第2話 本物川小説大賞

 自分がkuso小説と初めて出会ったのは2016年の9月。

 雑シン小説と呼ばれる、シン・ゴジラのパロディを書くのが流行った時でした。


 そもそもですが、自分は今でこそ川系の方々にkuso小説書きとして認識されていますが、本物川小説大賞に参加したのは第五回が初めてであり、現在の本家が第十回なのを考えると新参と古参の中間ぐらいな感じです。


 ちなみに、その第五回に参加した理由はフォロワーが『文章で殴り合う大会に参加します!』みたいな事を言っていたので、面白そうだなと思って自分も突発的に参加したという物。なので、誰かに誘われたわけでもなく、なんか面白そうなことをやっていたから横から参加しただけです。

 そして、参加作はこれ。

【箱庭的宇宙再現装置による未来予測実験について】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881483488

 読んでもらえば分かるけど、かなり真面目な作品です。そしてクトゥルフ物。で、初参加で銀賞を頂いた。(イェーイしぃるさん見てるー?クトゥルフ物で本家川系の受賞しちゃってまーす!!)


 ここから所謂本物川界隈※3の方々と接点を持つことになり、そこで冒頭で説明した雑シン小説と出会ったのです。

 又、同じ年の10月に起きた女子力大学院(https://kakuyomu.jp/works/1177354054881885342)という気付いたらリレー小説になっていた作品も自分にすごく影響を与えました。


 雑シン小説という『雑だけど起承転結はそれなりにちゃんとしている』作品。

 女子力大学院という『予測できない超展開で進む』作品。


 この二つの作品を読んだ後に参加した2016年末の第六回本物川小説大賞の参加作を見て貰えれば、自分に何が起きたかが分かると思います。

【シン・ネン】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882296187

 ね?いきなりkuso小説になったでしょ?


 いやね、最初からこれを書いていたわけじゃないのよ。本当は

【Call】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882084049

 っていう、箱庭的宇宙再現装置から更に進化させた作品を書いていたんだけど、期日に間に合わないと思ったから締め切り三日前に(とにかく何か提出しよう…そうだ、自分も雑シン小説を書くか!!)と思い至って、仕事しながら三日で17000字書き上げたのよ。


 そしたら、なんか講評でめっちゃ褒められた(特に謎の概念さんに)から調子に乗ってこんな作品を次々に書くようになっちゃったのね。


 その次の第七回本物川小説大賞の応募作もこれだし。

【本物山小説大賞殺人事件】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884472357

 講評でも書かれたけど、プロローグで終わってしまっているから自分ではちょっと不完全燃焼な作品。


 まあ、シン・ネンを3日で書いたりとか餃子マンを2時間で書いたりとかしちゃってるんだからこういう作品の才能があったんだろうね。不思議だよね。



 つまり、自分のkuso小説ちからは本物川小説大賞が育てたと言っても過言ではないのです。


 




※3:個人で小説大賞を開く人とそれに参加する人達の事

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