虚構の中の都市空間

作者 隠井 迅

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★★★ Excellent!!!

まずタイトルに惹かれてクリックしましたが、ファンタジーではなくまさかのエッセイ。
しかしながら読みやすく面白い。

本作は旅行記ではあるものの、アニメ等の所縁のあるロケーション、所謂『聖地巡礼』を主目的とした作品です。
あまり世間においてはポジティブに捉えられていない行為ではありますが、この作者さんの場合、非常に好感が持てる姿勢でそれに臨んでいます。

たとえば、本来観光地ではない地区においては、住民の方々の生活の妨げにならないよう、早朝などに訪れるなど、良識を持っているのもそうなのですが、何よりその知見の深さたるや。

その土地のフォークロア、作中と実際のロケ地との相違点を取り上げ、演出の意図を深く考察する。
それはもはや立派なフィールドワークです。

今はまだ首都圏をメインに取り上げていますが、今から他の場所に行くのが楽しみなところ。

単にキャラクターの絵馬を奉じたりご当地グッズを買ったり、「この場所でこのシーンが〜」とはしゃぐなどという段階に留まるのはもったいない、もう一歩踏み込んだ楽しみ方を教えてくれる良エッセイです。

★★★ Excellent!!!

雪まつりから始まる物語がこれからどんな風に展開して行くか楽しみです。小生も少しヲタクをかじっているので、その生態が赤裸々に描かれて行くことを切に望みます。
年間を通して数々のイベントがある中で何をチョイスされ、どのようなユニークな(まさにユニークとしか例えようのない)人々が絡み合って物語が進んでいくか非常に興味があります。期待とワクワクで続きを待っています!よろしくお願いします!