第2話



1回目は痛すぎて断念。

2回目も痛すぎて断念。

3回目、4回目と続けたが痛すぎて断念してばかりで、ハヤトがコンビニで買った6個入りのコンドームも挿れてもないのに無くなってしまった。今、あの頃の事を思い出すと間抜けすぎて笑ってしまう。どれだけセックスというものに憧れがあったのだろうと。


その後も続けたが入らず、私は申し訳なさから泣いてしまった。

ハヤトは優しく抱きしめてくれて、頭を撫でながら一緒に頑張ろうね。と言ってくれた。あの頃のハヤトはどこに行ってしまったのだろう。


その優しさに触れ、12回目でやっと入った。

痛かったがゆっくり動かしてくれたおかげですぐに痛みは慣れた…と思う。正直あまり覚えていない。

その日は2人で喜んで、深夜にも関わらずコンビニエンスストアで某メーカーのコンドームを2箱買った。


家に帰ってセックス。少し寝てセックス。お風呂あがりにセックス。1日で4回もしたのはこれが最初で最後だった。

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フローズンマルガリータ コユキ @koyukidarumachan

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