17年前
どうもお~~天使の裁判所でーす!
これは現行犯の性犯罪をさくっと裁いてさくっと解決するよぉ〜〜
今回、17年前に芸人さんにホテルでレイプされたとか書いてあったんだよ~~
でも、天使の裁判所は現行犯を裁いて解決する裁判所だから、17年前の性犯罪はてがだせないんだよお〜〜
というわけで、17年前にタイムワープするよお~~
ホテルで芸人と若いアイドルが密会していた。
シャワーを浴びたアイドルがベットの芸人に抱きつき、舌を絡ませ…………
「どうもお~~、天使の裁判所でーす!」
「性犯罪の現行犯をさくっと裁いてさくっと解決するよお~~~」
ベッドの周りに突然現れる白タイツの男達
「…………はぁ?」
「…………キャアッ!痴漢?」
「なっ!なんやこれ?…………びっくりテレビ?」
芸人がメッチャびっくりしていた。女性は毛布やらシーツを体に巻きつけて目だけ出してる。
「どうもお〜〜〜天使の裁判所でーす!!」
「性犯罪の現行犯をさくっとかいけつするよぉ〜〜」
「性犯罪って、知らんがな!俺は何もやってへんど」
「芸人さん、アンタねえ、17年後にこの女性に強姦されたって訴えられるんだよぉ~~」
「はあ、何やて」
芸人は女を見て
「なんやお前、さては!○○プロの回しモンやったんか!」
芸人は女の腕を掴んでベッドから引きずり出す。
「痛い!痛い!違うわよ!知らないわよ!」
「いや最初からなんやおかしいと思っとったんや、お前、俺のコト前からあんまり好きやなかったやんけ、それがこんなトコに来るやなんて、なんや、俺はだまされたんかぁ〜〜〜〜〜〜〜!!」
「してない!そんなんしてない!私、前からファンだったのよ!」
「出てけ!」
「え?」
「出てけ!俺の前に顔みせんな!」
女の腕を掴んで廊下に引きずり出す芸人、女を引きずり出して、そのまま服やらドレスやら靴やらを女に投げつける。
ベッドに座り込む芸人
「えっと……有罪?無罪?」
「なにがや?」
「だから、有罪、無罪選べるんだよ」
「……………有罪じゃ!」
「はい、ゆうざーい…………」
「……ゆうざ………い………」
「………ゆうざ………い………」
芸人は男たちを睨みつける
「……あの……じゃあ、罪は?」
男は『死刑』『罰金刑』『くすぐりの刑』とか書いた紙を芸人に向ける
「あの女は……あのアホの事務所の女やったな………覚えとれよ……死刑じゃ………死刑じゃ………死刑じゃーーーーーーー!!!!」
ベッドの上に仁王立ちになり絶叫する芸人
「………はい……しけい………」
「はい………しけい………」
「しけい………」
「白塗りの男達はベッドの周りの暗がりに消えていった」
17年後
芸人にホテルで強姦されたと訴えた女は、実は17年前、事件だとされる当日、ホテルの帰りに自動車事故で亡くなっており、芸能雑誌に性犯罪記事を売ったのは全く別人の、ネットの芸能オタクだということがわかって、事態は収束した。
天使の裁判所 isidaiori @isidaiori
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。天使の裁判所の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます