第2.5話



ここは何処だ?暗い......俺は確か、アイツらに言われた通りに二人組を奇襲、したハズで......その後......

どうなったんだっけ?

俺はギルドにいたはずなのにどうしてこんな廃墟みたいな所にいるんだ......?

あ。誰か、いる。

「ほらぁ、やっぱダメじゃん。僕ら自身で行かなきゃでしょ。ね、そう思うよね?テイラー。」

「俺はアイツらの実力と噂が本当かを知りたくてだな、決して此奴にあの二人が倒せると思っていたわけでは、」

「どうでもいい。俺が、倒す。」

「もー、ニルはそれしか言わないんだから。」

やっと暗さに目が慣れてきて、声が聞こえる方向を見るといたのはアイツらだった。巨体のあまり喋らないニルと呼ばれる男、眼鏡をかけてキチッとした格好をしている一番まともそうに見えるテイラーと呼ばれる男、そして少し高い声でよく喋る......男......?コイツだけはよくわからない。

というか、俺はこいつらに騙されたんだ!!!

「っ、おい!!お前ら、最初に聞いてた話と違ったぞ!説明しろ!!」

「五月蝿いなぁ。ニル、お願い。」

「......部分強化、筋肉マスル

なんだ?空気が、変わ───



「おい、ナチ。そうやってすぐ殺すのをやめろと俺はいつもいつも......」

「しょうがないでしょ。五月蝿かったんだもん。」

「はぁ......処理にも魔力使うんだよ......面倒くさい......」

「ごめんごめん、よろしく!」

「ド阿呆が......隠滅デストラクション

「ヒュウっ、流石テイラーだね、跡形もないよ。やっぱりテイラーが1番なんじゃない?」

「俺はそれを証明するためにお前らと......」

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最強の冒険者達は人を探して @Kisaragi_8

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