泣き虫と三本足のフェレット
増田朋美
泣き虫と三本足のフェレット
泣き虫と三本足のフェレット
昨日まで、春みたいに暖かかったのに、今日は、なぜか寒い日だった。西日本では、最大級の寒波がやってきて、鳥取砂丘が真っ白い雪に覆われてしまったらしい。そうかといって、前日まで暖かかったせいか、予定より一月ぐらい早く、梅が咲いている。どうも今年は、おかしな一年になりそうだと、テレビやラジオの有識者たちが口々にそういっている。とはいっても、一般の人たちは、対策のしようなどなく、唯、偉い人たちに何とかしてほしいと祈るしかできないのだった。
「ああ、今日は寒いよなあ。こんな寒くても、焼き肉食べに来る人達はいっぱいるんだねえ。」
杉ちゃんが、焼き肉屋ジンギスカアンの一番奥の席で、焼き肉を口にしていた。ちょうど、会議から帰ってきたジョチさんが、何だ杉ちゃん、来てたんですか、と言って、杉ちゃんの隣の席に座った。
「まあ、きっと、寒いから、ご飯を作るという気がしなくてうちの店に来るんじゃないですか。」
「あれれ、焼き肉屋で儲けているのに、そんな事言っていいの?」
杉ちゃんがそうからかうと、
「そうでしたね。それでは、いけませんね。お客さんに感謝しなきゃ。」
ジョチさんは、そう言った。テーブルの上では正輔が、小さなリンゴを食べていた。その間にも、焼き肉屋ジンギスカアンに客はどんどんやってくる。
「今日は商売大繁盛だねエ。みんな焼き肉を求めてやってくるんだろうか。」
「いえ、違うと思いますね。昨日、天気予報で、明日は寒くなると出たものですから、僕が敬一に、明日一日限定で、スンドゥブチゲを出したらどうですかと言ったんです。」
「はああ、なるほど。さすがだね。そういうの逆手にとって、商売しちゃうんだ。さすが、商売人は頭がいいな。」
杉ちゃんとジョチさんがそういうことを言っていると、
「ああ。今日は寒いなあ。ちょっと、ビールか何か持ってきてくれますかあ?」
と、隣の席から、でかい声が聞こえてきた。それを聞いたチャガタイが、
「お客さん。今日は寒いから、ビールは出さないんです。ほかの飲み物にしてください。」
と、注意する。こういう寒い日は、あえてビールを提供していなかった。というのは、ビールを用意しても、注文者が少ないので、在庫が勿体ないからである。それよりも、人気のある熱燗とかに限定した方が、売れ行きが良いと思われるという理由もあった。
「ええー、なんでですか。ビール出してくださいよう。」
と、その客はそういうことを言うのであるが、
「ダメですよ。それにお客さんもう相当酔ってますでしょ。それでは、ビール何かお出しできませんね。それ以上酔ったら、体に悪いですよ。もうおやめになった方が、良いのでは?」
ジョチさんが、その客にそう言った。いくら客商売と言っても、注意は必ずするのが、この店のルールだと言っていたことがある。
「ビール飲むなら、夏の暑いときにまた来てください。そのときは、ビールをうちでも提供すると思います。」
ジョチさんがその客にそう注意しているのを、杉ちゃんはやれやれ、変な客がいるもんだなあと眺めていたが、その時突然、
「あ、お前さんは、魔訶迦葉!」
といった。確かに目の前の客は、そういわれると見覚えがある。スーツ姿だから、今までとちょっと違うけれど、確かに杉ちゃんが魔訶迦葉と綽名を付けた、植松直紀であることが、ジョチさんにもわかった。
「植松さん、またここに来て、そんなべろべろに酔っ払って、大丈夫なんですか。明日は学校ではないんですか?」
ジョチさんに言われて、植松は、目の前にある水をガブッと飲み干した。
「そうなんですけどね。もう学校なんか、何になるんでしょうかねエ。もう俺、学校の先生をしているのが、嫌になってしまいましたよ。」
と、また泣き出してしまったのだった。杉ちゃんが、
「もう、そんなに泣くなら、ほかのお客さんに迷惑が掛からないように、こっちに来いや!」
と、でかい声で言うと、植松ははい、そうします、と言って、杉ちゃんの座っている席にやってきた。
「どうしたんですか。またそんなに泣いて。また学校で何かあったんですか。」
ジョチさんが、席に座った植松にそういうと、
「そうですよ。学校でなにかなければこういうところにはきませんよ。俺、もう学校の先生をしているのが、嫌になってしまうんですよう!」
という植松。
「大丈夫ですか。じゃあ、学校で何があったか、話してみてくださいよ。一人でそんな風にお酒を飲んでいたら、いつまでたっても解決しませんよ。お酒何て、たいした道具にはなりませんから。」
ジョチさんがそういうと、植松は、ナフキンで顔中を拭いて、
「い、いやあ、もう本当にね、もう、学校の生徒というのは、何でこう順位を決めたがるんでしょうかねエ。俺たちは、そういうことをさせるために、学校に通わせているわけじゃないんですよ!」
といった。
「はあ、そうですか。まあ学校ですからねエ。多少の順位というのはつきものですが、それで何か事件というモノがあったんですね?」
「そうなんです!」
ジョチさんの発言に、植松はすぐに飛びついた。
「そうなんですよ!僕が担当している学校で、乞食ごっこというモノが最近はやってしまいましてね。試験の成績の悪い生徒を、御乞食さんと呼んで、色々雑用をさせるという遊びが、最近はやっているんです。」
「ああなるほどねエ。確か、福岡でしたっけ、生徒をランク付けして、綽名をつけて呼ぶという教師がいましたね。そういうことに近いことが、起こったという訳ですか。」
「そうなんですよ。俺たちは、可能な限り、生徒には劣等感を持たせないように、教育してきたつもりだったのに、なんでそういう事が起きてしまうのでしょうか!」
植松は、杉ちゃんの目の前にあるコップをとって、あ、それ僕のと杉ちゃんが言っているのにも関わらず、中身をグイっと飲んでしまった。
「まあ確かに、学校というところは、どうしても順位を出したがるところですからねエ。それはしょうがないかもしれないけど、それを社会的身分のようにしてしまうのは、おかしいですよ。」
「そうでしょう!まして俺たちは、そういうところで傷ついた生徒を扱っているんです。そういう事が
二度と起こらないように、考慮しているつもりだったのに、なんでこういうことが起こってしまうんでしょうか!それでは、俺たちが一生懸命学校の先生をしてきたのが、全く意味がないじゃありませんか!」
植松がそういうのだから、きっと深刻な問題なのだろう。仕方ないとは言っても、起こってしまったのである。
「で、その問題を起こしたのは、やっぱり例の問題児ですか?あの、鮫島何とかという。」
ジョチさんがそういうと、植松は、クイズ番組の司会者にでもなったように、
「正解!」
といった。
「懲りないねエ、彼女も。でも、そのくらい、彼女の躓きの根は深いという事だろう。たぶんきっと、そういう子だから、救うとしたら、そこいらにあるもんじゃ無理かもしれないぞ。そうじゃなくて、もっと効果的な方法を探さなきゃ、だめじゃないの。」
と、杉ちゃんが意味深に言った。
「具体的に言えば、大きな事件が起こるとか、大きな災害が起きるとか。」
確かにそうかもしれない。彼女を更生させるには、そうするしかないかもしれない。でも、そんな事に期待してしまったら、いつまでたっても、そういう機会はやってこない。
「まあそれでは仕方ありませんね。とにかく、彼女が変わるきっかけというのは、そういう事しかないかもしれません。」
「何ですかあ、理事長さん迄そんな事言うなんて。俺が出来る事は何もないってことになっちゃうじゃありませんか!」
植松はそんな事を言う二人に、テーブルをドンとたたいた。
「だって仕方ないでしょうが。どんなに手を施しても変われないってことはいっぱいあるよ。そういう風に割り切らなきゃだめってことだってあるんだ。そういう事は山ほどあるさ。それで我慢するんだな。」
「だけど杉ちゃん、そうはいっても、被害にあった子はどうしたらいいですか。鮫島のしでかした奇行のせいで、御乞食さん扱いをされて、自信を無くした子だっているんですよ。鮫島徳子に、そういうことはしてはいけないとはっきり伝えるのが、目下の急務じゃありませんか?それが、俺たちのすることなんじゃないでしょうか。」
と、植松は杉ちゃんに反発する。確かに教育者となれば、そういう風に持ってきたがる。
「まあ、でもさ、これまでも同じような事してきたんでしょ。でも解決できないっていうんじゃ、そうするしかないでしょうが。そもそもね、学校というところは、そういう風にできてるでしょ。誰にしても順位付けてそれで評価するでしょうが。それがある以上、そういう現象が起きてもしょうがないよ。」
杉ちゃんは、そういって、植松の肩をたたいた。
「まあ、そういう事にコンプレックスを持たせないようにさせるっていうのも、教育なんじゃな居でしょうか。加害者を何とかするのは、難しいかもしれませんが、被害にあった生徒が自分に自信が持てるようになれば、そのようなスクールカーストも、なくなってくるのではないでしょうか。」
と、ジョチさんが意味ありげに言った。それを聞いて植松は、一気に酔いがさめた。
「そうか、そういう発想もありますね!理事長さん。俺は、そういうことを思いつかなかった!ありがとうございます!俺、もう少し頑張ってみます!」
と言って彼は、急いで勘定を払って、鉄砲玉のように店を飛び出して行ってしまった。全く、若い人というのは、すぐに動けるからいいですね、何て、ジョチさんがあきれた顔で、そういうことを言いながら、その姿を見送った。
その翌日。
とりあえず植松は高校に行ってみる。教室前の廊下を歩いてみると、五人分の鞄を背負った男子生徒が見えた。とりあえず、彼に対して、怒ってしまうのはだめだと思う。先ず、彼に声をかけてみる。
「おい、そんな事されて、」
男子生徒は、植松の方を振り向いた。
「悔しくないのかい?」
「仕方ありません。」
と、男子生徒は答えるのだった。
「だって、僕は勉強ができないから、こういう人生しか送れないって、言われていますから、こういう風にされても、仕方ないことです。」
「そうはいってもねえ。人から、そういう風にこき使われるのは、れっきとした、いじめというモノになるんだよ。それでも、仕方ないと、いうのかい?」
植松はそう聞いた。
「でも、そういうことになるって、言われていますから。成績が悪いと、そういう人生しか送れないと、仰っていたのは、学校の先生じゃないですか。だから、もう慣れてしまいました。こういう風に去れておくことが、社会に出る事への準備だと思って、卒業まで耐えることにします。」
という男子生徒は、なぜか悟りを得たような、そんな言い方で植松に言った。
「だけど、いじめというモノは、それからの人生にも大きなトラウマになって、残ってしまうことになるんだ。だから、しっかり解決しなければならないことでもあるんだよ。」
植松がそう言うと、
「いえ、先生、社会勉強だと思って耐えることにします。先生、ありがとうございました。」
と、彼は、にこやかに笑って、呆然としている植松をしり目に、教室に入ってしまった。そして、お仕えしている上級階級の生徒一人一人に、鞄を渡している。ああ、なんていう事だろう。俺は何もできないじゃないか!なんで生徒にこういう事を言われなければいけないんだ!と、植松は悔し涙を流して、またしくしくと泣いた。
とりあえず、その時は、泣き泣き職員室に戻った。さすがに、ほかの先生の前で涙を見せてはいけない、と、職員室の入り口でぐっと涙をこらえる。急いでハンカチで涙を拭き、職員室のドアを開けた。職員室では、ほかの教師たちが、なにか話していた。それは、ほとんど生徒の成績の話ばかりだった。どうして、成績の事ばっかり気にするんだろう。成績が良ければ、全部の事が免除されるのだろうか。成績が良ければ、いじめをしてもいいとでも言いたげなほど、先生たちは、だれだれは成績が良くて、どこどこ大学に確実に行けるという事ばかりしゃべっている。植松は、ほかに話題はないものかと持ち掛けたかったけれど、ほかの先生は、楽しそうに話しているので、そんな事は
言えなかった。
それでは、教師一丸となって、生徒を育てるという何て、まるで大嘘だ。確かに成績を上げるという意味では、育てているのかもしれないが、ほかの事ではまるで、生徒の生活面とか、そういう事は、教師たちも無関心なままである。
でも、それではいかん!と植松は思った。なんとしてでも、俺たちは、あの生徒たちを何とかしなければ!そうでなければ、生徒たちは、他人に対して大変冷たいまま社会へ出てしまうことになる。そうしたら、他人に無関心で、自分の事ばかり、考えている大人になってしまうだろう。それでは、いけない。やっぱり、人間は、人間だもの、助け合うという事を教えていかねば。
周りの先生たちは、そういうことを知らないのか、それともあえてそうしようとしないのかわからないけれど、まるで味方になってはくれなさそうだ。それは、たぶん、教師をやっていくにはいいのかも知れないが、教育という面では、協力してくれそうもない。それでは、俺が、なんとかするほかないと、植松は決断したのだった。
「よし、俺は鮫島を何とかしようとしたから失敗したんだ。それなら、あの男子生徒を何とかすれば、学校も変わっていく!」
そういう訳で、植松は、あの男子生徒の味方になることにした。確かあの男子生徒の名前は、杉山と言って、余り目立たない生徒だった。他の先生は、ほとんど声を思い出せないというくらい、口数の少ない生徒だったような気がする。
とりあえず、数学の授業があったため、教室へ戻っていった。丁度、廊下に杉山がいた。また、誰かに御乞食さんとして鮫島に命令されたのだろうか。たった一人で、廊下を掃除していたのだった。
「よう、杉山。」
とりあえず、植松はそういうことを言った。
「今日は、偉いじゃないか。自主的に掃除をする何て。」
もし、杉山が、自主的じゃありませんよという事が出来たら、すぐに解決できるだろうと思ったが、杉山はそういう事はしなかった。
「ありがとうございます。」
それだけしか言わない。とりあえず、植松も、今回は初めてだから、と思って、
「お前、苦しいことがあるんだったら、先生、何でも相談に乗るからな。」
と、だけ言っておいた。
「ありがとうございます。」
杉山もとりあえずそういうことをいう。植松は、とりあえず第一歩は踏み出せたかなと思って、教室へ入った。杉山も、掃除用具をもって、教室に入った。それを確認して植松は、教室のドアを閉める。授業が開始されるが、その時の生徒たちは、みんな一生懸命授業を受けている。大学受験する子、就職する子と、進路は様々だが、みんな一生懸命授業を受けるのは、この学校の良いところだと思われるかもしれない。あの、悪のボスとも言えそうな鮫島徳子も、とりあえずは授業を受けているから、こういうところはいい学校に見えてしまうのだろうか。
とりあえず、授業は終わった。また、休み時間、鮫島徳子は、いじめをするのだろうか。とりあえず、植松は、授業が終わって、職員室に帰るふりをするが、すぐに廊下に残り、教室で起こっていることをこっそり観察した。
「それではどうぞ、御乞食さん。」
不意に女子生徒のそういう声がして、植松は、教室のドアから、中を覗いてみた。
「はい、御乞食さん、これ、ごみ箱に捨ててきて。」
鮫島ではないが、別の女子生徒が、杉山に教室に落ちていたごみを捨てるように命令しているのが見えた。
「誰かを頼ろうったってだめよ。御乞食さんは御乞食さんにしかなれないのよ。」
しまいには、そういうことを言っている生徒までいる。これは全部、鮫島が仕組んだものかは不明だが、とにかく、この教室で、乞食ごっこというモノが流行ってしまっていることが確かだった。他の生徒が、御乞食さんにこういうことをさせていると、鮫島徳子に報告しているところも自分は目撃しているから、鮫島が発起人であることは疑いなかった。それにしても、クラス全員がこうなってしまっているのが、なんだか恐ろしいなとも思う。この学校は、ほかの高校と違って、クラスの人数が少ないことも売り物にしているが、それは同時に、一人でも強いものがいれば、それに染まってしまうという弱点がある事にもなった。だから、いじめとなると、こうやって、一色に染まってしまうのだろう。つまり、鮫島を止められる者はいないという事であった。
「あーあ、俺、どうしたらいいんでしょうね。若しかして、教師なんてやっぱり駄目でしたかねえ。」
植松は、また焼き肉にかぶりつきながら、大きなため息をついた。
「もう、お前さんは、すぐにそういうことを言うんだな。」
と、杉ちゃんが、呆れた顔をしていった。
「もしかしたら、ほかの先生がいじめを黙認しているのは、もうそのまま卒業までやらせておけば、いいという事だと思っているんでしょうね。どうせ、この生徒さんと関わるのも、三年だけだからって。」
ジョチさんは、なるほどという顔をする。
「そうか、そういうことがあったのか。」
と、植松はハッとした。
「ええ、だって、高校の先生が生徒と関わるのは、少なくとも多くても、三年だけでしょ。それだけ我慢して、卒業させてしまえば、あとはもうその生徒とは関わらなくても済むじゃないですか。だから、勉強は教えるけど、その他の事はまるで無関心なんですよ。」
「ジョチさんいいこという。他の先生だけじゃないよ。お前さんだって、その鮫島という闇の女王とも、杉山という美しき奴隷とも、三年間しか関りはないんだよねえ。」
ジョチさんと杉ちゃんに相次いでそういうことをいわれて、植松はまた泣いた。そうか、自分もそうなのか!それじゃあ、限られた時間しかないじゃないか。
「ほんとに、泣き虫な魔訶迦葉だなあ。阿羅漢どころか、生徒にも、バカにされちゃうよ。これじゃ。」
杉ちゃんの隣で、正輔がリンゴを食べていた。しかし、植松がまた泣き出しているのを見て、なんだか心配そうな様子で、彼のほうを見ている。
「待ったく。そんな泣き虫じゃ、本物の魔訶迦葉も、あきれるだろうな。もうちょっとさ、強く成ろうよ、魔訶迦葉君。」
杉ちゃんが、そう植松の肩をたたくが、植松は相当ショックだったらしく、まだ泣くのである。
「ガブッ!」
正輔が、植松の手首にかみついた。今度は、杉ちゃんもジョチさんも、正輔がそうするのを止めなかった。
泣き虫と三本足のフェレット 増田朋美 @masubuchi4996
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