなぞを解く気持ちで、読者もつい一緒になって考えてしまいます。
ちょっと疲れたときに、エピソードひとつでも大丈夫なので、読んでみてください。
優しい色があふれるひとときに、きっと心が癒されますよ。