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「さて、このうちわを試してみるかのう」


 おじいさんは早速貰ったばかりの天狗のうちわを使ってみる事にしました。伝説では一振りで嵐を呼ぶとも言われていますが、さて――。


「そりゃあああー!」


 おじいさんはうちわを手にして大きく振りかぶり、そのまま豪快に振り下ろしました。すると、その一振りでものすごい風が発生し、逆におじいさんが吹き飛んでしまったのです。


「そ、そんなバカなあああ!」


 吹き飛ばされたおじいさんに、この思わぬ空中散歩を楽しむ精神的な余裕はありません。そのまま自由落下に任せていては死ぬと思ったおじいさんは落ちかけるとあおいで、更に落ちかけるとまたあおいでと、少しずつ高度を調整していきます。

 そうして無事に着地に成功した時、おじいさんはとある街に辿り着いていました。


 折角なので、おじいさんは観光をする事にします。



 よし、買い物をしよう

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894205071

 まずは街をブラブラしてみよう

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894205436

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