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「逃げるんじゃよォォ~ッ!」
「おじいさん、待ってください!」
おじいさんがいきなり駆け出したので、おばあさんも焦ってそれに続きます。2人はもう無我夢中で走りました。
とは言え、慣れない山道ですからいつまでも思い通りに走れるはずもありません。
先行していたおじいさんが足を踏み外し、おばあさんもつられてつまづきます。2人はそのまま崖の下に転がり落ちてしまったのでした。
「うわあああ~っ!」
「キャアアア~ッ!」
崖の下に落ちた2人はしばらく気を失っていましたが、やがて意識も回復します。目が覚めた2人の目に映ったのは世にも奇妙な光景でした。
――そこは、住人が全て妖怪と言う、妖怪の村だったのです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894369782
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