第二十三話 ドッペルゲンガー
ある男が小学生の頃に起きた出来事。
校舎の階段を上り始めたところでクラスメイトの女の子とすれ違った。放課後だった為、下校の挨拶を互いに交わし先に進む。
自分のクラスは三階にある。折り返し型の階段を上り間もなく三階に着こうかという時、再びクラスメイトの女の子とすれ違った。
それは下の階で挨拶した女の子……確認したところ、今教室から出てきたのだという。
最初に挨拶した際、雑談を交わした為人違いの可能性は低い。何より服装も同じなのだ。
あれは何だったのか……今となっては確める術はない。
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