偽善でもいいじゃない。人間だもの。

主人公は決して善性ではないけど、倫理は守るし善いことをする。善いことは「自分のため」にしていて偽善かもしれないけど、たくさんの人が救われていて感謝されている。うまく言えないけど、主人公がやってる善いことは過程とか本人の考えとかはステレオタイプの聖女の行いではないし、主人公は多分本心で、他人のために善いことをしてないって言ってる。実際主人公は割と思考がクズい。考え方が聖女っぽくない(偽物だし)。けどそれは当たり前で、心の底から他人のために善いことをするのは簡単にできることじゃない。結局は偽善じゃんって突っぱねることもできるけど、そうはしたくないと思えた。偽善でも良いと思った。善じゃない人が為す偽善が尊いものだと感じることができた。良い作品でした。ありがとうございました!