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「何にぶつかったのかなんて関係ない! 今は早く学校へ……」
おじいさんは何とか立ち上がると、そのまま走り出そうとします。しかし、ぶつかった時に出来た傷はおじいさんの想像以上にヒドイものでした。体中に痛みが走り、移動もだましだまし歩くので精一杯です。
「ゲハッ……」
数歩も歩いたところで、おじいさんは大量の血を吐き出しました。どうやら、ここが限界のようです。おじいさんはその場でバタリと倒れ込み、段々と意識が遠のいていきました。
遠くなる意識の中、ふんもおおと言う牛の鳴き声がおじいさんの耳に届きます。そうして、おじいさんの意識はぷっつりと途絶えたのでした。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894146680
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