風巡りアカデミカ(2008~2019/異世界FT・天文・霊狐・身分・恋愛未満)

◇概要

『風巡りアカデミカ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887439577


■ジャンル

 異世界ファンタジー


■キャッチコピー

 山奥の天文台に集うのは、訳ありの学者達。大人の児童文学風ファンタジー!


■あらすじ

 僕が望むのは「凪」だけで、心をかき乱す嵐なんて望んじゃいなかった。


 王立研究ギルド『天文連合』にて働くタンフウは、何事にも深入りすることなく、静かな日々を過ごしていた。

 彼の生活に波風を立てるのは、何故か彼に絡んでくる精霊の霊狐だけ。

 しかし道に迷って天文台を訪れた『史学会』のセイジュと、郵便配達員のサンが現れた日から、化石のようだった彼の日常は少しずつ動き始める。

 一抹の不安を抱えつつも、彼らとの交流が深まる中。やがて起こった事件が、目をそらし続けていた自分自身のことと、選択の時を彼に突きつけるーー。


 全てを諦めた青年と、全てを諦めない少女が出会う時、世界は輝きを取り戻す。

 人々が少しずつ何かを取り戻して前に進んでいく、優しい異世界ファンタジー。






◇この作品について

 数少ない長編の完結作品。完結した長編作品が『事の端あはせ』オンリーという事態に、ようやく終止符を打った。

 だからもっと増やせ。


 名実ともに胸を張って「長編」と言えるボリュームの作品。

 しかし『事の端あはせ』とは逆に、こちらは20万字近くあるため、大抵の公募の上限に引っかかるので、WEB系の賞にしか応募できない。


 後述されている『君の血の味は少しうるさい』とは別ベクトルで、私の愛と希望と性癖(?)を詰め込んだ作品となっている。濃い。

 ぱっと見は地味目なお話だと思われるため、大衆受けはしないが、好きな人にはクリティカルヒットして気に入って頂けている。

 と思う。きっと多分そう。希望的観測。


 しっかり、完結している。

 しているのだが、続きを書きたい欲はある。


 とはいえ、綺麗に終わっているので、この系列の話を書くとしたら、本編に続く続編よりは、過去の時間軸の話を先に書く予感がする。

 他の連載長編が片付いたら、書くかも。

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