依頼15『武器選び』

アメナガスは椅子に座っていた。


すると




「何だよ、アメナガス……用って? 依頼あるんだけど?」




と言ってドアから入ってきた。


アメナガスは




「ナリア、今日操った奴はまだ繋がってる?」




と聞いた。


アメナガスは




「?? ああ、繋がってるがどうして?」




と聞いた。


アメナガスは




「勘のいい奴が探ろうとしている、証拠であるその男に自殺を命じろ」




と言った。




「勘のいい奴? どういうことだ?」




と言った。


そして、アメナガスは




「勇者一行の1人の舞という奴がお前らの能力を勘付いた……このままだとバレる可能性があるそのためだ」




と言った。


それを聞いてナリアは




「な! どうして!! この依頼と勇者は関係ないだろ!」




と言ったが




「だがバレそうだから隠滅する……分かったな」




と言った。


ナリアは




「そっそうだな……ちょっと待て」




と言って何か集中し始める。


そして




「終わった……ちゃんと自殺している……安心しろ、繫がりも切れたから」




と聞いてアメナガスは




「よくやった……もうちょっと早くした方が良かったかもだまあ大丈夫だろう……もし何かあったらまた話す」


「分かった……」




そう言って2人はアジトから出た。




--------------------------------------------------------------------------------------




次の日




啓示達は舞とリストアとは別れて鍛冶屋に向かった。


そして




「いらっしゃいませー」




と受付のアメナガスはボーッとしながら啓示達を見た。


そして




「また来たんですか? 言っときますがロメイトさん今日も忙しいみたいですよ」




と言った。


それを聞いて衛兵は




「もうロメイトはいい! 今日はその弟子に話をしに来た、そしてお前にもな!」




と言って指を指す。


アメナガスは




「はあ、なんですかーまああいつは呼びますねー」




とやる気なさそうに言った。


そして




「勇者様!! また来ていただきありがとうございます! すみません、今日もロメイトさんは忙しいの一点張りで……」




と男は言った。


ランチェルは




「大丈夫だよ、今日は君に防具や武器を選んで欲しくて来たんだから」




と言った。


それを聞いて男は




「え、でも僕は……」




と言うと


ランチェルは




「自分の力を信じるんじゃないのか?」




と言うと男は




「は! はい! 分かりました! それではご案内します! アメナガスさん! お願いします!」




と言った。


アメナガスは




「そうすねー」




と言って取り敢えず鍵が閉まっている場所を開けた。




「ここに武器や防具がありますよー」




と言って再び受付椅子に戻る。


そして




「まあ勝手にすればいいんじゃないんですかー」




と言って受付で本を読む。




「やる気ないですね……」


「いつもあんな感じです」




と言ってレジリアの言葉に男も呆れながら言った。


そして




「凄いなあ! これがあの少女の作品とは! これはさすがにどれが合うかが分からんぞ!」




とダベダルド言って驚いていた。


男は




「取り敢えず僕自身が合うと思った武器や防具を探しますね」




と言って奥へと入って行った。


そして、男は皆の合うと思った武器や防具を持ってきて




「この斧はどうですか!」




と言ってダベダルドに渡したり、短剣を渡したりとしていた。


すると




「何やってるの?」




と言ってロメイトが顔を覗き込んだ。


すると




「ふーん、あんたが武器選んでるの?」




と聞くと男は




「アンタには関係ないだろ」




と言って悪態をつく。


ロメイトはラベルやレジリアやダベダルドの武器や防具を見て




「……フン」




と鼻で笑った。


それを見て男は




「おい! 何だ!! 何か文句あるのか!」




とさすがに怒った。


ロメイトは




「別に~てか私師匠なのにその態度は何?」




と逆に悪態をついた。


それを聞いてランチェルは




「お前! いい加減にしろ!! いくら自分の作品が認められているからってそれはないだろ! お前が忙しいっていうからこいつが代わりにしてくれてんだろうが!」




と怒るが。




「別に頼んでないしねー……まあ頑張れば―」




と言って無視して出て行ってしまった。


それを聞いてランチェルは




「糞……さすがに腹が立つな」




と言って怒った。


しかし、




「もう俺は気にしません、さ! 頑張って選びますからもし何かあったらまた言ってくださいね!」




と言って武器や防具を選んでいく。




--------------------------------------------------------------------------------




その頃


アルバーバーの食堂へと向かった舞とリストアは




「昨日の事件で男に当たった女の子? さあ? 忘れたなあ……」




と覚えてなさそうにする店員


それを聞いて




「何でもいいんですが見ていないですか?」




と聞くと




「そうだな……うーん……正直女の子なんて昨日いっぱい見たからなあ……全員同じような顔になってきた……」




と言って完全に忘れているようだった。


そして




「他の人にも聞いてみるか」




と言ってお客にも話をしようとすると




「あの……商売の邪魔何でさすがにそれは止めてもらっていいですか?」




と言った。


それを聞いて舞は




「もっ申し訳ありません! ではこれで」




と言って出て行った。


リストアは




「分からなかったね……」




と言ってしょんぼりしていた。


舞は




「でも仕方ない……正直難しいだろうな」




と言って悩んでいた。


エドミールが生きていれば分かったかもしれなかったが牢で死んでしまった為もう分かることも限られているのであった。


そして




「仕方ない……出来る限り調べたいがやはりブラシを買うか……買っていなかったら皆不信がるだろう」




と言って獣人専門店に入って行った。




------------------------------------------------------------------------------------




そして、皆は取り敢えず武器や防具を買い王城へと戻っていた。


そして、ダベダルドは




「この斧ちょっと前と違うなあ、正直今使ってるやつと少し大きいような気がする」




と言って斧を振っていた。


レジリアは




「でもそれしかなかったんでしょ? 斧を研ごうと思ってもロメイトがいないから研げないしってことで」




と言って仕方なさそうにしていた。


そして、剣を振って




「私も少し違う気がするし……ちょっと鳴らした方が良いかもしれないなあ……」




と言っていた。


ラベルも




「俺もです……ちょっと違う気がする」




と言っていた。


そして、それを聞いて




「正直魔王退治は急いだ方が良いがこれじゃあ向かっても負ける可能性がある……王に頼んで何とか扱えるようになってから向った方が良いかもしれないな」




と啓示も賛同した。


ランチェルも




「俺も……時間を掛けるのはダメかもしれないがこの際仕方ないな……」




と言って残念そうに言った。


シャーレ―も




「私が父に言っておきます」




と言ってベクレール王の元へと走って行こうとした時




「おい! シャーレ―! ちょっと待て!」




と言って舞は止めた。




「舞、帰ってたのか!」


「ああ、ブラシなら買ったからな……それよりシャーレ―、今別行動するのはまずいかもしれないから一緒に行くよ!」




と言って舞はついて行った。




「ああもおお!! なんかずっと一緒ってなんかきついよ!! 1人になる時間が欲しい!!」




と言ってラベルは少しイライラしていた。


それを聞いてランチェルは




「我慢をしろ! やばい状況になるかもしれないだろ! 死にたくないなら我慢をしろ!」




とラベルに言った。


ラベルは




「でもよおお、精神を削るのを狙ってだったらどうする! 旅をしてた時もたまに一人になれたからいいけどよ! ずっと誰かがいるって皆きついだろ!」




ともっともな希望を言った。


それを聞いて




「とにかくもうちょっと我慢してくれるか……魔王を倒すまでは……」




と言った。


ラベルは




「糞おお……魔王めええ」




と言ってイライラしていた。


そして、シャーレ―と舞のお願いにより一週間ベクレール王から武器を慣らす期間を貰うことが出来た。


どうやら旅の最中に倒したオークなどのおかげで魔王の軍も進行が遅れてきたようだった。


そして次の日から武器や防具を慣らし始めるのであった。




-----------------------------------------------------------------------------------




そして3日後


ラベルは




「ちょっと休憩!!」




と言って汗だくで言った。


それを聞いて組手を舞としていたランチェルは




「おい! 魔王退治のために時間は少ないんだぞ! もうちょっと真剣にやれよ!」




と言って怒ったが




「疲れたんだからいいだろ!! それにずっと皆と一緒にいるのもしんどいんだ!! ちょっと外でてくる!」




と言って走って行ってしまった。


それを聞いてランチェルは




「おい!!! お前! 何を!!」




と言って怒る。


皆も止めようとしたがいきなりの事だったため止めることが出来なかった。


舞は




「まあ……確かに精神的にキツかったかもしれなかったのかもしれない……そうだな……少し神経質になり過ぎたかもしれない……すまない」




と言って謝った。


ランチェルは




「舞は悪くない! これは仕方ないんだ!」




と庇った。


それを聞いて舞は




「ありがとう、それでもあいつをあまり怒らないでくれ」




と言ってランチェルに言った。




---------------------------------------------------------------------------------------------




王城の外に




「あああ!! 久しぶりの1人だ!!」




と言って嬉しそうに出て来たラベルを見ている者がいた。




「よし!! やはり我慢が出来なかったみたいだな! アメナガスの言う通りだ! ノリア!!」


「了解! どこへ向かってるかをこの通信アイテムを使って伝えるね!」




と言ってアメナガスの報告した。




『了解……東へ行ってるんだな! 直ぐにイナミやロメイトやハイネウスに伝える!』




と通信を返した。


ノリアは




「お願いね!」




と言って笑顔になる。




「楽しみだねえ!! 今日は依頼もないから運がいい!! 最高だ!! 2人目だ!」




と言ってナリアは喜ぶ。




----------------------------------------------------------------------------------------




イナミはある草原にいた。


いつもと違い白いワンピースを着て帽子を被り長い髪を風に揺らしている。


すると




『イナミ、ターゲットが動いた! 頼めるか!』




とアメナガスから連絡が来る。




「了解……休日はまた別の日だね……」




と言って連絡を終わる。


すると




「やあ! 嬢ちゃん! 何をしているの!」




と声がした。




「!!」




イナミは驚き振り返るとそれは今日のターゲットになるはずのラベルであった。




「……何でも……」




と咄嗟に嘘を吐く。


すると




「プハアアア」




と言って煙が顔に掛かる。


イナミは目を見開きながらそれを見ると


ラベルは煙草を吸っていた。




「あ、嬢ちゃんも吸いますか?」




と言うと




バギイイ!!




「うぐば!!」




とイナミはラベルを殴りつける。




「この糞野郎がアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! そんな汚い空気をこっちにまき散らすんじゃねえええええええええええエエエエエエエエエエエエエエ!! そんなに吸いたけりゃ喰えばいいだろうがああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」




と表情を豹変させて怒りに任せて持っていた煙草を口に詰め始めた。




「うぐうううう!! うううぐううううう!!」




と言って抵抗しているがイナミは容赦なく襲う。


すると




「何をしている! 止めろ!」




と言って近くにいた衛兵が止めに入った。




「殺すウウうウウウウウウウウウウウウウウウウうううううう!!」




イナミは暴れまくっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

暗殺者《アサシン》達と勇者一行 糖来 入吐 @pura32

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ