応援コメント

「異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(2)「季節はずれの肝試し」」 作者:鳥川ハル様」への応援コメント

  •  お読みいただき、ありがとうございました。
     実は最初。この企画の一作目を、ここやツイートで絶賛されていたのを見て、企画二作目として読まれることのプレッシャーを感じていました。美味しいものを食べた直後は舌が肥えてしまい、よほど美味しくないと「美味しい」と感じてもらえないのではないか、そんな心配をしていました。
     でも結局、それなりに楽しんでいただけたようで、まずはホッとしています。
     途中で書き込まれた短い応援コメントが、まさに『登場人物の醜い様子に腹を立てたり、善良な人の無念さに心を痛めたり』というニュアンスだったので、作品世界に入り込んでいただけているとわかり、嬉しくなりました。

     この作品は、ニコ生ホラーを見ていて、肝試しに巻き込まれて呪い殺された人の遺族感情に思いを馳せて、そこから想像した物語でした。ただし『遺族』を主人公としても話が成立しない、と書くのを躊躇していたところで「そうだ! 異世界裏稼業シリーズがあるじゃないか! それなら『主人公』ではなく、ほどよく中心人物にできる!」ということで書き始めた次第です。キャッチコピーでオカルト面を強調していたのも、この経緯があったからでした。
     このように私自身の頭の中で、最初からこのシリーズ向けに企画したものではなかっただけに、『最初は異世界オカルトものとして読み始め、途中で異世界裏稼業というタイトルを思い出した』という感想も、『すみません』と言っていただく必要はなく、むしろ作者と読者がシンクロするように感じられて、感謝しています。

     他にも『中盤からもう勢い止まりませんでした』『魔法設定もしっかりしていて、さすがです』とか、嬉しいお言葉は色々あったのですが……。一番嬉しかったのは、この部分です。

    >悪い奴には天罰を!
    >こういう家業が存在する世界はいいなあと思いました。

     この作品は、時代劇でいうならば「水戸黄門」「暴れん将軍」ではなく「必殺仕事人」「影の軍団」みたいなタイプ。人によって個人的に合う合わないが大きい作風だと思うので、何よりも受け入れてもらえたことが一番となるのでした。

     最初にも書きましたが、それなりに楽しんでいただけたようで幸いです。本当にありがとうございました。

    作者からの返信

    今回もありがとうございました。
    最初にオカルトのネタがあって、抱えていたシリーズの第二弾にしたわけですね。
    読みながら(1)が気になりました。
    企画が終わったら読もうと思ってます。

    鳥川さんは前から凄いなあと思ってましたが、今回でさらにその意識を強めました。
    人間を書くのがうますぎます。
    異世界なのに、人間が生き生きしてました。