前話でメイプル、シャーロット、イーデンの若い三人の爽やかな未来へと結び、
ここでニュートンのヒトの欲望ともいえる真理への飽くなき追求で終わるのが素晴らしいです。
個人的に統一理論とか好きなので、錬金術が真理の追究と置き換えられるならばニュートンの後にホイル、オッペンハイマー、アインシュタイン、ホーキングなどの物理学者や、ニーチェやハイデッガーのような真理や神の証明・非証明を目指す哲学に繋がっていくのだと思うとぞくぞくしました。
作者からの返信
うまく要約しきれなかったのですが、キリスト教側の近代化で、錬金術的思考が歴史の表舞台から退場し、改めて再帰してくるのが20世紀の心理学の登場を待たなければならなかったというのも感慨深いですね。
ユングが夢のイメージが錬金術の象徴と合致する事を発見し、親交のある理論物理学者たちに影響を与え、間接的に量子力学に繋がっていく。
20世紀初頭と錬金術師というのも面白そうではありますが、取りあえず続編を書くなら「ハックルベリー・フィンの冒険」を下敷きにしたミシシッピ川の川下り。まぁ、当分手はつけませんが。当時のフレンチアメリカは資料も無いし、ほとんどインディアン絡みの創作にならざる負えないだろうけど。
西部劇はよく映画や小説でよく見るのですが、19世紀以上まで遡ると遡ると、知っている事が殆どがありませんでした。
時代背景や技術の発展具合を新しく知れ、大変有意義な読者体験だったと思います。
カクヨムで流行っている“転生もの”の原点は、マーク・トウェインの『アーサー王宮廷のコネティカット・ヤンキー』まで遡るんじゃないかとたまに思ったりします。
米文学面白いです。
応援しております。
作者からの返信
読了ありがとうございます。