第18話 応仁の乱
応仁の乱は、足利幕府8代将軍足利義政の継嗣問題から始まった日本全国を巻き込む内乱だった。
将軍義政の正室日野富子に近づいた吉田神社の神官、吉田
将軍正室に近づいた後、神祇長上を自称した専横。
9代将軍となる足利
応仁の乱が始まったのが1467年からであり、1477年までの十年間の争乱は、戦国時代へと繋がる日本全国の武士が各国で、軍備増強を図る契機ともなった。
日野富子と吉田兼倶の間に生まれた可能性がある義尚。
足利義尚は六角高頼(南近江)討伐中に陣中で没したが、甲賀の地の領主は六角一族だったのだ。
甲賀者は、9代将軍の出自を知っていたのだ。
吉田神道の横暴が戦国時代を作った可能性を否定出来ない理由が、8代将軍義政の実子だったのか、実子でなかったのかが問題であり、フランスブルボン王朝のルイ16世の息子でなかった可能性があるルイ17世の実父問題。
王統を乗っ取る泥棒のような存在。
ルイ16世は包茎であり、マリー・アントワネットとの新婚初夜の晩も、性的な行為を出来なかったのだが、マリー・アントワネットとフェルゼン卿の実子かもしれないルイ17世が誕生した事は、フランス王統が乗っ取られようとしていた事を国民が知り、その偽の王統打破の為に立ちあがったとも言える。
明治天皇陛下は、維新後京都の船岡山に織田信長公の平和建勲の碑を建てたが、織田信長公が足利幕府を倒した事で、吉田神社の神官一族の専横を阻止出来たからという至極当然の見解も出来よう。
王統乗っ取りの為に、王の奥方へ近づき、弁舌巧みに
日本の足利幕府8代将軍足利義政公。銀閣寺を創建した方で有名だが、市川海老蔵さんの父上が演じておられた大河ドラマ。
戦国時代の霊的な呪術戦争……。
室町幕府を呪術で支配した吉田神道。
明治天皇陛下が、神祇伯白川家の伯家神道に戻し、天皇家の神道を吉田一族から取り戻す迄、その吉田神社の神官一族が行っていた事。
日本の進歩を遅らせていた元凶なのか?
異人嫌いの孝明天皇陛下と、
吉田松陰は攘夷を叫んだ後、開国論者としてか、アメリカ船に密航を企て渡米しようとした。
吉田神道の神官梵舜は、吉田神道の元に徳川家康公死後の名前を追贈しようとしたが、天台宗と習合した山王一実神道で、天海大僧正が主張する東照大権現の名が採用されたが、吉田神道が主張した神号は大明神だった。
大権現の本地は菩薩。大明神は明王。
薬師如来と同化した東照大権現は、東方浄瑠璃世界の教主。
浄瑠璃世界。
人形浄瑠璃。
美少女の愛玩具人形を作らせ、それを不気味に愛していた異質な存在……。
戦国時代、怪我をした女性や女性の死体を凌辱していたような存在は、大地震や大災害時に、倫理的な欠落状態から、異質な行動を引き起こす。
武士が倫理的に統制されたのも、織田信長公が軍人と民間人を分け、専従的な軍人を育てたからだが、知的に、倫理的に欠落した状態が引き起こす犯罪は、神戸市を襲った阪神・淡路大震災時にもあったという都市伝説まである。
人形浄瑠璃と愛玩具人形。
戦国時代を通じて、「化け
化け清が地下水を凍結させた池に沈む、何十人もの少女……。
武田信玄の命で信州祢津村でくの一を養成していた女性。
くノ一である美少女を
敵の殿様にその葛籠を届け、敵の大将首を取る役目を負った悲しいくの一の末路が、
吉田の化け
人形浄瑠璃と神道の関係。
最悪の傀儡子であるその存在が、死んだ人間と同じように、横たわる、その美少女の裸身を嘗め回す光景は、不気味な魔界としか表現出来ない地獄絵図でもあったろうが、気にくわぬ出来損ないの人形を、彼は
口が裂けた、人形浄瑠璃の老女の顔。
慶長年間、竹本座の立役の吉田三郎兵衛と女方の辰松八郎兵衛は、出遣いの創始者として知られ、吉田文三郎は人形操作を複雑にし、人形浄瑠璃の典型を固めた。
人形と同型の理論としてのコケシ。
人の身代わり。
誰かの罪の身代わり。
人形を呪符に変えた時、其の呪符で祟る神社の
子の刻とは午前0時から午前2時迄。
神社の御神木に呪符や
人形を愛玩具とした
その吉田の化け清は、
その人形を作る為に、
生きた美少女を保存しようとした、
魔物だったのだ……。
第18話 了
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