第6話 おっさんヒーロー参上?! そのヒーローになるのはあかん!

邪馬台国の周りにまたオロチ兵が現れたようだ。ただいつもと違い……


「あれ?なんかメイクしてるわね?」


「なんじゃと?」


2人は防壁の上で外を見ると


「おいゴラァ!出て来なさいよ!」


「そうよそうよ!ぶっ飛ばすわよ!」


メスのオロチ兵が来たようだ


「ありゃま。こ奴らは紅部隊のではないか……厄介だの」


「え?そうなの?」


「こ奴らはメスのオロチが集まった軍団で、かなり強いと言われとる参ったの〜〜」


このオロチ兵は通常とは違い、精鋭部隊の1種だった。

かなり厄介なのは間違いない


「仕方ないわね……鋼鉄兵魔法……メ〇ルギア!」


これは版権に引っかかるのでアウトォ!

そして紅部隊の前に魔法陣が現れ、鋼鉄兵を出したと思いきや……


「我らは!オッサンだ!」


太ってるオッサンが3人現れたようだ。

あれ?オッサン?


「な、なんでオッサンが来るのよ!」


「な、なんなんじゃ? こ奴らは?」


オッサンが来たことにほぼ幻滅したが……


「チェーーンジ! とぉう!」


3人のオッサンが飛ぶと新幹線が現れた。N700系、H5系、0系の新幹線達がオッサンの外装として装備されていく


「我はN700系 のぞみ!」


「ワイはH5系 はやぶさ!」


「ワシが0系 こだま!」


「「「我らはシンカリウド! 我らが交通の安全を守る!」」」


と上手く決めポーズを決めて、背後にはヒーローショーの爆発が演出された

あれ?シンカリウド?……シンカリオ((殴


「お前らが悪の手先か!」


「なんだ? こいつら? やっちまえ!」


紅部隊がシンカリウド達に牙を向けて、剣を振るが


「な、なに?!」


「この鎧硬い?! あたし達の剣が効かないなんて!」


そう言えばこの時代の武器はまだ青銅の剣のため、通常の鉄より強度が低い。

そしてシンカリウドの材質はアルミ合金のため、刃が入らないのだ!


「そんな剣で倒せるか!のぞみフラッシュ!」


フラッシュライトが光出して、ビームのように焼き払う!


「あ、あちぃぃぃ?!」


「こいつらなんだ! 太陽の使い手か?!」


あまりの攻撃に戸惑う紅部隊は逃げ回る。

そしてはやぶさが


「ワイのスピードくらいやがれ! イーグル・スナイプ!」


ハヤブサの急降下のように1匹1匹狩るハンターのごとく、装備している剣で切りつけていた


「は、早すぎる!」


「ただコブのような変な鎧野郎を倒すぞ! アイツはかなりのジジィだ!」


こだまに目掛けて複数人で襲いかかるが


「ふん!」


サイドチェストのようなマッスルポーズをとる。オロチ兵は切りつけるがベクトル反射のように跳ね返される


「ぎゃぁぁ?!」


「こ、こいつら強い!」


オジサンだからと舐めていたのか威勢があったにも関わらず、あまりの強さに身を引き始める


「「「我らの力を見るといい! とぉう!」」」


3人のシンカリウドが飛び交い、新幹線となってオロチ兵達に突っ込む


「「「正義に光を! 迅速クラッシュ!」」」


「「「うぎゃぁぁぁぁああああ」」」


ボーリングのピンのように紅部隊が飛んでいき、そのままシンカリウドたちが消え去ってゆく。

そのあとは戦場のあとのように、オロチ兵達が倒れていた


「終わったわね…… やれやれだわ」


「そうじゃの…… あの強者つわもの達を残したかったの」


「そうだけど、どうらやら3分間しか効果がないみたい」


改めて魔法を振り返るとほとんどのは3分間になっており、どこぞの某巨人の同じ仕組みのようだ


「そうかぁ…… じゃが変じゃのぉ」


「え?変って?」


変とは一体なんのことだろうか?……

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魔法使いの転生先が縄文時代でパロディ魔法で防衛する件について! 四季巡 @shikisyuichi

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