フローズンマルガリータ

コユキ

第1話



「…んっ、はぁ…ダメダメダメ…!」


「ん?ここが良いの?ここ?」


「あぁ…!ダメだって…ぇ!」



意地悪そうに見下ろしてくる彼は私の気持ちいい所をピンポイントで突いてきた。抜いて挿れての超高速。ゆっくりするのも気持ちいいけど高速でするとなんか燃える。

正常位で繋がっている結合部分はどうなっているのだろう。いまだにまじまじと見たことはないがハヤトが言うにはとにかく"エロい"らしい。


初めてセックスしたのは1年前。

私は処女だった。

ハヤトは余裕そうにしていたけれど、挿れる場所が分からなかったり、ゴムをつけるのに少し手間どったりしていたし、体位は正常位しか知らなかったからたぶん童貞だったのだと思う。本人は気にするから言わないけれど。

とにかく痛かった。



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