21
「神様ァ~。どうかワシを助けてくださりまし~っ!」
おじいさんは指を組んで必死に祈りを捧げました。それからどれくらいの時間が経った事でしょう。目をつむっていたおじいさんの前に何かがやってきたのか、不思議な気配が感じられました。
その気配につられておじいさんはまぶたを上げます。すると、そこにいたのは全身が真っ黒の『何か』でした。顔も黒一色で表情も何もかも分かりません。
その何かはおじいさんに問いかけます。
「呼んだ?」
神様と呼ぶにはあまりにも異様なその存在に、おじいさんは答えるのをためらってしまいます。何かはおじいさんの答えを辛抱強くじいっと待っていました。
「そうじゃとも、ワシがお前様を呼んだのじゃ」と答える
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894165964
「いんや、ワシはお前様など呼んではおらぬ!」と答える
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894124932/episodes/1177354054894166012
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