　街に着いたおじいさんは取り敢えず辺りをブラブラと散策する事にしました。街は多くの人が行き交い、とても活気に溢れています。おじいさんは人見知りな性分がありましたが、周りに知り合いがいないこの状況では、わりと気楽に動く事が出来ました。

　建物を見たり、お店を見たり、おじいさんなりのペースで街を楽しみます。表通りを一通り歩いて、そろそろ違う場所に行ってみようかと考えていたところでした。物陰で不安そうに辺りをキョロキョロと顔を動かす女性を見かけます。

　気になったおじいさんがその女性に近付くと、突然悪漢に囲まれてしまいました。どうやら女性を追いかけていた団体さんのようです。その数は８人。当然ながら女性は怯えて声も出せない様子。

　おじいさんもここでいいところを見せたいところですが、何分多勢に無勢です。この降って湧いたトラブルに、おじいさんは頭を悩ませました。

　困っている女性は見過ごせないので立ち向かう

　怖い！　逃げるしかない！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい