第8話

 2020年も終わりに差し掛かったころ、八幡東警察署から犯人の操作が完了したことによる証拠品返却の連絡が来たが、以後はさっぱり連絡は来なかった。


 2021年4月後半、弁護士事務所から連絡が届いた。内容は「SMBC及びアイフルについては、債務が存在しないとの確認をもって集結している」「新生フィナンシャルについては、現在行われている裁判の結果次第」とのことであった。


 同年7月、弁護士事務所から電話で直接連絡が来た。内容は「裁判が終わり、新生フィナンシャルとの間に債務が存在しないことの確認が出来た」とのことであった。その後、私は書類作成のため、記載内容を確認し、10月の書類到着をもって、今回の一連の騒動に関する対応を全て終了することが出来た。


 近年、電話での「オレオレ詐欺」をはじめとした詐欺被害が相次いでいる。しかしながら、今回の私を含む複数名のように、学生であっても詐欺被害に遭うことは否定できないこととなった。日頃から、不審なメールには手を付けない、電話等も含め口座番号を聞かれた場合はすぐに警察に通報するなど、個人情報を守る手段をとる必要があると改めて痛感する事件であった。現在はネット社会である。個人情報なんてすぐに流出しかねない。今こそ、SNSの使い方等を見直すなど、より一層詐欺被害に遭わないために自分自身の警戒心を高める必要があると感じます。



ここまで長期にわたってお付き合いいただきありがとうございました。

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モニターアルバイトに奪われた人生 エルムのツッコミ担当 @sonic-yukuhashi

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