第44話 踏歌の節会《せちえ》


 熱田神宮に奉斎されている草薙の剣。


 原義は、臭い、蛇。


 毒蛇、蝮を追い払う為に草を薙いだからなのか?


 熱田神宮の踏歌祭。


 万年阿良礼ヨロズアラレと詠唱しながら走り去ると言うあられ走りをする祭りの事だ。


 宮中の踏歌の節会せちえ


 元亀四年の四月、天皇による講和の後。


 信長は上京に放火し、内裏だいりと二条城以外の家屋は焼失した。


 京都市中からの放火免除に応じなかったのだ。


 信長の意図は何処にあったのか?


 宮中を中心にした地域の焼失は。


 自称、天皇の御落胤を排除する為だったのだろうか?


 明治時代、信長は、洛北の船岡山に奉じられた。

 


 第44話 了


 

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