第13章 内憂

第13章 主な登場人物

第13章 主な登場人物


※第12章までのネタバレが含まれているので、お気をつけください。


==〖帝国〗 ===========


【帝国東征軍参謀部(レイス隊)】


◆セラ=レイス 

帝国陸軍中佐。

右翼第3連隊(アトロン連隊)⇒後方予備隊大隊長を経て、帝国東征軍参謀部に返り咲いた。

紅毛にあおい眼、長身が特徴の26歳。

帝国屈指の作戦立案家だが、三度の飯よりも昼寝が好き。


◆キイルタ=トラフ

レイス家に代々仕えてきたトラフ家の息女。

帝国陸軍中尉。

レイスの腹心。レイス隊女性副長。

灰色の瞳、蒼みがかった黒髪が美しい24歳。

レイスにゾッコン(死語? 隠せているようで隠せていない)。


◆アシイン=ゴウラ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の先任少尉。

巨漢、厚い胸板、太い腕。

快活な性格ながら、暑苦しい。

帝国宰相と第八皇子の内乱の折、レイス少年参謀がゴウラ家を救った縁から、その配下に就くことに。

トラフ副長に惚れている。


◆アレン=カムハル

帝国陸軍少尉。

レイス隊の将校。

喜怒哀楽に欠け、猫背と左目にかかった前髪は、やや神経質そうな印象を与える。


◆ニアム=レクレナ

帝国陸軍少尉。

レイス隊の新米将校。

蜂蜜色のボブヘアが躍動的。

天然と積極性のハイブリッドな乙女。



【帝国東征軍 中央 第7旅団】


◆コナン=モアナ

ブリクリウ子飼いの帝国陸軍准将。禿げ頭の51歳。

ヴィムル河流域会戦に端を発する「懲罰人事」により、参謀長の地位に就くも、その後の不振により前線へ。

東征軍中央・第7旅団を統べる。

レイスのなかでは、査問会当時から「禿頭大佐」のまま。



【帝国 その他】


◆ダイアン=キェーフト

短身ジト目に白髪――少女のような幼い外見。

オーク大学医学部を飛び級で卒業。学生時代から多くの外科手術を成功させ、卒業早々学問の長オラヴを名乗ることが許されている大陸屈指の名医。

体のサイズに合っていない白衣と黒革のトランクケースを引きずったまま五大陸のを飛び回り、患者の貴賤問わず治療に明け暮れている。

極度の方向音痴。




==〖ヴァナヘイム国〗 =======


◆ケント=クヴァシル

ヴァナヘイム国 軍務省次官。

地位は中将。

愛煙家(やさぐれた時はシケモク)45歳。

ひょろりとした背格好。

ミーミルの才能を見抜き、総司令官に推挙した。

優れた知見や稀有の軍政能力を有するが、己の風采に頓着とんちゃくしない。

ぼさぼさ頭、擦り切れた袖もなんのその。

身なりも相手の心情も無頓着なため、どの省庁でも嫌われ者。

王都の往来で、帝国の刺客に襲われた。


◆レリル=ボーデン

王都セントラルステーション近くに、マッシュルーム型の小料理屋「バー・スヴァンプ」を営む女主人ママ

恰幅の良い愛煙家。

軍務省次官クヴァシルとは古くからの馴染み。

有り合わせの食材であっても、彼女の生み出す料理は絶品。



【ヴァナヘイム軍 総司令部】


◆アルベルト=ミーミル

ヴァナヘイム国軍大将。

軍務次官ケント=クヴァシルに見いだされ、歴代最年少総司令官に就任。

同国随一ともいえる卓越した用兵指揮能力を持つ35歳。

黒鳶色の髪に中背ながら引き締まった体格。

旗印は「咆哮する狼」。

帝国軍右翼を完膚なきまでに叩きのめすだけにとどまらず、各地で帝国軍を撃破。


◆スカルド=ローズル

ヴァナヘイム国軍中将。

ミーミル麾下、副司令官を務める。

誠実で勤勉な性格。


◆ シャツィ=フルングニル

ヴァナヘイム国軍少将。

ミーミル麾下、参謀長を務める。

神経質で短気。



【ヴァナヘイム軍】

◆アルヴァ=オーズ

ヴァナヘイム国軍中将。

同国史上最強と称されるほどの猛将であり、第1師団長を務める。

旗印は「二枚斧」。

全身100の傷は武勲の証。ただし、右目元の傷は細君に引っかかれた跡。


◆エーミル=ベルマン中将

ヴァナヘイム国軍中将。

芸術の街グラシル周辺を治めてきた領主であり、第2師団長を務める。

口髭を整えた上品な容姿。

兵学や故事はおろか、音楽・絵画方面にも素養がある。

上記の紹介文にしては、短気な側面も併せ持つ。


◆エディ=アッペルマン

ヴァナヘイム国軍少将。

半年前、帝国軍が王都に迫った際、自領デレアへの遷都を国王に勧めた。

本章ヴァ軍の反撃の折、ミーミルの命を受け、ミュルクヴィズ城塞都市を確保。


◆リーグ=ヘイダル

ヴァナヘイム国軍少将。

猛将オーズの甥。

城塞都市エレンの領主。

年明け早々、隣接するヴァーラス領主ファーリ=ムンディルの避難要請を許諾した。

本章ヴァ軍の反撃の折、イエロヴェリル平原南端のストレンド城塞を押さえる。


◆フィリップ=ブリリオート

ヴァナヘイム国軍少将。

猛将オーズの配下。

半年前、帝国軍が王都に迫った際、自領セルマへの遷都を国王に勧めた。


◆ヒューキ=シームル

◆ビル=セーグ

ヴァナヘイム軍の異端児少佐。

二十代後半になりながらも、「若気の至り」は衰え知らず。

気に食わない上官と衝突すること数度、その度に降格しながらも、戦場での活躍ですぐに昇格することから、「階段将校」と呼ばれる。

ヴァナヘイム領民たちからも愛されている。

ミーミル総司令官の実力を認め、敬愛している。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る