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「赤いアレって何ですか?」

「うん、詳しい事は分からんのじゃが、何でもそれを見つけて売れば大金持ちになれるんじゃと」

「貴重なものなんですねぇ」

「まぁ、ワシらには縁のないものじゃろうな」


 おじいさんとおばあさんはそう言って笑い合いました。昼食が終わっておばあさんが片付けをしている頃、おじいさんは仕事帰りに買ってきた情報誌を熱心に眺めています。おばあさんはそんなおじいさんの背中越しからそっと覗き込みました。


「何読んでるんですか」

「い、いやちょっと気になる記事があってな……」


 おじいさんは焦っていましたが、その開いたページを見ておばあさんも得心が行きます。それは赤いアレについて書かれたページでした。


「おじいさん……」



 面白そうなのでおじいさんの背中を押す

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894352754

 胡散臭いのでおじいさんを諌める

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894389743

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