【絵地図】ドリス城塞都市

【第13章 登場人物】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894256758/episodes/16816700429616993855

【地図】ヴァナヘイム国 (13章修正)

https://kakuyomu.jp/users/FuminoriAkiyama/news/16817330651819936625

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 エドラ城塞内の一室・帝国軍参謀部へ、1枚の絵地図が届きました。


 送り主は、異臭騒動調査のため、ドリス城塞に派遣されているソル=ムンディル参謀見習いです。


【絵地図】ドリス城塞都市

https://kakuyomu.jp/users/FuminoriAkiyama/news/16817330652163432607



 絵地図には、城塞本廓ほんぐるわやエーシル女神礼拝堂のほか、城下街の家屋や店舗が無数に描かれています。


 先任参謀・セラ=レイス中佐より手渡されたものですが、ソル班長以下が実際に現地を歩き回ってみると、建物の位置や道幅などの誤りが各所に見つかり、それらは修正されたそうです。


 さらに、少女はそこへ赤い✖印を点々と記していきました。


 この印は、彼女たちが1件1件巡り、天井裏や床下に、魚油に浸された藁束を発見した建物を示しています。





【作者からのお願い】

この先も「航跡」は続いていきます。

次話以降、こちらの地図を手元に読み進めていただけたら、幸いです。


当初、本編を進めていく予定でしたが、ドリスからの絵地図が間に合ったため、エピソードを調整させていただきました。


絵地図からソルの頑張りを感じていただけた方、

物語の展開が気になる方、

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ソルたちの乗った船の推進力となりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます🚢



【予 告】

次回、「絵地図 上」お楽しみに。


送られてきた絵地図を囲んで、先任参謀・セラ=レイス中佐以下、参謀部の者たちがひたいを集めていた。


アシイン=ゴウラ少尉は、太い首で点頭したあと、口を開く。

「敵は我等を火攻めにするつもりだったのでしょう」

その手には乗らぬ、と息まいている。

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